こんにちは(^O^)/
前々回の記事では<会話力を上げる方法>について具体的に説明しました。
本日は<第一印象をよくする方法>について書きます。
会話力と第一印象は、恋愛に限らず、人間関係・仕事・就活など人生全般で役立つので、参考にしてもらえれば幸いです。
男性向けの恋愛本を読んでると
「もっとも大事な前提がちゃんと書かれていない」
と感じます。
もっとも大事な前提とは
<女性は第一印象で「この人、感じがいいな」と思うから「もっと話してみたい」と思うし、会話していて「居心地がいいな、話してて楽しいな」と思うから「また会いたいな」と思う>
ということ。
これは女性に限らず、人間の基本的な心理です。
にもかかわらず、恋愛本には<気のきいたデートの誘い方>とか<エスコートの方法>といったことばかり、細かく載っている。
そんな小手先のテクニックを学んでも、恋愛はうまくいきません。むしろ、逆効果になることも。
女性は「感じがいいな、話してて楽しいな」と思ったら、不器用な誘い方でもデートに応じるのです。
デート中に男性がアタフタと失敗しても「話してて楽しいから、まあいっか」ととくに気にしません。
にもかかわらず、恋愛本には
<女性はデート中、減点法でチェックしてます。だからエスコートで失敗してはいけません>
と、脅迫するような文章が載っている。
そんなこと言われたら、ますます恋愛が面倒くさくなりますよね?
それに、そんなのは大嘘。
女性が嫌なのは、リラックスしてデートや会話を楽しめないこと。
奥手な男性が「あれもこれもしなきゃ、あれもこれもしちゃダメ」とガチガチに緊張していると、その緊張が伝わって、リラックスして楽しめない。
それで「なんか疲れちゃうな、居心地悪いな…」と感じてしまうのです。
女性は「感じがいいな、話してて楽しいな」と好印象を抱いてる相手に対して、しょうもないことで減点なんかしません。
男同士でもそうですよね?
皆さんが「コイツいい奴だな、一緒にいて楽しいな」という男友達と出かけて、相手が道を間違えても、とくに気にしないし、嫌いになったりしないはず。
「こいつといても楽しくないな」という男友達と出かけて、相手が道を間違えたら「なんだよ、まったく…」とイラッとくるでしょう。
些細なことが気になるのは、そもそも相手にいい印象を抱いてないから。
よって<第一印象>と<会話力>を磨いて、好印象を与えることが、何より大事なのです。そこさえしっかり磨けば、あとはどうとでもなる。
それでは、第一印象の磨き方について。
<第一印象は6秒で決まる>という研究結果があるそうです。
また<第一印象はどこで決まる?>という国内のアンケートに、男性の66%・女性の47%が<表情>を選んでいます。
男女ともに、美人とかイケメンよりも、<表情>が第一印象を決定づける。
※ただイケとコメントされている方は(大半はネタでしょうが)、自分の顔を鏡で見てみてください。他人が「話しかけやすい」と思うような表情をしているか?
