3D小説「bell」本編

■久瀬太一/8月23日/16時55分

2014/08/23 16:55 投稿

  • タグ:
  • bell本文
  • bell本文08月23日
久瀬視点
banner_space.png
 大きなフロアだ。
 オレとサクラは、左手にフロアを回る。
 先に、氷に囲まれた、石製の硬く重そうな扉があった。
 中心に青いガラス球のようなものが埋め込まれている。あるいは宝石の一種なのかもしれないが、だとすればずいぶん大きい。拳ほどのサイズがあった。
 不思議なのは、その扉の奥に部屋があるようにはみえなかったことだ。
 ――なら、石碑のようなものだろうか?
 でもなんの文字も書かれていない。
 いったい、なんなのだろう?
 オレはおそるおそる、その扉に触れてみる。
 とたん、扉が輝いた。
 それはふっと消えてなくなり、先から強い風が流れ込んで息が詰まった。
 扉があった場所には、ぽっかりと穴が空き、異世界がみえている。
 青い。一面の青。
 ――空だ。
 飛行機の窓からみるような景色が、辺りに広がっていた。
 その中を、狭い通路が続いている。
 ――また、ワープみたいなもんか?
 オレはそちらに足を踏み出そうとして、躊躇う。
 足元に、なにかスイッチのようなものがあった。
 ――たぶん、踏まない方がいいよな?
 飛び越えることはできそうだが、引き返すべきだろうか?
読者の反応

aranagi@静岡ソル @arng_sol 2014-08-23 16:56:01
久瀬なら青と紫の世界のスイッチ踏まずに進めるって!  


パウダス @paudasu 2014-08-23 16:56:52
久瀬くん困ってるw


ものだね@デジアニ15th合同誌企画中 @dramocon_bot 2014-08-23 17:00:28
@sol_3d とりあえず念だけ送ったなり…ぼくはのんびり探索しますわ…  





※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント(  @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。
banner_space.png
久瀬視点

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

3D小説『bell』

3D小説『bell』

このチャンネルの詳細