絶対的貧困率と相対的貧困率の問題は、本当に根深いと思います。 私の親なんかだとリアル貧乏で苦労してきているだけに、今の子供が貧困だと聞いても「わしらの頃はもっと辛かった、今の子は甘えてる」という思い込みが先に立って、その感覚はもう変えようがないところまできていると感じます。 そういえば、ある友人(40代女性)は幼い頃家庭環境のせいで貧しい生活を強いられ、すごく苦労してきた人なのですが、その彼女の口から「今の子供が貧困と言われても違和感がある」という発言が出た時はすこし驚きました。 また別の友人で、結婚して働きながら子育てをしている女性は、シングルマザーの話題になると「でもあの人たちは手当もらってるでしょ?」と苦々しい顔で言い放ちました。(私は仕事でこんなに苦労してるのにあの人たちは甘えてる)と言わんばかりの口調でした。 こういう議論ではつい「金持ちVS貧乏人」とか「年寄VS若者」とか「男性VS女性」とかいう図式で見てしまいがちですが、本当の溝は、保育園をめぐる説明会で母親同士が言い争っていたように、意外と近い立場の人の間にあるのかもしれない、と感じた出来事でした。
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小林よしのりチャンネル
(ID:1763943)
絶対的貧困率と相対的貧困率の問題は、本当に根深いと思います。
私の親なんかだとリアル貧乏で苦労してきているだけに、今の子供が貧困だと聞いても「わしらの頃はもっと辛かった、今の子は甘えてる」という思い込みが先に立って、その感覚はもう変えようがないところまできていると感じます。
そういえば、ある友人(40代女性)は幼い頃家庭環境のせいで貧しい生活を強いられ、すごく苦労してきた人なのですが、その彼女の口から「今の子供が貧困と言われても違和感がある」という発言が出た時はすこし驚きました。
また別の友人で、結婚して働きながら子育てをしている女性は、シングルマザーの話題になると「でもあの人たちは手当もらってるでしょ?」と苦々しい顔で言い放ちました。(私は仕事でこんなに苦労してるのにあの人たちは甘えてる)と言わんばかりの口調でした。
こういう議論ではつい「金持ちVS貧乏人」とか「年寄VS若者」とか「男性VS女性」とかいう図式で見てしまいがちですが、本当の溝は、保育園をめぐる説明会で母親同士が言い争っていたように、意外と近い立場の人の間にあるのかもしれない、と感じた出来事でした。