皆さんも、美人でも不機嫌なしかめっ面だったり、能面のように無表情な女性には「話しかけにくい」と感じるでしょう。
明るい笑顔の女性には「話しかけやすい」「もっと話してみたい」と感じるはずです。
ただ普段から人とあまり接していなかったり、異性と接点が少なかったりすると、「自然な笑顔」がすっと出てこない。
約30種類ある表情筋は、普段から動かしてないと、いざという時に動きません。
よって筋トレと同じで<顔の筋肉を動かして、自然な笑顔を出す練習>をしてください。
また「目は口ほどにものを言う」といいますが、自信なさげに伏し目がちだったり、キョロキョロ視線がさまようと、相手は居心地悪く感じます。
第一印象のいい人は、自然な明るい笑顔で、イキイキと輝いた目をしています。
とある記事には<内面のプラス感情から湧き出る気持ちが、イキイキとした表情となって自然に表れる>と書いてましたが「そんな抽象的なこと言われても、わかんねーよ」と思いますよね?私もわかんねーわ。
そこで具体的な方法を書きます。
鏡の前に立ち、眉毛を軽くあげて、目をパチッと開きましょう。そしてイーの口で、口角をあげましょう。
その状態で、元気いっぱいに「オッス、オラ悟空!!」と叫んでください。
そうすると、イキイキ感が出ます。
初対面で「こんにちは」「はじめまして」と挨拶する時は、この表情でオッケー。
ただ会話の最中ずっと「オラ悟空!!」だと、元気キャラすぎて不自然です。
そこで<自然体のほがらかな表情>も練習しましょう。
それは、動物の赤ちゃんの動画を観ている時の表情。
可愛い動物の赤ちゃんを観ていると、人は優しげな目になって、口角も自然にあがります。
ネットでその手の動画を探して、鏡で自分の顔を見ながら、研究してください。
「オラ悟空!」で初対面の挨拶をして、「アメリカバクの赤ちゃんって可愛いな…」の表情で会話をすれば、第一印象はぐっとUPします。
マクドナルドの店員さんは、内面のプラス感情から湧き出る気持ちで「ポテトもご一緒にいかがですか?」と微笑んでるわけではなく、単に笑顔を出すのに慣れているのです。
皆さんも鏡の前で練習を重ねて、慣れてください。
そうすれば、女性だけじゃなく男性にも好印象を与えられます。
表情以外で重要なのは、<姿勢・視線・口調>です。
初対面で好印象の人は、背筋がすっと伸びている。
一方、猫背・腕組み・椅子の背に寄りかかるといった姿勢だと、印象がよろしくない。
つねに<タケコプターで頭を引っぱられてるイメージ>で、背筋を伸ばしましょう。
視線については、一か所に定めることが大事。
「人の目を見て話せない」と悩む人は多いですが、日本人の多くは人の目を見て話すのが苦手。
なのであまり目を凝視しすぎると、相手も圧迫感を感じて、居心地悪く感じる。
よって視線がキョロキョロさまよわないよう、相手の鼻や口を見ながら会話しましょう。
それで慣れてきたら、たまに相手の目を見て「うんうん」「そうなんだ」と相づちを打ってから、鼻や口に戻すとベスト。
これも慣れたら自然にできるようになるので、普段の生活の中で練習してください。
口調については<落ち着いた口調で、ハッキリとしゃべる>のがベスト。
小声でボソボソしゃべったり、わーっと早口でしゃべられると、相手はリラックスできない。
軽部さんなど、男性アナウンサーの話し方を観察してください。
軽部さんが猫背でうつむいてキョロキョロしながらボソボソしゃっていたら、不審な人物ですよね?
笑顔で背筋を伸ばし、落ち着いた口調でハッキリしゃべるから「いい人そう」と好印象になるのです。
同じ顔の作りでも、表情・姿勢・視線・口調で印象はガラリと変わります。
アナウンサーのインタビュー場面を見ながら、お手本にしてみましょう。
続いて、相づちについて。
<人は7対3の割合で、自分の話を多めに聞いてもらうと嬉しい>という調査結果があります。だから、聞き上手は好かれるのです。
ただ黙って聞いてるだけだと「ちゃんと聞いてる?」と相手は不安になるので、いい感じに相づちを打ちましょう。
会話上手な人は「へえ」「そうなんだ」「うんうん」「なるほど」「わかるわかる」と声に出して相づちを打ちます。
なおかつ、表情や仕草が豊か。「へえー!」「なるほど~」と声を出しながら、目を見開いたり、うんうんと頷いたり。
すると相手は「興味を持って聞いてくれてる」「私の気持ちをわかってくれてる」と実感して、嬉しく感じる。
アナウンサーのインタビューや、周りの会話上手な人が話している場面を観察して、そのテクを学びましょう。
バーのバーテンさんなど接客のプロなので、参考になると思います。
注意してほしいのは、「ナイスな相づちを打とう!」と意気込みすぎると、わざとらしくなってしまう点。
