どうも!Hakaseです!
週刊シェアファン、7回目となりました。
ラッキーセブンだ!最高!と深夜の変なテンションで載せています。
今後も週刊シェアファンは皆さんからのこんなデータがほしい!
こんな情報がほしいというのを汲みながらやっていきますので、
貴重なご意見、ご要望など有りましたら、コメントやTwitterなどでお知らせください。
【定型文】この週刊シェアファンは、オリジナルTRPG『Shared†Fantasia』の定期サポートとして刊行されているブロマガです。
※『TRPG』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/abouttrpg
※『Shared†Fantasia』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/aboutsf
今回週刊シェアファン7号では、Shared†Fantasiaの世界の英雄について掲載します。
本当はもっと数を載せたかったのですが、とにかく英雄の話を紡ぎ出すのは大変でして、時間対成果が少なすぎて次同じことをやるのは余程時間的余裕がある時にしたいですね!
内容一覧
・“疾き”ヴェイロン
・“伝説の囚人”デイローム
・“魔槍使い”サーヴァルト
・ 聖戦士コルヴァート
週刊シェアファン、7回目となりました。
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今回週刊シェアファン7号では、Shared†Fantasiaの世界の英雄について掲載します。
本当はもっと数を載せたかったのですが、とにかく英雄の話を紡ぎ出すのは大変でして、時間対成果が少なすぎて次同じことをやるのは余程時間的余裕がある時にしたいですね!
内容一覧
・“疾き”ヴェイロン
・“伝説の囚人”デイローム
・“魔槍使い”サーヴァルト
・ 聖戦士コルヴァート
“疾き”ヴェイロン
神代生まれのエルフの1人であり、第二次魔王侵攻時代に命を落とした英雄。
類まれなる弓の名手として名を馳せ、その弓エルムロアは旧友たる魔術師より託された逸品であった。
ヴェイロンはその生まれに逸話がある。
そもそもエルフは神代、ダーナディア神が自然との調和を目指し、
かの神が完全だと考える種族として人の身を転じさせた(変身させた)。
つまりエルフも元は人間であったというのが通説だ。
しかしヴェイロンは違う。
ある星降る夜に一つの星が森の木に落ちた。
その森の木を見たダーナディア神は、そこから人型を作り出し生命樹から命を与えた。
そうして誕生したのがヴェイロンである。
ちなみにヴェイロンという名は、ダーナディアが疾く成れ(早く成長しろ)と命じたことから、エルフ語で“疾き成長”という意味で名付けられた。
この逸話から分かる通り、ヴェイロンはエルフではあるが、
同時に樹から生まれた人造生物であったとも言える。
ヴェイロンは生まれついて見目麗しく、壮健で、いと賢きエルフであった。
その生命としての完璧さ、見事さからダーナディア神はその後も幾人かのエルフを
樹木から直接創りだしたが、ヴェイロンのようにはならなかったという。
ダーナディア神はヴェイロンを重用し、エルフ達を導くように命じた。
しかしヴェイロンは、自分の使命は他にあると考え、エルフを導くことを断った。
ダーナディア神はそれについて大変残念に思ったが、
いと賢きヴェイロンの言うことであればと納得し、彼の好きにさせたという。
ヴェイロンはその許しを得て、エルフの森を飛び出し、見聞する為に世界中を旅して回ったという。
ヴェイロンの逸話は、今現在でも多くの伝唱者(バルド)=エルフの語り手達に語り継がれているがその中でもいくつか有名なものをここに紹介する。
魔術師ガラントとの出会い ~星の光の入手~
ヴェイロンは旅行く中で様々な人と出会い、そして別れた。
特に定命の生き物である人間とは多くの出会い経験した。
その中でも特筆すべき出会いの一つが魔術師ガラントとの出会いである。
魔術師ガラントは、ベリスから魔術を学んだ原初の魔術師の1人であるともいわれている。
ヴェイロンは道の先で幻獣と謎かけ勝負をしている魔術師ガラントと出会う。
ガラントは自らの命をかけ、幻獣は自身の財宝を賭けていた。
