いろいろ仕事が立て込んできて、倉庫番(スケジュールの調整)とハードル(〆切り)を同時にやってる感じになってきました。さて無事今年を乗り切れるでしょうか……。
さて、最初にお願いがあります。
2年を経てチャンネルの会員数がなかなか伸び悩んでいます。もうちょっと多いとチャンネルの運営も楽になるのですが、現状だと持ち出しの度合いが大きく(持ち出しそのものは問題ないのですが、その度合いが大きいのがネック)、正直夏頃は、ここで辞めようかとも考えました。が考えを改め、もうちょっと継続することにしました。
そこでお願いになるわけですが、配信やメルマガの感想を「#animon」のハッシュタグでつぶやくとか、ブログなどで語ってはいただけないでしょうか。
これについて直接的なプレゼントなどは用意できないのですが、読者が増えれば、配信のゲストやメルマガのゲスト寄稿などにもっと工夫ができるようにはなります。内容の充実ということでお応えしていければと。
アニメの門チャンネルを継続していくためのですので、楽しまれているようでしたら、よろしくお願い致します。
では、いってみましょうか。
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1.最近のお仕事紹介
2.アニメニュース
3.前回のアニメの門チャンネル
4.お蔵出し原稿「生き延びることができたとして『Zガンダム』と『Vガンダム』」
5.Q&A
最近のお仕事紹介
1.朝カル講座「アニメを読む」(東京)
朝日カルチャーセンター新宿教室で行っている講座「アニメを読む」ですが9月以降は以下のラインナップです。『ルパン三世』は過去に一度やっていますが、今回は『次元大介の墓標』や実写版までリーチを広げて『ルパン』を考えます。
10月18日『ルパン三世 ルパンVS複製人間』&ルパン三世シリーズ
11月15日『虹色ほたる ~永遠の夏休み~』
12月20日『王立宇宙軍 オネアミスの翼』
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=259503&userflg=0
2.SBS学苑パルシェ学校「ディズニーアニメ 『ノートルダムの鐘』&『アナと雪の女王』」
10月26日10:30からはSBS学苑パルシェ学校で『アニメ映画を読む』。転換点としての『ノートルダムの鐘』&『アナと雪の女王』を取り上げながら、ディズニーアニメの変遷をコンパクトに追います。これであなたもディズニー通に!
http://www.sbsgakuen.com/gak0130.asp?gakuno=2&kikanno=162563
3.栄中日文化センターで「アニメを読む」講座『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
11月8日15:30から栄中日文化センターで「アニメを読む」講座『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を開催します。『Gのレコンギスタ』に通じる富野監督の演出法や物語の構造などを解析します。 http://www.chunichi-culture.com/programs/program_140619.html
4.東急セミナーBEでアニメレビュー講座
レビュー(短評)の書き方を、親しみやすいアニメを題材に学びます。文章がうまくなりたい方、創作物をより楽しみたい方に向けた講座です。匿名での添削になるので、余計な心配はいりません。
課題は次の通りです。
10月 【私の考えるレビューとは?】1行でも可
11月 【クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ オトナ帝国の逆襲】800~2000文字
12月 【アナと雪の女王】800~2000文字
http://www.tokyu-be.jp/seminar/2014100004EJ01001.html
5.連載2つ更新
「四代目アニメの門チャンネル」第15回はロボットアニメの戦いについて考察しています。
「恋するアニメ」は「疾走するウエディングドレス」の後編で、これが最終回です。
今月のアニメビジネスニュースセレクション
前回のアニメの門チャンネルのためにリストアップしたニュースを紹介します。
