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南米で続く国際金融マフィアとの戦い 中央銀行の独立性を認めるかを巡るブラジル大統領選

2014/10/05 02:34 投稿

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(左側 シルバ候補  右側 ルセフ大統領)



現在、アルゼンチンやブラジル、ベネズエラなどの南米諸国の
民主政府は米国を支配する国際金融マフィア勢力と激しい戦い
を行っている。

例えば現在、大統領選真っ只中のブラジル。

現政権のルセフ大統領は、国際金融マフィアと対立する立場である。

一方で対立するシルバ候補は、国際金融マフィア側である。

それは以下の記事にはっきりと書かれている。

(しんぶん赤旗 10月2日 ブラジル大統領選 国民は何を託す 中 より転載)


中央銀行の独立性をめぐっても議論は白熱しています。
現在中銀総裁や理事会メンバーに任期はなく、
議会の承認は必要とするものの
大統領が事実上、任命、解任権を持っています。

シルバ氏は中銀の独立性を高めるために一定の任期を決め、
任期途中に解任できる際の基準を明確にするよう主張。

ルセフ氏は、中銀は国民に選出された「権力機関」ではないとし、
政府が金融政策で一定の方向を示しうる現行制度は当然とする
立場です。


<中略>

市場は明確にシルバ氏寄りです。
世論調査で同氏の支持が上がると株高、通貨高。
ルセフ氏優勢はその逆です。

(転載終了)



中銀の独立性を強化させようとするシルバ氏に
国際金融マフィアが牛耳る市場は支援を明確にしている。

一方で、中銀の独立性を認めないルセフ大統領に対しては、
不支持である。

貧富の格差是正を行ってきたルセフ大統領のもとで、
ブラジルの飢餓人口は82%減少した。
減少率は世界一だ。

政治権力の干渉を受けない中央銀行の独立性は
国際金融マフィアの社会コントロールの
最大の道具であることは明白である。

中央銀行はその金融の専門性と国際金融マフィア勢力の支援を
下に、政治権力を手玉にとってきた歴史がある。


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欧米が主導してきた国際金融秩序に真っ向から挑戦する
BRICsの一角を担うブラジルの大統領選は、
今後の国際情勢を見る上で、極めて重要な選挙となるだろう。




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