そうならないためには、真剣に相手の話に耳を傾けてください。真剣さや本気さは、ちゃんと相手に伝わります。
じっくり真剣に話を聞けば「へえ」「なるほど」と自然と思うもの。そう思った時に「へえ」「なるほど」と口に出せば、自然な相づちに聞こえます。
また、会話の中で<気づかいや思いやり>が伝われば、さらに好感度はUPします。
そのためにオススメなのが「ありがとう」「大丈夫?」を口ぐせにすること。
店員さんが飲み物を運んでくれた時も、「あ、どーも」とボソッと言うんじゃなく「ありがとう」と言った方が、感謝の気持ちが伝わる。
また、周りの人に「大丈夫?寒くない?」「大丈夫?忙しそうだけど」と声をかければ、気づかいのできる人と思われます。
普段から口ぐせにすれば、異性の前でも自然に出るので、トライしてください。
以上のポイントを学んだら、ぜひ鏡の前でやってみましょう。
頭の中で「自然な笑顔で」「背筋を伸ばして」とか考えていても、すぐにはできないから。
鏡の前でポイントを心がけつつ「はじめまして!」「うんうん、そうなんだ」「ありがとう、大丈夫?」と練習してみましょう。
その現場をオカンに見られたら「息子が遠い世界に行ってしまった…」と心配されるので、家族のいない時にしましょう。
北島マヤのように「私は女優!女優なのよ!!」と自分に言い聞かせて、練習してください。
私も十代の頃はコンプレックスの塊のデブだったので、コンビニの店員さんにも「笑われてるんじゃないか」とビクビクしていました。
そこから練習を重ねて、自然に人と会話できるようになりました。その時「オッス、オラ悟空!」とかも編み出した。鳥山先生、ありがとう。
うしじまいい肉さんのブロマガに、こんな文章が載ってました。
<私は若い頃、電話対応がまともにできなくて「会社名・名前・連絡先」の3つしか聞くことないのに、てんぱって聞くのを忘れたりしていましたが、
不動産屋で100回くらい、知らない会社にマニュアル通りに電話かけたら
ある日を境にどんな電話も臨機応変に対応出来るようになりました。
しかもそのスキルは不可逆で、その日以降は電話対応に困ったこと無いです>
うしじまさんは<積み重ねがある一定を超えると、自然と身につく>と書いてらっしゃいました。
尻もすばらしけりゃ、書くこともすばらしい。私もあんないい肉に生まれたかった…
私の場合、中高一貫の女子校から共学の大学に進んだのが転機でした。
私は男子が8割の学部に進みました。それで体育の授業でペアを組まされたり、グループで発表させられたりと、最初はもう生き地獄だった。
18歳で相撲部屋に放りこまれた新弟子のように、ぶつかり稽古しまくる日々。
男子の前で挙動不審になったり、無口で半笑いのデブとして引かれたり、さんざん痛い目にあったけど、半年もすれば自然に話せるようになりました。
精神と時の部屋で修行した悟空のように、過酷な状況に追い込まれて、短期間でパワーアップできたのです。
うしじまさんの言うとおり、積み重ねがある一定を超えると、自然と身につく。
失敗から学ぶことで、コミュニケーション能力が上がっていく。
それにボコボコに打たれるうちに、打たれ強くなって、失敗してもあまり傷つかなくなります。
「彼女がほしい」「自分を変えたい」という方は、新弟子になったつもりで、女性のいる場所に飛び込んでください。
その前に、見た目に自信のない方は、服装と髪型を変えるのがオススメ。
「自分はダサくない」と思えれば、それだけで大きな自信がつきます。
国内の調査でも、6割の女性が<イケメンよりも雰囲気イケメン(服装と髪型に清潔感とオシャレ感のある男子)が好き>と答えています。
女性は上下ケミカルウォッシュで会話できない亀梨くんより、オシャレで楽しく会話できるフット岩尾を選ぶ。
オタク婚活パーティーを見学した時も、いわゆるイケメンは1人もいなかったけど、みんな自分なりにオシャレして会話をがんばっていました。
そして5割がカップル成立していました。
まあ身銭を切って会費を払ってるんだから、がんばらなきゃ損ですよね。
それでは次回<パワーとコストをかけず、1日で見た目を変える方法>を書きます。
(今すぐ知りたい方は、拙書『モタク』を参考にしてください。男女の出会いの場の特徴なども書いてます)
最後に。10/26の記事の相談者、Rさんのメールを紹介します。
Rさん(19歳)は<中学時代に無視や迫害を受けて、今でも他人と話す時に警戒心をむき出しにしてしまい、コミュニケーションが非常に苦手>とお悩みをくださいました。
その後、以下のような近況報告を送ってくれました。
<お陰さまで、あれからGAPやマルイに通うようになりました。
買わないで見るだけのことが多いですが(なんせお金が…)。
