TKP のコメント


ゼナさんと同世代のメンズです。

いつもアルテイシアさんの記事を楽しみにしています。
毎回素敵な記事をありがとうございます。
今回思うところがあり、コメントさせていただきました。
めちゃ長くなってしまい申し訳ありません。

主に彼氏さんの心境について思ったことです。

仮面ライダーファイズという特撮ドラマに、「夢は呪いと同じなんだ。 呪いを解くには夢を叶えるしかない」という台詞があります。私自身この呪いを食らっている人間なのですが、ゼナさんの文を読ませていただいておそらく彼氏さんもそうなのかなあ、と感じました。
彼氏さんの10代は週刊少年ザンプの黄金期で、あきらたらそこで試合が終わる、(ということは逆にあきらめなければ…)目標に突き進んでいればいつか必ずなにかがある、という呪いがもっとも強力だった時代です。極端な方とのことですので、「夢を追うことをやめたら自分の人生ではなくなってしまう。死んでるのと同じだ」っていうくらいの考えを持っているのかな。呪われているためよくわかってしまうので個人的には夢を応援したいですのですが…

彼氏さんは、結婚自体に抵抗があるのではなく、今の状態で子どもを授かることに抵抗があるのかもしれません。
ゼナさんも子どもがほしいと気持ちをお伝えされているようですので、極端な思考だと「今結婚する=子どもを育てることが確定する」と思っているのではないでしょうか。しっかり仕事をされていて収入もある、その空き時間で夢の研磨をしていたのなら、子どもとの時間を作りたいとなると夢の研磨はなかなか難しくなります。
実際に、昼間は外で仕事をし、家では子育てしながらマンガ連載を目指している友人を泊り込みで手伝ったことがあるのですが、とても葛藤していました。仕事で疲労した後、マンガの研磨、奥さん、子どもとのコミュニケーション。本人としてはどれも大切なものであっても、必ずどこかにほころびが出てしまう。子どもに夢を与えるマンガなのに、自分の子どもはもっと一緒に遊びたいと寂しがっている。ついつい忙しくて奥さんへの態度もかわってくる。そんな自分が許せなくなってくるのです。子育てと、修練が必要な夢を追い続けることの両立はとても難しそうでした。自分は呪いがもんもんとした状態で純粋に子どもの成長を応援できるのか、といった不安もあるのかもしれません。
私のまわりには、夫婦で話し合った結果、うちは子どもを授からまいと決めた人たちがたくさんいらっしゃいます。もちろん、子どもと楽しく暮らしてらっしゃる方もいらっしゃいます。どっちがいいとかではなく、お二人が何を大切にされたいのか、話し合えるといいのですが…

おそらくですが、彼氏さんはゼナさんがここまで悩んでいる、苦しんでらっしゃるということに気づいていないのでしょう(ちがったらごめんなさい)
気づくと罪悪感と言いますか、夢をへのブレーキになるかもしれません。そしてゼナさんもそれを理解されている。自分が悩んでいると伝えると彼が思い悩む、彼の夢に歯止めをかけることになるのでは?といった気持ちがあるから話せていないのではないでしょうか。他の方もおっしゃっていますが、彼氏さんは自分が幸せになるためには夢を追うことが必須条件だと判断して行動しているだけであって、それがゼナさんを悩ませているとは思っていない気がします。
彼氏さんの夢は、あきらめずに追い続けること自体も夢の一部になっている気がします。これはかなりデリケートな部分です。が、メンズは話してくれなきゃ気づかんという人種が多いので、伝えたほうがいいのでは、と思います。

夢は抱く内容は同じだったとしてもそれを目指す実行力に大きな個人差があります。
仮にですが、たとえば夢が実はマンガを連載するではなく、単純にマンガを描きたいことだったと気づいた、となるのであれば、子育てを終えたのちに60代でコミケに自作本を出すといった選択肢もなくはないのかなあと思います。20年30年後にはじいちゃんばあちゃんがコミケで本出すことになるでしょうし。
彼氏さんの夢が3040代じゃないとできないことなのかな。呪いの内容が具体的になれば解呪への道も見えてくるのですが…

趣味嗜好、夢をお互いが受け入れてくれ、二人で話し合いもできる。
まずここができるパートナーはなかなかいないんじゃないかなあと思います。
残り50年の会話も楽しいものになるのではないしょうか。
長くなってしまいましたが、お二人の幸せをお祈りしております。

No.12 90ヶ月前

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