リ・ガズィからならνガンダムなんじゃねえのとマジレス。 俺んちは母子家庭なんだよね、小五の終わりくらいから。どこにいくアテもないから、ばーちゃんち・・・つまりかーちゃんの母親の実家にいったわけ。 俺、すげえばーちゃん子でガキの頃はばーちゃんの布団に潜り込んで、昔話聞きながら寝てたのよね。かーちゃんの兄は仕事か何かで海外に行ってた。何やってかはガキだったからよくわかんねえ。多分土木関係の仕事。どっからどー見ても背広来て何億という金を転がすエリートには見えなかった。だもんで結婚は遅かったんだわ、その人。かーちゃんの妹は結婚してたけど、子供はまだだった。おじさんが結婚して子供ができるまで、家族親戚のまわりに子供は俺だけ。むちゃくちゃ可愛がられた。 話は戻して、とーちゃんが借金こさえてにっちもさっちもいかなくなったらしい。消防の俺にはなんかよくわからない。よくわからないうちに、夜逃げという方法で実家に転がり込んだ。そこからバスで学校に行ってた。せめて進級するまでは、通い慣れた学校に行かせようと思ったんだろう。俺は、春になったら、転校するんだなーと漠然としてた。 俺は、ほんと物心つく頃から引越しばっかりだった。幼稚園・保育園もコロコロ変わった。消防時代も転校こそしなかったけど、よく引っ越した。引っ越すたびに友達とも疎遠となった。校舎で引っ越す前の町内にいた年下の友達に「よお!」と声をかけてたらガン無視されたこともある。この辺から「所詮近所づきあいやめたらこんなもんなんだな」と寂しく思ったものだ。 ・・・・また話がずれたな・・・。 ある日の真夜中。季節は忘れた。ちょっと寒かったかな?どうにも寝付けずに布団の中でごろごろしてた。 真夜中にばーちゃんの家に誰か来た。かーちゃんとは別の部屋で寝てたからよくわからなかったが、俺と妹、それにうまれたばっかの弟以外は、居間かなにかに集まってたような気配がする。しばらく大人たちが話し合っている感じが続き・・・ 「・・・・ばかやろーっ!!」 誰かが怒鳴って帰っていった。声を聞いてすぐにわかった。とーちゃんだった。泣き声で、寝ている俺たちを起こさないように。けれど精一杯の大声をだして言ったんだ。 「ばかやろー」 って。俺は子供心に「終わったんだ」・・・そう思った。 しばらくのち市営の古くて狭い二階建ての住宅に入った。もう終業式も近い。 何気ない母親の「もうすぐ転校だねえ」という一言に俺は泣いてた。となりの妹は意味不明というような顔をしていた。 「なに泣いてんの」と呆れ顔の母親。 ・・・・転校先は、ばーちゃん家の近くの小学校。もちろん転居した集合住宅から通う。ばーちゃんの家もすぐ近くに有り、転校先の小学校は、昔通ってた幼稚園の子らが通ってる一学年一クラスの小さい学校。この幼稚園に通っていたときの俺も特殊で、毎日タクシーに乗せられてた。と、いうのも歩いて通うにも通えない、幼稚園バスのルートでもない。でも周りに幼稚園はない・・・という複雑なところに住んでたから・・・。結局幼稚園卒園してからは、転校前の小学校に通ってたわけ。 今現在の俺は、かーちゃんとぬこ三匹と暮らしてる。妹は結婚したし、弟も独立してる。今もかーちゃんとくらしているのはいろいろ事情がある。決してマザコンではないwww「いろいろ事情」があるんだ、うん、まあ、ほんとかーちゃんの人生はいろいろあんなwwww ガキの頃から続く転居、転居による人間関係のもつれ(?)、オヤジの泣き声「ばかやろー」と、必要以上にオヤジ面・家族面するおじさん夫婦・・・。 俺は、もう、大切なものとか作るのやめた。 これは大切だからと執着するのもやめた。 どうせ無くなってしまうなら、ハジメカラナケレバイイ。
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アルテイシアの相談室