先日はマルイでブーツを購入したのですが、店員さんはお話がとても上手だと改めて思いました。こちらまで元気になってきそうです。
こないだもセーターを見に行きましたが、とても接客が上手でした。
フレンドリーな店員さんのお陰で、少しだけ初対面の会話がうまくできるようになりました。
またあれ以来、mixiを利用して様々なところで交流を始めました。趣味のコミュを探して、オフ会やイベントにも出かけました。
年上や同世代の男女とコメントやメッセージのやりとりをしたり、何人かとは親しくなれました。
初めてのオフ会では、会場がチャラい方々が来そうなおしゃれなバーで、すごく緊張しました。
でもメンバーが全員私より年上で(20代前半~アラサーの方々)、勢いにのせてくれたお陰か、お酒も入ってないのにテンションがあがり、大騒ぎでした。
その結果、男女1人ずつと連絡先を交換できて(Lineでですが)結構うれしい状況でした。
その後もオフ会やイベントに参加して、頻繁にメッセージやコメントをやりとりする女子もできました。
1年前だったら絶対こんなことできてなかったかも…
今までの私はバイト先の飲み会でも、隅でふてていました。
でもそれなりに見た目を整えて、相手の話をまず聞いてみることを心がけて、以前より楽しめるようになってきました。
そして他人に興味を持ち、いろいろ聞いてみることにしました。
(その方が見聞を広められるし、他人に無関心でクールなフリなど幼い、と気づいたので)
すると色んな人がいて、意外な趣味や経歴や考え方の人もいて、面白いな~と素直に思いました。
だから、これからもより一層他人のことを知るために、頑張りたいと思います。
(本当はもっと早くそうするべきだったんですよね…)。
近況は大体こんな感じです。
中高時代の元半引きこもり(コミュニケーションに問題あり)はそんなすぐ治らないし、今でも自分だけ取り残されてるように感じて、へこたれることもあります。
でも相談に応えていただいたお陰で、人生のターニングポイントを得ることができたし、コミュニケーション力の向上や、自分に自信をもつことにつながったと思ってます。
まだまだ色んな人と交流できそうな、そんな気がしています。親には「オフ会などくだらないし、やめろ」と言われますが(笑)私にはそうは思えません。
すごく近い仲にはなれないとしても、親しい人たちがこんなにできたのだから。
長文失礼いたしました。最後まで読んでくださりありがとうございました>
Rさんに<このメールをニコ動に載せていいですか?>とメールしたところ、<まだ彼女はできませんが、女の子の友達は増えました。本当に感謝しています>と返信をもらいました。
こちらこそ、ありがてえなあ…。・゚・(*ノД`*)・゚・。
コツコツ記事を書いてる甲斐があるものです。
それでは、質問・相談・感想など、どしどしお待ちしています(^O^)/
また金曜にお会いしましょ~♪
メールはコチラまで→artesia59@live.jp
ほぼ毎日、近況や写真をUPしてます→http://www.facebook.com/artesia59
ヤプログ!にも恋愛&相談コラム書いてます→http://yaplog.jp/artesiasom/
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前々回の記事では<会話力を上げる方法>について具体的に説明しました。
本日は<第一印象をよくする方法>について書きます。
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男性向けの恋愛本を読んでると
「もっとも大事な前提がちゃんと書かれていない」
と感じます。
もっとも大事な前提とは
<女性は第一印象で「この人、感じがいいな」と思うから「もっと話してみたい」と思うし、会話していて「居心地がいいな、話してて楽しいな」と思うから「また会いたいな」と思う>
ということ。
これは女性に限らず、人間の基本的な心理です。
にもかかわらず、恋愛本には<気のきいたデートの誘い方>とか<エスコートの方法>といったことばかり、細かく載っている。
そんな小手先のテクニックを学んでも、恋愛はうまくいきません。むしろ、逆効果になることも。
女性は「感じがいいな、話してて楽しいな」と思ったら、不器用な誘い方でもデートに応じるのです。
デート中に男性がアタフタと失敗しても「話してて楽しいから、まあいっか」ととくに気にしません。
にもかかわらず、恋愛本には
<女性はデート中、減点法でチェックしてます。だからエスコートで失敗してはいけません>
と、脅迫するような文章が載っている。
そんなこと言われたら、ますます恋愛が面倒くさくなりますよね?
