日本共産党の志位和夫委員長は3日、北朝鮮が「地球観測衛星」を8~25日の間に打ち上げることを明らかにしたことについて、次の談話を発表しました。
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 一、北朝鮮政府は、8日から25日の間に「地球観測衛星」を打ち上げると明らかにした。北朝鮮が1月6日の核実験に続けて打ち上げを行うなら、地域と世界の平和と安定への重大な逆行を繰り返すものとなる。日本共産党は、厳しく抗議するとともに、発射計画の撤回を強く求める。

 一、国連安保理決議2094(2013年3月)はじめ累次の安保理決議は、北朝鮮に対し、「弾道ミサイル」だけでなく、人工衛星など「弾道ミサイル技術を使用したいかなる発射」も行わないよう求めている。これは、北朝鮮が、同国の核開発の放棄を求めた国連安保理決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反し、核実験を繰り返した経過を踏まえた決定である。いかなる理由をもってしても、打ち上げの正当化はできない。

 一、日本共産党は、国際社会が結束して、打ち上げを撤回させ、核問題の解決のために政治的外交的な努力と北朝鮮への働き掛けを強めることを呼び掛ける。
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 談話は同日、北朝鮮の国連代表部と6カ国協議に参加する米、中、韓、ロの各国大使館に送付しました。