久瀬くんが頭を押さえるのをみて、私は確信する。
――やっぱりだ。
「受け取れないよ」
と私は答える。
私はもう、私たちの関係を知っている。
※
12年前のクリスマス、私をかばって、久瀬くんは事故に遭った。
たぶんとてもひどい事故で、でも、その傷を癒したのはひとつのプレゼントだった。
名前のないプレゼント。
ある年だけ、センセイがふたつ目を生み出した、臨時のプレゼント。
彼はそれで健康な身体を手に入れたけど、でも。
――久瀬くんが、あの事故のことを思い出したら、プレゼントが壊れてしまう。
久瀬くんの身体が、元に戻ってしまう。
口に出しては、決していえないことだ。
でも。
――私は知ってるんだよ、久瀬くん。
私と君が出会ったら、君は事故のことを思い出して。
大切なプレゼントが壊れちゃうことに、なってるんだ。
※
はやく。はやく。
彼がまだ無事なうちに。
すべてを思い出してしまう前に、私は告げる。
「さよなら、久瀬くん」
できるなら綺麗に笑って。
これまでの感謝を込めて、できるだけ可愛く。
「私はもう、君に会いたいとは願わないよ」
久瀬くんがすべてを忘れていたら、それでよかったのだ。
私が我慢するだけで、みんな幸せな結末だったのだ。
それは、私にとっても、バッドなエンディングじゃない。
もう彼が苦しむところをみないで済むなら、それは幸せなことだ。
心の底から、それを願える。
朝生 葉月の葉っぱ @A_hazuki
ヒーローバッジはそういう事だったのか!!
はにわさん@がんばらせてください @haniwa82828282
だから悪魔だったのか……
くわみず @kuwamizu
みさきちゃん、それは違うよーー
蓮霧@3D小説Bellソル高知班 @renmu_3dbell
そんなのハッピーエンドじゃない!!!!
mille/ミレア@ソル @mille_sol
待って待って待って!みさき待って!
鍵虫(ソル北埼玉) @kagimusi_bell
奇跡おこるよな?
たもさん@3D小説用垢 @sol_tamosan
運営ふざけんなああああああああああああ!!!!!!!!!
はらぐろ @riana36
飛べ!みさきちに飛びつけ久瀬!そして滞空!
※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント( @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。
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