それに、そんなのは大嘘。
女性が嫌なのは、リラックスしてデートや会話を楽しめないこと。
奥手な男性が「あれもこれもしなきゃ、あれもこれもしちゃダメ」とガチガチに緊張していると、その緊張が伝わって、リラックスして楽しめない。
それで「なんか疲れちゃうな、居心地悪いな…」と感じてしまうのです。
女性は「感じがいいな、話してて楽しいな」と好印象を抱いてる相手に対して、しょうもないことで減点なんかしません。
男同士でもそうですよね?
皆さんが「コイツいい奴だな、一緒にいて楽しいな」という男友達と出かけて、相手が道を間違えても、とくに気にしないし、嫌いになったりしないはず。
「こいつといても楽しくないな」という男友達と出かけて、相手が道を間違えたら「なんだよ、まったく…」とイラッとくるでしょう。
些細なことが気になるのは、そもそも相手にいい印象を抱いてないから。
よって<第一印象>と<会話力>を磨いて、好印象を与えることが、何より大事なのです。そこさえしっかり磨けば、あとはどうとでもなる。
それでは、第一印象の磨き方について。
<第一印象は6秒で決まる>という研究結果があるそうです。
また<第一印象はどこで決まる?>という国内のアンケートに、男性の66%・女性の47%が<表情>を選んでいます。
男女ともに、美人とかイケメンよりも、<表情>が第一印象を決定づける。
※ただイケとコメントされている方は(大半はネタでしょうが)、自分の顔を鏡で見てみてください。他人が「話しかけやすい」と思うような表情をしているか?
皆さんも、美人でも不機嫌なしかめっ面だったり、能面のように無表情な女性には「話しかけにくい」と感じるでしょう。
明るい笑顔の女性には「話しかけやすい」「もっと話してみたい」と感じるはずです。
ただ普段から人とあまり接していなかったり、異性と接点が少なかったりすると、「自然な笑顔」がすっと出てこない。
約30種類ある表情筋は、普段から動かしてないと、いざという時に動きません。
よって筋トレと同じで<顔の筋肉を動かして、自然な笑顔を出す練習>をしてください。
また「目は口ほどにものを言う」といいますが、自信なさげに伏し目がちだったり、キョロキョロ視線がさまようと、相手は居心地悪く感じます。
第一印象のいい人は、自然な明るい笑顔で、イキイキと輝いた目をしています。
とある記事には<内面のプラス感情から湧き出る気持ちが、イキイキとした表情となって自然に表れる>と書いてましたが「そんな抽象的なこと言われても、わかんねーよ」と思いますよね?私もわかんねーわ。
そこで具体的な方法を書きます。
鏡の前に立ち、眉毛を軽くあげて、目をパチッと開きましょう。そしてイーの口で、口角をあげましょう。
その状態で、元気いっぱいに「オッス、オラ悟空!!」と叫んでください。
そうすると、イキイキ感が出ます。
初対面で「こんにちは」「はじめまして」と挨拶する時は、この表情でオッケー。
ただ会話の最中ずっと「オラ悟空!!」だと、元気キャラすぎて不自然です。
そこで<自然体のほがらかな表情>も練習しましょう。
それは、動物の赤ちゃんの動画を観ている時の表情。
可愛い動物の赤ちゃんを観ていると、人は優しげな目になって、口角も自然にあがります。
ネットでその手の動画を探して、鏡で自分の顔を見ながら、研究してください。
「オラ悟空!」で初対面の挨拶をして、「アメリカバクの赤ちゃんって可愛いな…」の表情で会話をすれば、第一印象はぐっとUPします。
マクドナルドの店員さんは、内面のプラス感情から湧き出る気持ちで「ポテトもご一緒にいかがですか?」と微笑んでるわけではなく、単に笑顔を出すのに慣れているのです。
皆さんも鏡の前で練習を重ねて、慣れてください。
