867fleet のコメント

以前、発達障害の当事者としてコメントさせていただいたものです。

アルさんはあえて伏せていらっしゃるのかもしれませんが、つまるところ「毒親」というものですよね。

私の両親もそうです。そしてそのことに気付いてみると、毒親育ちの子供ってたくさんいるんですよね。

そしてそういう、「感情の屈折した毒親育ちの子の気持ち」は、そうでない人には全く1ミクロンも想像し得ない。これはある意味、発達障害のそれに近いです。

ですが最近、毒親というのは発達障害よりもっと厄介なのだとわかってきました。発達障害は「行動」の部分で生活に支障が出ることが多いです。もちろんそれにより失敗経験を積み続け、後天的に鬱や自己喪失につながることもあります。

ところが、毒親というのは脳の・・・いや心の奥深く深く見えないところにまで浸透し、支配し、洗脳するんですね。だから小手先の対応や意識の変革ではどうにもならないんです。そして、発達障害というのはある程度の工夫と周囲の支援があれば、プラスに働くこともあるし、少しずつ適応できるようになるんです。

しかし、毒親というのはどうも2つしか解決方法がない。①自分か親が死ぬ。②法的に離縁する。これは恐ろしいことです。極論で言うとどっちかが死ぬしか無いんですね。

しかも、毒親というのは往々にして死んだ後も支配するわけです。たとえば親が作った借金、親が言いふらした親戚への子供の悪口等々・・・親が死んでも毒親から逃れられない人も多いのだそう(ex: 松本耳子さん)。

そして最大の悪弊が「親が死んでも自己肯定感・効力感は戻らない」ということです。

あとは本人がどれだけ本気で親を棄てられるか・・・というところにこの問題の難しさがあります。

まずは相談者の雨さんには、『毒になる親 一生苦しむ子供』スーザン・フォワード、『毒親育ち』松本耳子、『母がしんどい』田房永子あたりを読んでいただき、今後の自分の人生についてお考えになると良いかと思います。
僭越ながらコメントさせていただきました。

No.12 97ヶ月前

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