天野統康のブロマガ「マネーと政治経済の原理からニュースを読む」

国際銀行権力が作り出したEUユーロ金融帝国が崩壊に向かいつつある数々の兆候

2015/07/12 02:20 投稿

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(無料ブログより転載)

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ここのところ続いている一連のギリシャ危機で
EUユーロ金融帝国の崩壊の兆候が顕在化している。

欧州諸国の市民がEUユーロに反対する原因は、
経済的な問題よりも民主主義の問題が大きい。

つまり欧州連合に加盟することによって、通貨発行権や
法律の制定などの国民主権に関わる部分が、欧州中央銀行や
欧州議会に奪われてしまったことを、実感し始めたためだ。

そのため、以下のような事例が報道されている。

・オーストリア市民20万人超がEU脱退を問う国民投票を希望/Sputnik 
jp.sputniknews.com/europe/2015070… 


・フィンランドがEU離脱の準備か? EUは「(自国に合った)クラブではない」 / Sputnik 
・EU崩壊はいつ、そして何故起こる/Sputnik
EUはソ連と同じような道筋をたどる。
ソ連は70年間存在し崩壊した。EUも同じ年齢でおそらく2022年に崩壊するだろう。
http://jp.sputniknews.com/opinion/20150710/558035.html …


上記の記事によれば現在のEUは社会主義諸国の市民の自由を弾圧してきた
ソ連と同じ、ということだ。

ロスチャイルドやロックフェラーなどの多国籍企業連合体を率いる
国際銀行権力に欧州が乗っ取られてしまったのである。

経済的な問題であるならば、小手先の金融政策でごまかしが効くが、
民主主義の問題となると、問われるのは正当性の問題である。

正当性がないとみなされた権力は、市民から見放されていく。

欧州中央銀行や欧州議会の民主的な改革が行われないならば、
近い将来、欧州連合はソ連のように崩壊に向かうだろう。

そのとき通貨ユーロが無くなる可能性があり、混乱は世界を巻き込むことになる。

しかし、欧州市民が何百年にも渡る国際銀行権力の通貨支配から独立し
真の民主主義を確立するには避けて通れない混乱なのである。

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