どうも!Hakaseです!
シェアファンの世界において現実の世界と違うものは色々とありますが、その最もたるものの一つが魔法の存在です。
魔法と呼ばれる超常現象を使う人々をどう世界が、あるいは世間が見ているのか、彼らはどの程度気性な存在なのか、お互いにどう認識しているのか、気になる人はいるかと思います。
今回はその辺について、現状整理の付いているところを具体的に書き記していこうと思います。


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■魔法使いとは何か?

シェアファン世界において魔法使いとは、魔術や奇跡、その他諸々の我々の世界では明確にありえない法則にのっとった現象を引き起こす術をもった人物たちです。
しかし逆に言えば、魔法使いもシェアファンの世界においてはあくまで珍しい力ですが、世界の法則にのっとった力をもつ人々です。
一様に異端、脅威とみなされ排除されるものではありません。

そして、その現象の根源(ソース)は違えども、起こる現象は似通っていたり、影響しあったり、お互いに相反しあったりします。
そういう意味では、手法は違えども、魔術師や神官やその他の術師も魔法を使うという意味合いでは一様に魔法使いとみなして良いともいえます。
とはいえその社会的な地位や見られ方、社会における実数は大きく異なるため、以後その点に注目して解説を行っていきましょう。


■神官(主にジオ文化圏)

魔法使いの中でもっとも人々(主に人間)に慣れ親しまれ、もっとも信頼されているクラスといえば神官で間違いないでしょう。
彼らはその信仰する神により与えられた力“奇跡”を用いることによって、人々を救うことができます。
その力の根源は神々の教え=戒律を守ることによって得られるため、力を悪用しにくく、またそもそもの悪人(神が正しさを認めないもの)には奇跡の力が与えられない為、奇跡の使用者=神官は(神の教義的に)良い人物である、ということが保証されているのです。
一般の人々にとって、神とは古代の指導者にして自身を生み出した存在故に、深い信頼を寄せる絶大な存在であり、その代行者たる神官もその信頼を借り受けています。
また神官の奇跡の性質=他人を傷つける、害するものがほとんどないというものもその信頼に一役買っています。
癒やしや守り、強化を中心とした奇跡の力は、他人を害するには向かない力と言うことができます。
そういった様々な要因から、神官は魔法使いの中でも飛び抜けた信頼をよせられ、街中で奇跡を大っぴらに使用してもすぐには咎められず、
(街の神殿はおおっぴらな無償の奇跡の提供を不特定多数に行っているならば遠回しにやめるように要求するでしょうが。)
社会的な信用度も高いクラスといえます。

他に特徴的なのは神官は神殿(互助組織)が表立って存在し、国などの社会的権力からも信任されたり、独自の自治権限を許されたりしていることです。
神殿は多くの国や地方で奇跡の行使の代償としての布施を集める行為を許されている他、信心深い支配者は神殿を保護することで神の加護を祈ります。
同時に神殿というのは魔法使いを多数擁する集団の一つとして強力であり、地域の危機などに対しては一致団結し立ち向かうことがあります。
特に彼らは魔王軍侵攻の際には、人々を癒やし、守り、戦ったことでよく知られており、未来に同様のことが起こればおそらく同様に戦うでしょう。
ただし、大概神殿は原則的に政治的な勢力争いに肩入れをすることはなく、神の教義(一般的な道徳に近い)に反することがなければ権力者とは対立しませんし、
逆に同じ神々を信じる国の権力者同士の争い(戦争)にも力を貸すことはほとんどありません。
しかし、異文化(東方帝国や神聖帝国など)の侵攻に対しては一致団結し抵抗し、地域の信仰を守るために戦った記録が残っています。
また、神殿が必ずしも腐敗と無縁かといえばそういうわけでもありませんが、その辺の組織の詳しいことについては追加サプリメントAdvanced Adventureの世界観補足:組織について、で解説しているのでそちらを参照して下さい。

その数は魔法使いの中でも多い方だと言っていいでしょう。
大っぴらにその実数が社会に出ているというのもありますが、相応の数、奇跡に目覚める神官がいる為、冒険者の中にもっともいる可能性が高くなるのも神官というクラスかもしれません。
その奇跡の力は癒やしや守りに特化していることは先に述べている通りですので、神官がいるといないとでは冒険者一行の生存率が大きく変わります。


■魔術師