9月16日に海賊TVが主催した
日本経済再興のための作戦会議 第2回
「エントロピーとレントから見る現代社会の危機」
に参加して意見を述べてきた。
動画は12分40秒から始まります。
出演者
・のぼう(科学者)
・天野統康(作家、金融政治経済研究家)
・大津けい(理学療法士 政治問題研究家)
・鎌塚裕次郎(IT関係者)
・佐々木薫(ファシリテーター)
・須澤秀人(日本海賊党代表)
今回の講師は科学者ののぼう氏。
初めてお会いしたが、自然科学者の視点から
経済について解説をされたのが興味深かった。
この動画で使われている言葉でおさえておくのは以下の2つ。
・エントロピーはぐちゃぐちゃ度。
・レントは権利。
のぼう氏によると、エントロピーを低くさせること、つまり整理することが
労働の基本なのだという。
例えば、石油は石の中に含まれている物質だが、それを抽出して
原油を作り出す。エントロピー(ぐちゃぐちゃ度)の高い状況から
低い状況に変化させることで価値を作り出す。
ところが政治経済でエントロピーを低くしてしまうということは、
悪い結果をもたらすという。
グローバリゼーションのもとで、一つの大きな企業に整理されてしまうということは
エントロピーを低くするが、そのせいで、独占的に権力が集中してしまう。
その結果、独占企業が価格をつり上げたり、不正を行ったり、破綻してしまった場合
に世界中がその影響を受けることになる。
グローバリゼーションによる富と権力の集中の危険性を指摘しており
政治経済においてはエントロピーは高いほうがよい、という事を述べていた。
また私と共著をだした安部芳裕氏の本から感銘を受けたことが
科学者であるのぼう氏が経済について感心を持ったきっかけであると。
中央銀行に集約されている借金マネーシステムを変革しなければ
人類の未来はない、と力説されていた。
まさにその通りである。
またレント(権利)に対する執着が、現在の資本主義社会の
格差拡大と自由という権利の暴走を作り出しているという話は
社会の本質に迫る鋭い視点だった。
私も最後に述べたが、民主主義で与えられている人権が、
現在の格差社会を創り出した。
民主主義のもとで発生する、自由、平等、友愛、真理の諸権利を
人々はまだ上手く使えていない証拠である。
それは、民主主義の諸権利がどのような原理で生まれているのかを
学んでいないからだ。
その結果、資本主義の価値観に民主主義が圧倒され、民主主義が
国際銀行権力に利用されてきてしまった。
この状況を打破するには、民主主義の原理を意識化し、資本主義的レント(権利)
を規制する必要がある。
現在の資本主義経済の矛盾の根源を知り改善されたい方は是非、ご覧ください。
第1回目の
「日本の財政金融の本質を理解する」
の動画はこちら
↓
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<リンク>10/7(土)9月の政治経済の動向の解説と、真民会で作成した小冊子の講演
■真の民主社会を創る会
真の民主社会を創る会では、現代の自由民主主義体制の
社会的矛盾の根本である政府と通貨発行権の分離と
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