今回の記事は
拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理 図解で解明する、その光と闇の全容』の補足記事です。
対象となるのは、上記本の「第6章Ⅰ 隠されてきた個人の尊厳が実現した理想社会(ユートピア)を想定する民主主義の目的のモデル」の箇所になります。
上記の本を読んでいない方は意味が解りにくい記事である事はお伝えしておきます。
下記の図の赤い枠の部分の「民主主義の法の原理の円モデル」について記載します。
以下、この記事に掲載してある図の左上「○章○」と記載の図は、拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』から転載した図です。
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民主主義の法の原理は、図形哲学にすると、上記図の赤い枠線のように「自由、平等、友愛、真理の円モデル」で形成されている。
その理想の権利状態は、次の下記の図①のように「自由、平等、友愛」の統合状態で表している。
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この理想の権利状態である「自由、平等、友愛の統合を表した円モデル」が形成されるまでの流れについて、拙著では以下の下記図のように「単なる自由、平等、友愛が統合した円モデル」になると解説した。
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拙著ではこの円モデルの自由、平等、友愛は「同時因果関係(3つの関係性が同時に決まる)」として記したが、その権利の形成過程は友愛→平等→自由の「単純因果関係」で形成されている、と記した。
しかし単純因果関係による形成の流れはモデルにして解説していなかった。
この記事では上記の図(友愛、平等、自由が交わる領域で作られる個人の尊厳の理想の権利状態)が形成されるまでの順を「単純因果関係の観点」からモデルにして解説をする。
上記図の「自由、平等、友愛が融合する円モデル」が作られる全体像(憲法の全体像を円モデルに視覚化したもの)の流れは下記の図のようになる。
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まずは、上記図の左上にある「①友愛の円モデル」と「②平等の円モデル」で作られる「人間の尊厳の領域」について解説する。
下記図を参考。
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上記図は憲法の根本価値である「人間の尊厳の領域」が作られる流れを図形哲学にしたものだ。
次に、この上記図の「人間の尊厳」から導出される、一つ前の図の③自由の原理(万人の幸福追求の自由、万人の善追求の自由)
を融合させて、憲法の目的である「個人の尊厳の理想の権利状態の領域」を形成する。
下記の図を参照。
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上記図①~④の順番で、「個人の尊厳の理想の権利状態の領域」が作られる流れが明確になった。
これは、「幸福追求の自由」や「善追求の自由」を形成する「精神の働きとしての、目的の欲求、現状認識の知性、実行の意志」とは違う形での3つの円モデルの融合である。
2つ前の図の憲法の全体像(人間の尊厳→幸福と善の追求の自由→個人の尊厳という憲法の究極的価値と法の目的→憲法の理想の権利状態)から導出される「3つの権利の導出(友愛→平等→自由)からなる原理の円モデル」で作られるものだ。
憲法の根本価値である「人間の尊厳」では「友愛と平等」のみであり、「自由」は存在しなかった。
その後に導出される「幸福追求と善追求を尊ぶ価値」を含めた「究極的価値」である「個人の尊厳」では、「友愛と平等に、自由がプラスされて融合している」のである。
そのため、友愛と平等と自由は相互に規制し合う関係になる。
その関係性は次の図の通りになる。
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以上で、民主主義の原理の円モデルを形成する理想の権利状態としての自由、平等、友愛の統合モデル(民主主義の原理の円モデルの目的となる図)が作られるまでの流れを順を追って補足の解説をした。
この「民主主義の目的となる理想の権利状態の円モデル」から、下記の「真理も交えた民主主義の原理の円モデル」が作られていく。
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諸権利の現状認識(民主主義の真理の発生)とその領域を表す円モデル
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民主主義の方向性とその領域を表す円モデル
「友愛→平等→自由の各円モデル」によって、個人の尊厳の理想の権利状態の領域(自由、平等、友愛の相互規制の円モデル)が作られる。
この関係性をモデルにすることによって、自由、平等、友愛が単なるスローガンではなく、立憲民主主義の原理を形成する必要不可欠な概念であることをより明確にすることができた。
・関連動画
この記事で用いた「人間の尊厳」と「個人の尊厳」を円モデルで表すことの説明は、下記の動画を参照。
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(記事終了)
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