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リ・ガズィからならνガンダムなんじゃねえのとマジレス。
俺んちは母子家庭なんだよね、小五の終わりくらいから。どこにいくアテもないから、ばーちゃんち・・・つまりかーちゃんの母親の実家にいったわけ。
俺、すげえばーちゃん子でガキの頃はばーちゃんの布団に潜り込んで、昔話聞きながら寝てたのよね。かーちゃんの兄は仕事か何かで海外に行ってた。何やってかはガキだったからよくわかんねえ。多分土木関係の仕事。どっからどー見ても背広来て何億という金を転がすエリートには見えなかった。だもんで結婚は遅かったんだわ、その人。かーちゃんの妹は結婚してたけど、子供はまだだった。おじさんが結婚して子供ができるまで、家族親戚のまわりに子供は俺だけ。むちゃくちゃ可愛がられた。
話は戻して、とーちゃんが借金こさえてにっちもさっちもいかなくなったらしい。消防の俺にはなんかよくわからない。よくわからないうちに、夜逃げという方法で実家に転がり込んだ。そこからバスで学校に行ってた。せめて進級するまでは、通い慣れた学校に行かせようと思ったんだろう。俺は、春になったら、転校するんだなーと漠然としてた。
俺は、ほんと物心つく頃から引越しばっかりだった。幼稚園・保育園もコロコロ変わった。消防時代も転校こそしなかったけど、よく引っ越した。引っ越すたびに友達とも疎遠となった。校舎で引っ越す前の町内にいた年下の友達に「よお!」と声をかけてたらガン無視されたこともある。この辺から「所詮近所づきあいやめたらこんなもんなんだな」と寂しく思ったものだ。
・・・・また話がずれたな・・・。
ある日の真夜中。季節は忘れた。ちょっと寒かったかな?どうにも寝付けずに布団の中でごろごろしてた。
真夜中にばーちゃんの家に誰か来た。かーちゃんとは別の部屋で寝てたからよくわからなかったが、俺と妹、それにうまれたばっかの弟以外は、居間かなにかに集まってたような気配がする。しばらく大人たちが話し合っている感じが続き・・・
「・・・・ばかやろーっ!!」
誰かが怒鳴って帰っていった。声を聞いてすぐにわかった。とーちゃんだった。泣き声で、寝ている俺たちを起こさないように。けれど精一杯の大声をだして言ったんだ。
「ばかやろー」
って。俺は子供心に「終わったんだ」・・・そう思った。
しばらくのち市営の古くて狭い二階建ての住宅に入った。もう終業式も近い。
何気ない母親の「もうすぐ転校だねえ」という一言に俺は泣いてた。となりの妹は意味不明というような顔をしていた。
「なに泣いてんの」と呆れ顔の母親。
・・・・転校先は、ばーちゃん家の近くの小学校。もちろん転居した集合住宅から通う。ばーちゃんの家もすぐ近くに有り、転校先の小学校は、昔通ってた幼稚園の子らが通ってる一学年一クラスの小さい学校。この幼稚園に通っていたときの俺も特殊で、毎日タクシーに乗せられてた。と、いうのも歩いて通うにも通えない、幼稚園バスのルートでもない。でも周りに幼稚園はない・・・という複雑なところに住んでたから・・・。結局幼稚園卒園してからは、転校前の小学校に通ってたわけ。
今現在の俺は、かーちゃんとぬこ三匹と暮らしてる。妹は結婚したし、弟も独立してる。今もかーちゃんとくらしているのはいろいろ事情がある。決してマザコンではないwww「いろいろ事情」があるんだ、うん、まあ、ほんとかーちゃんの人生はいろいろあんなwwww
ガキの頃から続く転居、転居による人間関係のもつれ(?)、オヤジの泣き声「ばかやろー」と、必要以上にオヤジ面・家族面するおじさん夫婦・・・。
俺は、もう、大切なものとか作るのやめた。
これは大切だからと執着するのもやめた。
どうせ無くなってしまうなら、ハジメカラナケレバイイ。