ストーン監督参加

原水爆禁止世界大会へアピール

実行委が総会

 原水爆禁止世界大会実行委員会の第72回総会が30日、東京都内で開かれました。「核兵器のない世界」の実現が国際政治の目標になるなか、草の根で力を尽くしてきた日本の原水爆禁止運動への期待が内外で広がっていることを確認。原水爆禁止2013年世界大会成功へ全力を尽くすアピールを採択しました。

 アピールは「2015年の次回核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、核兵器廃絶の運動と世論を飛躍的に発展させる歴史的な大会に」と呼びかけています。

 総会では、海外代表の一人として映画「プラトーン」「JFK」などで知られる米映画監督・オリバー・ストーン氏が参加することが報告されました。ストーン氏は原爆投下の犯罪性を訴えたいと、8月6日の世界大会広島全体集会(ヒロシマデー集会)で被爆者とパネル討論をします。9日の長崎集会への参加も調整中です。

 運営委員会代表で、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)代表理事の高草木博氏は報告で、核兵器廃絶をめぐって日本政府の態度が国際的に問われているもとでおこなわれる東京都議選と参院選について「原水爆禁止運動にとっても、世界に日本国民の選択を示すチャンス。大いに活動力をアップして奮闘しよう」と訴えました。