オレはメールをチェックする。
『指紋どうなった?』
そうだ。
「宮野さん、指紋は?」
「とりあえず、ここにいる人たちの指紋と、カップの指紋は一致しなかったわ。もちろん山本さんをのぞいて」
そうなのか。
ならつまり、今この場にはいない2人がこの部屋に入っていた、ということだろうか。
『昨日のセンセイとの会話の声はおかしくなかったか?こちらがリュミエールの光景で確認した限りでは録音のように聞こえた』
オレは山本に尋ねる。
「なあ、昨日のセンセイとの会話、へんだって言ってたよな?」
「うん」
「それが録音だった可能性はあるか?」
少し考えて、山本は頷く。
「私が紅茶を運んでから、紅茶を運べって頼まれたよ」
なら、その可能性は確かにある。
『コーヒーカップの指紋と君が少年ロケットにもらったスマートフォンの指紋を比較してみて。一致したらニールはメリーをかばってる』
※
どういうことだ?
――わからない、けれど。
「宮野さん、このスマートフォンの指紋を取ってもらえませんか?」
彼女は顔をしかめる。
「あんたの指紋は関係ないでしょ」
「別の指紋もあるのかもしれないんですよ」
彼女は、わかったわ、と答えて、スマートフォンの指紋を調べる。
「お、確かにあるわね」
あった。
――メリーの指紋?
なぜ?
いや、とにかく。
「その指紋、ティーカップの指紋と一致しませんか?」
「待って」
彼女はふたつの指紋を見比べて、ゆっくりと口をひらいた。
少年(臨時代理! リンちゃん) @3d_bell
春桜@haruzakura0312
@3d_bell そういえば指紋どうなった?というメールを久瀬君に
【久瀬くんからの返信】
カップにある正体不明のふたつの指紋は、今ここにいる誰とも一致しなかったようだ。
@3d_bell そういえば指紋どうなった?というメールを久瀬君に
【久瀬くんからの返信】
カップにある正体不明のふたつの指紋は、今ここにいる誰とも一致しなかったようだ。
少年(臨時代理! リンちゃん) @3d_bell
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ハイド3D小説『bell』アカウント
@haidremarkbell
主人公に「美優さんに昨日のセンセイとの会話の声はおかしくなかったか?こちらがリュミエールの光景で確認した限りでは録音のように聞こえた。」と送っていただきたい。
ハイド3D小説『bell』アカウント
@haidremarkbell
主人公に「美優さんに昨日のセンセイとの会話の声はおかしくなかったか?こちらがリュミエールの光景で確認した限りでは録音のように聞こえた。」と送っていただきたい。
少年(臨時代理! リンちゃん) @3d_bell
@3d_bell
【久瀬くんからの返信】
録音かもしれない。紅茶を運んでから、紅茶を運べって頼まれた、と山本が言っている。
【久瀬くんからの返信】
録音かもしれない。紅茶を運んでから、紅茶を運べって頼まれた、と山本が言っている。
少年(臨時代理! リンちゃん) @3d_bell
QED
@qed223
@3d_bell 主人公に「コーヒーカップの指紋と君が少年ロケットにもらったスマートフォンの指紋を比較してみて。一致したらニールはメリーをかばってる」と送ってください。
【久瀬くんからの返信】
一致した。
@qed223
@3d_bell 主人公に「コーヒーカップの指紋と君が少年ロケットにもらったスマートフォンの指紋を比較してみて。一致したらニールはメリーをかばってる」と送ってください。
【久瀬くんからの返信】
一致した。
イヴの夜を自宅で過ごすいい子 @char_c3
これはきたか
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