短編アニメーションをクラウドファンドで、大川原亮監督作品で支援募集開始
「月刊ヒーローズ」から16年春に新TVアニメ DLEとフィールズが新プロジェクト発表
文化庁映画賞にアニメ美術の半藤克美氏、ポスタービジュアルの生頼範義氏ら
ソフトバンクがドリームワークス・アニメーション買収交渉 米誌THRが報道
ポニーキャニオンが北米進出 自社レーベル「PONYCAN」でBD/DVD発売開始
アニメ特化のクラウドファンディングのグーパがゲームに進出 フジ・メディアHDとセガが出資
IGがフルCGアニメーションのスタジオ設立 社長に森下勝司氏
「宇宙戦艦ヤマト」ハリウッドで実写映画企画「STAR BLAZERS」、監督にC・マッカリー
台湾発 広井王子と藤島康介参加するCGアニメがクランチロール独占配信
Huluがバンダイチャンネルとパートナーシップ締結 アニメ作品を強化
劇場版「Peeping Life」で驚きの前売鑑賞券 特典に映画本編DVD
前回のアニメの門チャンネル
前回のアニメの門チャンネルの特集は「富野由悠季再入門!」でした。ただ、その前に新コーナー「なぜなにアニ門」で『グラスリップ』について語りました。
この「なぜなにアニ門」は、メールでいただいた質問にお答えするコーナーです。
今回いただいた質問はこんな感じでした。
【質問】
いつも配信を楽しく視聴しています。先日放映が終了した『グラスリップ』について、藤津さんの感想を教えてください。特に、第12話「花火(再び)」をどのようにご覧になったかお聞かせいただければ幸いです。
個人的には、難解さをも厭わない、作り手の一本気な姿勢に衝撃を受けたエピソードでした。よろしくお願い致します。(ハンドル名/新米小僧)
『グラスリップ』というのは、見終わって見ると、「恋愛という出来事を通じて他人と出会っていく(距離感を確認していく)物語」だったのではないかなぁと思いました。なので、その線にしたがって読んでいき、本編で「未来のかけら」と呼ばれているビジョンは「集合無意識」なのではないか、と考えました。なので第12話はその「集合無意識」の中に入っていったエピソードなのではないかなぁと、そんな説明をさせていただきました。 で、本題の「富野由悠季再入門!」のほうは代表作のポイントを振り返りながら、『ガンダム Gのレコンギスタ』につながる線を示していく内容でトークしました。
ポイントの一つとしては、富野監督は単なる舞台設定ではなく、「画面以外のところにもカメラを置けるような広がり」を持った「世界観」のある作品を『機動戦士ガンダム』で確立した、ということです。そして富野監督は、その世界を本当のこととして信じて演出しているのではないか、と。『Gレコ』の「リギルド・センチュリー」もそういう発想から生み出されているのだと思います。
あと自分の過去の原稿を参照したのですが、『Zガンダム』から『Vガンダム』までは、『Zガンダム』で描こうとした「ニヒリスティックな絶望」をどのように取り扱うか、というお話もしました。
あと『Vガンダム』のころは、アニメ誌的にも業界的にも尊敬はあれどトップランナー感はなくて、そういうことが、庵野監督が『Vガンダム』を応援しようと、ガイナックスに仕事をとるように進言したということとつながっているんじゃないか、とか。
なにしろ作品数が多いので、有料枠の前半30分までつかってフィルモグラフィーを振り返りました。
有料区域ではGセルフのデザインのどのあたりがおもしろいのか。『∀ガンダム』『キングゲイナー』『コードギアス』『モーレツ宇宙海賊』と折に触れてあきまんさんに取材してきた情報などを前提にしつつ語ってみました。
そして配信をちょっとリニューアルすることに合わせて2年間登場いただいたアニメ!アニメ!数土さんの出演は今回までになります。2年間どうもありがとうございました。またビジネスの話題をする時にはご登壇いただこうかと思ってます。
お蔵出し原稿
というわけで、配信で少し言及した『Z』と『V』について語った原稿です。『「アニメ評論家」宣言』に書き下ろしたものです。
生き延びることができたとして 『Zガンダム』と『Vガンダム』
たとえ生き延びることができたとして、その先には何が待っているのだろう。
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