しかも、この時あろうことかガラントは幻獣に投げかけられた謎を解けずに困っていたのである。
その彼のピンチを救ったのが他ならぬ賢きヴェイロンであった。
彼は幻獣が問いかけた謎を通りがかって聞いており、それにあっさり答えたのである。
幻獣は会心の謎かけをとかれ、そしてガラント以外の者が答えるのは反則だと怒り、
不届き者をとって食おうとヴェイロンに襲いかかった。
しかし、ヴェイロンは単なるエルフではなく、その弓から矢を放ち、幻獣を射殺した。
こうしてガラントはその命を失わずに済み、幻獣の財を手に入れた。
ヴェイロンは特に礼を要求することもなかったが、ガラントは自らの命の礼として
ヴェイロン生涯の愛弓となるエルムロアを創りだし、彼に送ったのである。
禍ッ神侵攻 ~翔魔王を射落とした弓手~
禍ッ神が侵攻を開始した時、ヴェイロンはすぐにダーナディア神の元に馳せ参じた。
彼は、この大戦に自らの力が必要であると理解していたのである。
現にヴェイロンは多くの悪魔を討ち取り、魔獣を狩り屠った。
しかし後に語られる彼の最も大きな功績は八大魔王が一翼である、翔魔王を射落としたことにある。
伝承によれば、禍ッ神に対して多くの神々がその力を裂き、その配下である魔王達まで抑えることが出来なかった為、魔王達は大いにその力を振るったという。
特に天空を飛翔する翔魔王は、こと空戦においては天下無双を誇り、最古の飛竜でさえも苦戦したという。
その最中、ヴェイロンは自らに課せられた使命はここにありとし、
愛弓エルムロアに万の力を込め、撃ち放ち、翔魔王の翼を射抜き、墜落させたという。
この時エルムロアはその名の通り“星の光”を放ち、流星のごとく魔王を貫いたと言われている。
これが痛手となり、翔魔王は大きな深手を負い、その軍は勢いを失った。
そのことを深く恨んだ翔魔王は、自らの命を削り、ヴェイロンに呪いをかけた。
これは“絡みつく呪い”と呼ばれ、長い間ヴェイロンを蝕み、そして最終的には死に導くことになるのである。
第一次魔王侵攻 ~英雄の衰え~
戦あるところに英雄あり。
特に長命の種族エルフともなれば、生き続ける限り歴史の転機たる戦には関わり続ける。
ヴェイロンは第一次魔王侵攻時、勿論エルフの軍勢の筆頭として戦に参加した。
しかし、その力は禍ッ神侵攻の時ほどではなかった。
何故ならば翔魔王の“絡みつく呪い”が彼の身体を蝕み始めていたからである。
彼の容姿、知恵は衰えることはなかったが、その肉体能力は呪いによってゆっくりと衰え始めていた。
千の魔を射落としたその腕は、百の魔を射落とすまでに衰えた。
しかし彼は未だ英雄で在り続け、エルフの軍勢をその賢き知恵で導き続けた。
ヴェイロンはエルフたちの希望の一つであり続け、味方を鼓舞し、癒やした。
魔王が倒れ、戦いが集結するまで、ヴェイロンは闘いぬいた。
しかし、呪いの影響は確実に彼の身を蝕みつつあった。
第二次魔王侵攻 ~英雄の死~
第二次魔王侵攻時、ヴェイロンは運悪く、死の砂漠に近い森に滞在していた。
いや、その周辺のエルフにとっては幸運というべきだったのだろう。
ヴェイロンは、波の如き悪魔と魔獣の群れを、その知恵をもって迎え撃ったのである。
既にこの時ヴェイロンの力は並のエルフ以下まで衰えており、すでに愛弓を持ってしても
悪魔を直接迎え撃つには十分なものではなかった。
もしヴェイロンが十全の力を持ってそこにいたならば、
その悪夢の如き敵の群れさえもなんとかしてしまえたのかもしれない。
しかしかつての英雄は、その巨大な群れを一時的に凌ぎ、多くのエルフの民を救ったものの
その敵の波に飲み込まれることを防ぐことは出来なかった。
それでもヴェイロンはエルフの英雄として、最後までその弓を取り、敵を迎え撃ったという。
その戦での数少ないエルフの生き残りの証言によれば、
ヴェイロンは百の矢を全身に受け、それでも倒れずに敵を射抜き続けたという。
そして最後、膝折れた瞬間、周囲に光が満ち、彼は星となって空に帰ったと言われている。
多くのエルフたちは、その光を見て、ヴェイロンがこの世界を去ったことを悟った。
そしてエルフの偉大な英雄の死を、全てのエルフの民が嘆き悲しんだという。
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