866439f7ba7c78dda69790ba8354248a7048736f 日本共産党の山下芳生書記局長は25日、国会内で記者会見し、前日投開票された沖縄県宜野湾市長選挙の結果について、「残念な結果だった」と述べるとともに、「相手陣営は、辺野古『移設』に一言も触れなかった。したがって、辺野古『移設』賛成の民意が示されたとはいえない」と表明しました。出口調査では辺野古「移設」反対が56%、賛成33%となっていることを指摘しました。

 山下氏は、ひきつづき辺野古新基地建設反対のたたかいと連帯して、「6月の県議選挙、7月の参院選挙で『オール沖縄』勢力の勝利をめざしたい」と述べました。

 また今後の野党間の共闘への影響について問われ、「(地方選では)それぞれの地域の重要なテーマにかかわって一点共闘を強め、立場を超えた共同が大きく発展した」と強調。「宜野湾市長選でも保守層のみなさん、経済界のみなさんとの共同が発展した。(選挙の)結果いかんにかかわらず、共同が発展してきているのは財産であり、必ず、今後に生きる」と語りました。

野党共闘 努力続ける

山下氏 賛成世論多数「心強い」

 日本共産党の山下芳生書記局長は25日の会見で、「産経」とFNN(フジニュースネットワーク)の最新世論調査で、夏の参院選における野党統一候補擁立の動きについて、賛成が49%、反対は37・2%となったことについて問われ、「心強く思っている」「野党への期待であり、ぜひ応えられるように粘り強く誠実に努力を続けたい」と述べました。

 山下氏は、「どの世論調査でも、参院選に向けて野党に共闘してほしいという声が多数になっている」と指摘。「これは、戦争法を強行し、立憲主義を踏みにじった政治を許さない、暴走を止めない政府は主権者の手で交代させるという決意と行動が一層発展していることの表れです」と強調しました。

 山下氏は、この流れのなかで行われる参院選の1人区で、野党が共同してほしいと多くの国民が願っていると強調。「政党間の真剣な協議としっかりした合意」のために全力を尽くす決意を表明しました。