そうすれば、女性だけじゃなく男性にも好印象を与えられます。
表情以外で重要なのは、<姿勢・視線・口調>です。
初対面で好印象の人は、背筋がすっと伸びている。
一方、猫背・腕組み・椅子の背に寄りかかるといった姿勢だと、印象がよろしくない。
つねに<タケコプターで頭を引っぱられてるイメージ>で、背筋を伸ばしましょう。
視線については、一か所に定めることが大事。
「人の目を見て話せない」と悩む人は多いですが、日本人の多くは人の目を見て話すのが苦手。
なのであまり目を凝視しすぎると、相手も圧迫感を感じて、居心地悪く感じる。
よって視線がキョロキョロさまよわないよう、相手の鼻や口を見ながら会話しましょう。
それで慣れてきたら、たまに相手の目を見て「うんうん」「そうなんだ」と相づちを打ってから、鼻や口に戻すとベスト。
これも慣れたら自然にできるようになるので、普段の生活の中で練習してください。
口調については<落ち着いた口調で、ハッキリとしゃべる>のがベスト。
小声でボソボソしゃべったり、わーっと早口でしゃべられると、相手はリラックスできない。
軽部さんなど、男性アナウンサーの話し方を観察してください。
軽部さんが猫背でうつむいてキョロキョロしながらボソボソしゃっていたら、不審な人物ですよね?
笑顔で背筋を伸ばし、落ち着いた口調でハッキリしゃべるから「いい人そう」と好印象になるのです。
同じ顔の作りでも、表情・姿勢・視線・口調で印象はガラリと変わります。
アナウンサーのインタビュー場面を見ながら、お手本にしてみましょう。
続いて、相づちについて。
<人は7対3の割合で、自分の話を多めに聞いてもらうと嬉しい>という調査結果があります。だから、聞き上手は好かれるのです。
ただ黙って聞いてるだけだと「ちゃんと聞いてる?」と相手は不安になるので、いい感じに相づちを打ちましょう。
会話上手な人は「へえ」「そうなんだ」「うんうん」「なるほど」「わかるわかる」と声に出して相づちを打ちます。
なおかつ、表情や仕草が豊か。「へえー!」「なるほど~」と声を出しながら、目を見開いたり、うんうんと頷いたり。
すると相手は「興味を持って聞いてくれてる」「私の気持ちをわかってくれてる」と実感して、嬉しく感じる。
アナウンサーのインタビューや、周りの会話上手な人が話している場面を観察して、そのテクを学びましょう。
バーのバーテンさんなど接客のプロなので、参考になると思います。
注意してほしいのは、「ナイスな相づちを打とう!」と意気込みすぎると、わざとらしくなってしまう点。
そうならないためには、真剣に相手の話に耳を傾けてください。真剣さや本気さは、ちゃんと相手に伝わります。
じっくり真剣に話を聞けば「へえ」「なるほど」と自然と思うもの。そう思った時に「へえ」「なるほど」と口に出せば、自然な相づちに聞こえます。
また、会話の中で<気づかいや思いやり>が伝われば、さらに好感度はUPします。
そのためにオススメなのが「ありがとう」「大丈夫?」を口ぐせにすること。
店員さんが飲み物を運んでくれた時も、「あ、どーも」とボソッと言うんじゃなく「ありがとう」と言った方が、感謝の気持ちが伝わる。
また、周りの人に「大丈夫?寒くない?」「大丈夫?忙しそうだけど」と声をかければ、気づかいのできる人と思われます。
普段から口ぐせにすれば、異性の前でも自然に出るので、トライしてください。
以上のポイントを学んだら、ぜひ鏡の前でやってみましょう。
頭の中で「自然な笑顔で」「背筋を伸ばして」とか考えていても、すぐにはできないから。
鏡の前でポイントを心がけつつ「はじめまして!」「うんうん、そうなんだ」「ありがとう、大丈夫?」と練習してみましょう。
その現場をオカンに見られたら「息子が遠い世界に行ってしまった…」と心配されるので、家族のいない時にしましょう。
