4fd62f6bc1c20e60c1fae9971affa35539cba0a2 退役軍人でつくる米国の反戦・平和団体「ベテランズ・フォー・ピース」(平和のための退役軍人会=VFP)のメンバー11人は15日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地の大山ゲート前と野嵩(のだけ)ゲート前で、オスプレイ配備撤回、普天間基地閉鎖を求めて市民らが連日行っている早朝の抗議行動に加わり、「クローズ、フテンマ」「ノー、オスプレイ」と声を上げました。

 1960年代に普天間基地にいたという元海兵隊員のケン・メイヤーズさんは「当時から非常に危険な基地だと認識していました。もっと早く返還されるべきでした」と述べました。

 元外交官で、イラク戦争に抗議して辞職したアン・ライトさんは「普天間基地を閉鎖するということは、他の場所へ新たに基地が建設されなければならないという意味ではありません。沖縄にある基地はすべて沖縄のみなさんに返還すべきです」と訴えました。

 メンバーは「私たちの精神はここに置いていきます」と、英語と日本語で「普天間飛行場を閉鎖しよう」と書かれたVFPの横断幕を市民らに託しました。

 一行は、9日に沖縄県入りし、県民とともにキャンプ・シュワブゲート前で座り込み、工事車両が基地の中に入るのを止めました。14日夜には「オール沖縄会議」結成大会に参加して紹介され、連帯の拍手を受けました。