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本に掲載できなかった内容その2 「真理」と「気概」の消滅による家畜化について

2013/10/29 10:00 投稿

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今回は、9月30日の記事の続きから。

9月30日 本に掲載できなかった、人間の「欲望、理性、気概」と民主主義の関係について
http://ch.nicovideo.jp/amanomotoyasu/blomaga/ar356874


昨年の11月に出版した
【サヨナラ!操作された「お金と民主主義」なるほど!「マネーの構造」がよーく分かった】
にページの都合上で掲載できなかった箇所である。

人間の心理の根本にある「欲望、理性、気概」のうち、ブルジョワ化の進展による「気概」の部分の消滅について。
また「自由、平等、友愛」と共に民主主義の不可欠な要素である「真理」の消滅と家畜化について
論じた文章と図解を転載する。

国際金融軍事権力が目指してきた社会が深化していくと、どうなっていくのだろうか?

行き着く先は「人類の家畜化」であると、俗に言う陰謀論の世界では言われる。

それでは家畜化とは何なのか?
その答えは、人類の究極のブルジョワ化(商人化)であり、白雉化であった!
という結論を導き出した文章である。

 (以下、本に掲載しなかった箇所)

■真理の概念の消失  知覚の家畜化


 偽りの権力が科学技術を用いて人間の性質そのものを変えることは何を意味するのか?
 

人間が奴隷から家畜化へ進展することである。

それでは家畜化とは何か?

・知覚の家畜化
 ・魂の家畜化

の二つに大別できるだろう。

知覚の家畜化とは何か?


全く真理を失うことである。

奴隷は主人が誰かわかっており、自分が仕えていることを知っている。
しかし奴隷が真理を失い、誰が主人かわからない。
自分が何のためにここにいて何のために仕えているかも知らなかったらどうなるか?

その時、家畜化が起きるのである。

「真理」はマネーの偽りの原理が続き発展し深化し、科学技術を応用することで無くなっていく。

普通選挙に基づく民主主義は真理があるからこそ機能する。

真理が無い自由・平等・友愛の原理は、真理を独占する者が与える空虚な理念に過ぎない。

真理の無い民主主義は、究極的には家畜民主主義という恐るべき政治体制に発展してしまう。
  


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■気概の消失 魂の家畜化

もう一つは魂の家畜化である。
 

魂の家畜化とは、魂の三要素である欲望、理性、気概という三つうち、欲望と理性を拡大させ、
気概を縮小させる。

のみならず気概をとことんゼロにしてしまい最終的に消滅させてしまうことを言う。

フランシスフクヤマは歴史の終わりにおいて自由民主主義の発展は、欲望と理性の発展であり、
昔の貴族や武士が持っていた気概の縮小が起きている、と述べている。

歴史の終わり (下)P37より引用

<いま世界の無数の国で進行している近代化は、魂のなかの欲望の部分が理性に導かれつつ、
「気概」の部分に対して徐々に勝利をおさめてきたプロセスとして理解できる。>
 

<経済の近代化のためには、都市や合理的官僚制のような近代的社会構造を構築するだけでなく、
「気概」あふれる貴族生活に対してブルジョワ的生活様式が道徳的に勝利を収めるという必要もあった。>

(引用終了)


昔の武士や貴族は、労働や商業を行わない代わりに、戦士としての気概を叩き込まれていた。

その戦士の気概を商人的気質に変化させるプロセスが近代化には必要だった。

「武士は喰わねど高楊枝」という言葉に表されているような気質を、欲望と理性を追い求めるブルジョワ的
気質に変化させていたったのが資本主義の流れとも言える。

貴族や武士のように肥大化しすぎた気概は、経済至上主義の現代社会にとっては多くの場合不都合なのだ。

確かに以前の武士や貴族のように気概を要求される階級というのは殆ど無くなり、
気概は小さくなったかもしれないが、現在の市民生活の中にも気概は様々な形で残っている。

何故なら気概は欲望や理性と同じように人間の魂が本能的に宿しているものだからだ。

例え、真理を消失しても、人間のより根源的な欲求である魂の気概は無くならない。
自然な状況では、どんなに教育や社会的環境で気概を無くそうとしても無理であろう。

しかし、今後発展していくナノテクノロジーやバイオテクノロジーなどの高度科学技術を用いれば
人類を生物的に変化させ、気概を消滅させることは出来るかもしれない。
そうなるとどうなるのだろうか?

歴史の終わり(下) P28より引用

<少なくとも、ある大義のために生命と平穏な生活を進んで犠牲にする人間がいなければ、
革命的情熱は生まれない。
そのような犠牲を払う勇気は、魂のなかの欲望の部分から生まれるのではなく、
「気概」の部分から湧き起こってくるはずである。
欲望の人、経済的人間、つまり根っからのブルジョアは、
心のなかで「損得勘定」に走り、いつもそれを体制内で働く根拠にしつづけるはずだ。
「気概」に満ちた人間、怒れる人間だけが、みずからの尊厳や同胞の尊厳を失うまいと気を配る。>


(引用終了)  


家畜として飼育される羊は人間に対して反乱を起こすことは無い。
欲望と理性のみになった人間は、例え真実に気づいても自らの身の保身のみの行動をとるだろう。

気概の消失は人類の家畜化の完成形態なのである。


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(本の原稿からの転載終了)



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