北島マヤのように「私は女優!女優なのよ!!」と自分に言い聞かせて、練習してください。
私も十代の頃はコンプレックスの塊のデブだったので、コンビニの店員さんにも「笑われてるんじゃないか」とビクビクしていました。
そこから練習を重ねて、自然に人と会話できるようになりました。その時「オッス、オラ悟空!」とかも編み出した。鳥山先生、ありがとう。
うしじまいい肉さんのブロマガに、こんな文章が載ってました。
<私は若い頃、電話対応がまともにできなくて「会社名・名前・連絡先」の3つしか聞くことないのに、てんぱって聞くのを忘れたりしていましたが、
不動産屋で100回くらい、知らない会社にマニュアル通りに電話かけたら
ある日を境にどんな電話も臨機応変に対応出来るようになりました。
しかもそのスキルは不可逆で、その日以降は電話対応に困ったこと無いです>
うしじまさんは<積み重ねがある一定を超えると、自然と身につく>と書いてらっしゃいました。
尻もすばらしけりゃ、書くこともすばらしい。私もあんないい肉に生まれたかった…
私の場合、中高一貫の女子校から共学の大学に進んだのが転機でした。
私は男子が8割の学部に進みました。それで体育の授業でペアを組まされたり、グループで発表させられたりと、最初はもう生き地獄だった。
18歳で相撲部屋に放りこまれた新弟子のように、ぶつかり稽古しまくる日々。
男子の前で挙動不審になったり、無口で半笑いのデブとして引かれたり、さんざん痛い目にあったけど、半年もすれば自然に話せるようになりました。
精神と時の部屋で修行した悟空のように、過酷な状況に追い込まれて、短期間でパワーアップできたのです。
うしじまさんの言うとおり、積み重ねがある一定を超えると、自然と身につく。
失敗から学ぶことで、コミュニケーション能力が上がっていく。
それにボコボコに打たれるうちに、打たれ強くなって、失敗してもあまり傷つかなくなります。
「彼女がほしい」「自分を変えたい」という方は、新弟子になったつもりで、女性のいる場所に飛び込んでください。
その前に、見た目に自信のない方は、服装と髪型を変えるのがオススメ。
「自分はダサくない」と思えれば、それだけで大きな自信がつきます。
国内の調査でも、6割の女性が<イケメンよりも雰囲気イケメン(服装と髪型に清潔感とオシャレ感のある男子)が好き>と答えています。
女性は上下ケミカルウォッシュで会話できない亀梨くんより、オシャレで楽しく会話できるフット岩尾を選ぶ。
オタク婚活パーティーを見学した時も、いわゆるイケメンは1人もいなかったけど、みんな自分なりにオシャレして会話をがんばっていました。
そして5割がカップル成立していました。
まあ身銭を切って会費を払ってるんだから、がんばらなきゃ損ですよね。
それでは次回<パワーとコストをかけず、1日で見た目を変える方法>を書きます。
(今すぐ知りたい方は、拙書『モタク』を参考にしてください。男女の出会いの場の特徴なども書いてます)
最後に。10/26の記事の相談者、Rさんのメールを紹介します。
Rさん(19歳)は<中学時代に無視や迫害を受けて、今でも他人と話す時に警戒心をむき出しにしてしまい、コミュニケーションが非常に苦手>とお悩みをくださいました。
その後、以下のような近況報告を送ってくれました。
<お陰さまで、あれからGAPやマルイに通うようになりました。
買わないで見るだけのことが多いですが(なんせお金が…)。
先日はマルイでブーツを購入したのですが、店員さんはお話がとても上手だと改めて思いました。こちらまで元気になってきそうです。
こないだもセーターを見に行きましたが、とても接客が上手でした。
