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操作される民主政治の源流 メンデルスゾーンが怒ったフリーメーソンの真理の秘密とは何か?

2018/03/09 00:50 投稿

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現在の西側の民主政治が国際銀行権力の秘密結社に操作されるようになった歴史の闇を探る。

2017年12月28日の記事で、啓蒙思想家として名高いメンデルスゾーンがサバタイ派7代目首長であるというユダヤ教のラビ・アンテルマの説をとりあげた。

<リンク>【動画と図解】フリーメーソン・イルミナティ、サバタイ派ユダヤカルト、国際銀行家をつなぐ歴史的経緯


私は、このサバタイ派勢力が、ロスチャイルドらの国際銀行権力と結びつき、イルミナティを通じてフリーメーソンを乗っ取ったと考えている。



ユダヤ人でハバード大学客員教授、エルサレムヘブライ大学教授のヤコブカッツが著した『ユダヤ人とフリーメーソン』には以下のような記述がある。




『ユダヤ人とフリーメーソン 西欧文明の深層を探る』 ヤコブ・カッツ 三交社刊


P46

メンデルスゾーンは、彼の友人レッシングがフリーメーソン運動の一員であることにいささか批判的であった。メンデルスゾーンは、メーソンとして彼の友人に啓示が与えられた結果、彼が開いた秘密をめぐって、本気か冗談か、その友人を嘲ったと言われている。

「我々は非常に若い時分から、真理を探し求めてきた。我々は、知りあった当初から、まさにこういった探求にふさわしいあらゆる努力と熱意をもって共に探求を行ってきた。それにもかかわらず、過去二五年間も彼の誠実な友人であった人間にも漏らせないとレッシングが厳かに誓うような真理が果たして存在し得るのであろうか?」

明らかにメンデルスゾーンは、真理の探究そのものにおいて誠実な盟友であった人間と共有することを許されないある種の知識を、彼の友人がフリーメーソンとして僭越にも所有していることに憤慨したのである。


P47

メンデルスゾーンの批判が、メーソン結社から排除されてきた事に対するユダヤ人の怒りを表明したものであるかどうかは明らかではない


上記の話から推測するならば、当初はメンデルスゾーンは、「フリーメーソンの教義とその定義する真理」を、知らなかったということである。

友人のレッシングは当時のフリーメーソンを代表する知識人の一人であり、そのレッシングが得たフリーメーソンの密教を友人が語ろうとしないことに怒りを述べている。


さてレッシングが親友のメンデルスゾーンにさえ隠し、現代まで世間に対して隠し続けるフリーメーソンの述べる真理とは何か?

それはフリーメーソンのシンボルマークにしっかり明記されている。




メーソン自身の説明によるとシンボルマークの「コンパスは真理」を表し、「直角定規は道徳」を表している。


メーソンが道徳としているのは「自由、平等、友愛」である。その道徳とコンパスで表す真理とが融合しているという図だ。


これは、私が拙著『世界を騙し続けた洗脳政治学原論』でモデル化した民主主義の原理と全く同じ構図である。


このモデルは、メーソンの目的である「個人の尊厳の実現」(これは民主主義の目的でもある)を縦軸の目標軸と、横軸の時間軸にモデル化することによって実現する。


個人の尊厳の実現を達成した状態は、「人は自由で平等である」状態である。


その状態では、自由、平等、友愛の諸権利は相互規制しながら調和している。



それを目的としているのだから、現実とのギャップを認識するために「現状認識という真理」が発生する。


この真理は、目的である自由、平等、友愛の相互規制の調和状態から、規制を受ける。目的に基づいた真理だからだ。(その他、無数の真理は排除される)

また真理も目的を規制する。理想ではなく現実の自由、平等、友愛の状態を見なければならないためだ。


このモデルから、自由、平等、友愛、真理の相互規制の統合状態が実現する。



これがメーソンが密教にしてきた真理の中身であろう。


そして目的に基づいて現実を改善しようとすると、自由、平等、友愛、真理の相互規制の下で相互発展するモデルが次の図になる。



これが本来のメーソンが目指している社会の方向性であろう。


しかし、このモデルを機能させなくすることが、現在の自由民主制では起こってきた。

メーソンの理論は密教であり、世間からこのモデルが目隠しされてきたためだ。

目的が目隠しされると、この原理は分裂を起こす。



その結果、国際銀行権力の思うままに操作される民主主義が作られてきた。


911自作自演テロやその後の対テロ戦争、さらには、意図的に創られる金融バブルとその崩壊による格差社会は、この民主社会モデルの中で実践されてきた。


イルミナティが組織化され拡大したのは18世紀後半である。そして、ロスチャイルドやメンデルスゾーンが登場したのも18世紀後半だ。

この18世紀後半から19世紀前半にかけて、アメリカ独立革命、フランス革命の前後から、ナポレオン戦争の終結までに「操作される自由意民主制の原理」は作られたと推測する。


19世紀、20世紀の欧米の経済学、政治学、哲学、歴史学、法学は、このモデルを無意識化させ発展させるために巧みに創られてきたと考えれば以下のモデルが成立するだろう。




■フリーメーソン最上層部ユダヤ系国際銀行権力に操作される日米欧の自由民主制(資本主義経済と民主政治)のモデル











メンデルスゾーンなどのユダヤ系が当時のドイツフリーメーソンから排除されていたために、

サバタイ派を用いて浸透していく過程については、今後取り上げる。


(記事終了)

 

 

 

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■上記の自由民主制の欠陥を克服し、民主主義の完成を
目指す理想の社会モデル(下の図)






日米欧の自由民主制の隠されてきた仕組みについての詳しい解説は

こちらの本をお読みください。

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<リンク>頂いた書評の一覧 『世界を騙し続けた[詐欺]経済学原論』 『洗脳政治学原論』

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■動画での解説


<リンク>世界を騙し続けた「詐欺」経済学と「洗脳」政治学


<リンク>天野統康氏「世界を騙し続けた【詐欺 経済学】【洗脳 政治学】を越えて」出版記念講演ワールドフォーラム2016年5月


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