アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門メールマガジン

アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第55号(2014/12/12号/月2回発行)

2014/12/13 10:01 投稿

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  • ヤマト2199
  • かぐや姫の物語
  • たまこラブストーリー

 イベント準備に時間がかかってしまい、発行が遅れてしまいました。申し訳ありません。
 おかげさまでイベント「アニメの門場外乱闘編 総括2014」は予約満席ということで、フルハウスでイベントを行うことができそうです。
 僕はこれから毎週なにかしらありまして、14日が下北沢・トリウッドで「ちびねこトムの大冒険」のトークイベント。20日が朝日カルチャーセンターと東急セミナーBEで、21日が「∀ガンダム」のイベント。22日は、静岡大学の小二田先生の授業にゲストで出てきます。
 僕は先週、ひどい風邪を引きましたが、みなさんはお体に気をつけて師走を乗り切ってください。

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1.最近のお仕事紹介
2.前回のアニメの門チャンネル
3.お蔵出し原稿
4.Q&A


最近のお仕事紹介

1.朝カル講座「アニメを読む」(東京)
 朝日カルチャーセンター新宿教室で行っている講座「アニメを読む」ですが12月以降は以下のラインナップです。
 12月20日『王立宇宙軍 オネアミスの翼』
  http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=262177&userflg=0
 1月17日 特別講義「君にも描ける!絵コンテ講座」
      ゲスト講師:アニメーション監督・京田知己
 用意されたお題を踏まえて自由に絵コンテを描くワークショップです。実作業を通じて、演出家がどう画面を組み立てているかを体感し、映像を見る目を養うのが目的です。絵が描けなくても楽しめます。
 2月21日 『かぐや姫の物語』
 3月21日 『たまこラブストーリー』
  http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267640&userflg=0

2.レビュー(短評)の書き方講座
 東急セミナーBEたまプラーザ校で開催中のレビュー講座。1月~3月期が募集中です。文章の書き方を学びたい人、是非。
 1月17日 レビューとは&「私のおすすめ」
 2月21日 『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』
 3月21日 『風立ちぬ』
  http://www.tokyu-be.jp/seminar/2015010004EJ01001.html

3.SBS学苑「アニメ映画を読む」
 静岡で開催している講座です。1月25日10:30からの講座のテーマは『ルパン三世』。『ルパン三世』の原作が登場したのは1967年。その後1972年にアニメ化されて、40年以上も多くのファンに楽しまれ続けています。では『ルパン三世』の魅力はどこにあるのか。1978年の映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』を中心に取り上げながら、実写版、最新作『次元大介の墓標』を含めたシリーズ全体を考えます。
 http://www.sbsgakuen.com/gak0130.asp?gakuno=2&kikanno=164252

4.マイナビニュースで『ヤマト2199』記事を2本
 依頼を受けまして、マイナビニュースで『ヤマト2199』の周辺状況を分析する記事を2本書きました。

 『宇宙戦艦ヤマト2199』の"ウィンドウ戦略"から見える、現代のアニメビジネスのトレンド
 『宇宙戦艦ヤマト2199』はなぜ今新聞広告を出すのか? 戦略から見えるアニメが一生の趣味である時代の到来


前回のアニメの門チャンネル

 前回のアニメの門チャンネルは、ライター前田久さんをゲストに「どうよ2014」と題してお話をしました。
 今回のお話はながなか入り組んでいるので、簡単に整理できるものでもないのですが、一言で言うと「個々の作品はそれなりにちゃんとおもしろいのに、アニメシーンの未来(ちょっと先)についてはちょっと見通し悪くないですかね」といったものです。
 逆にいうと「個々の作品のおもしろさ」が全然、未来を切り開くように見えないのはなぜだろう、ということです。昔(それこそ10年前と比べても)、アニメの完成度・洗練のされ方というのは進化していて、確実に「おもしろく」なっているはずにもかかわらず……です。
 ちょうど直前のサンケイ新聞に小黒“アニメ様”祐一郎さんのコラムが出て「飽食の時代」という言葉で現状を差していましたが、この「飽食」もまた、どうにも先が見えない現状の裏返しといえます。
 僕と前田さんで、「先が見えた時代」っていつだったのか、という話もしました、
 直近であれば2011年に『まどか☆マギカ』、『TIGER&BUNNY』が放送された時。過去であるなら、さまざまなオリジナルアニメが試みられたポスト・エヴァンゲリオンの時代あたりが例にあがりました。
 ではその時に「あって」「今ないもの」は何なのか。それを探してくれば、変わるのか。
 今回のお話そのものは結論があるわけではありません。ただ“飽食の時代”にアニメを作る/見るということは、どういうことか(「未来の可能性を見つけたらライターはどうすべきか」)、それを考えるよいタイミングと思ってこういうお話をしたのでした。
 今回は前田久さんの問題意識に共鳴する感じでトークを進めましたが、前田さんのおかげでなかなか普段は切り込めないような深いところまで切り込んで話ができたんじゃないかと思います。


お蔵出し原稿

某雑誌に藤津じゃない名義で書いた『HELLSING』のレビューですね。なんというか出オチ感満載の原稿です。

 諸君、私は『HELLSING』が好きだ。この地上にあるありとあらゆる『HELLSING』が大好きだ。

 

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