フレンドリーな店員さんのお陰で、少しだけ初対面の会話がうまくできるようになりました。
またあれ以来、mixiを利用して様々なところで交流を始めました。趣味のコミュを探して、オフ会やイベントにも出かけました。
年上や同世代の男女とコメントやメッセージのやりとりをしたり、何人かとは親しくなれました。
初めてのオフ会では、会場がチャラい方々が来そうなおしゃれなバーで、すごく緊張しました。
でもメンバーが全員私より年上で(20代前半~アラサーの方々)、勢いにのせてくれたお陰か、お酒も入ってないのにテンションがあがり、大騒ぎでした。
その結果、男女1人ずつと連絡先を交換できて(Lineでですが)結構うれしい状況でした。
その後もオフ会やイベントに参加して、頻繁にメッセージやコメントをやりとりする女子もできました。
1年前だったら絶対こんなことできてなかったかも…
今までの私はバイト先の飲み会でも、隅でふてていました。
でもそれなりに見た目を整えて、相手の話をまず聞いてみることを心がけて、以前より楽しめるようになってきました。
そして他人に興味を持ち、いろいろ聞いてみることにしました。
(その方が見聞を広められるし、他人に無関心でクールなフリなど幼い、と気づいたので)
すると色んな人がいて、意外な趣味や経歴や考え方の人もいて、面白いな~と素直に思いました。
だから、これからもより一層他人のことを知るために、頑張りたいと思います。
(本当はもっと早くそうするべきだったんですよね…)。
近況は大体こんな感じです。
中高時代の元半引きこもり(コミュニケーションに問題あり)はそんなすぐ治らないし、今でも自分だけ取り残されてるように感じて、へこたれることもあります。
でも相談に応えていただいたお陰で、人生のターニングポイントを得ることができたし、コミュニケーション力の向上や、自分に自信をもつことにつながったと思ってます。
まだまだ色んな人と交流できそうな、そんな気がしています。親には「オフ会などくだらないし、やめろ」と言われますが(笑)私にはそうは思えません。
すごく近い仲にはなれないとしても、親しい人たちがこんなにできたのだから。
長文失礼いたしました。最後まで読んでくださりありがとうございました>
Rさんに<このメールをニコ動に載せていいですか?>とメールしたところ、<まだ彼女はできませんが、女の子の友達は増えました。本当に感謝しています>と返信をもらいました。
こちらこそ、ありがてえなあ…。・゚・(*ノД`*)・゚・。
コツコツ記事を書いてる甲斐があるものです。
それでは、質問・相談・感想など、どしどしお待ちしています(^O^)/
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コメント
接客業のバイトしてるんだが、目を合わせずに「あ、あざーす」とか「すいませn」っていわれるよりも
目を合わせて軽い笑顔で「ありがとう」っといわれるとおぉ!って思ってしまう。
僕も中学生くらいのときは飲食店に家族で行ったときとか、店員に水を頼むのも恥ずかしくて親にコソッと言って頼んでもらってたな・・・w
でも仕事柄話さないといけないから最初は文を考えて上司に指導してもらいながら徐々に話せるようになったからやっぱり回数重ねることや練習すれば出来るようになると思うね。
その前に話が通じる女性と巡り合うというハードルがですね…
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(ID:20576834)
人とのコミュニケーション自体が楽しいと感じられないような私のような人間はどうなんでしょうか?たまに考え込んでしまうことがあります。そんな自分は問題があると感じるのですが・・・。