どうやらオレは、またソルたちへの返答を再会したようだ。重要なことだ。
「オレ、プレゼントを貰うと記憶が欠落する可能性があるようだ。八千代もミュージックプレイヤーの件では記憶が欠落しているように思えるので、その辺りの話を突っ込んできいてみてもらいたい、だそうだ」
プレゼントと、記憶は関係しているのか?
「わかった!」
とついオレは叫び返す。
とはいえ八千代は、いくらでも雑談にはのってくるくせに、喋るつもりのないことは本当に喋らない。困ったものだ。
「18番、読めない。19番。みさきは脚本を書いているのか。昔から、物語が好きな子だったよ。たぶんピアノよりも本当は、そういうひとりで考えることの方が好きなんじゃないかな。20番、おいオレ、ちえりの容姿を思い出せ」
ちえり?
彼女は、みさきによく似ている。パーツをとって考えると、どこも違っていないような気がする。――ああ、少なくとも8月24日のみさきよりは、ちえりの方が髪が長い。あとは、ほとんど同じだ。でもなんとなく雰囲気が違う。
どちらかというと、ちえりの方が大人びている。――いや、これも正確ではない。ちえりにはなんだか、大人びた子供のような、そんな不思議な雰囲気がある。
窓の向こうのオレは、しばらくスマートフォンを眺めて、それから言う。
「ちょっと飛ぶが、45番。わかった、やってみる」
そしてオレは、またピエロの部屋へと入っていく。
※
「テッテレー!」
とピエロがまた、問題を出し始める。先ほどと同じ問題を、律儀に最初から。オレもそれに付き合って、律儀に答える。
そして、
「いよいよ3問目! ボクは嘘つきです。さて、ボクは嘘つきですか?」
あの問題が出た。
きっと答えのない、矛盾した問題。
窓の向こうのオレは、なにもいわずにピエロに手を伸ばす。
そして、その肩を、ついた。とたん、
「うわあっと!」
わざとらしい大声を上げて、ピエロが自分から吹き飛ぶ。床をごろごろと転がって、頭を下にした状態で止まった。
「痛いな、もう!」
と満面の笑みでピエロは言う。
――心底、むかつく奴だ。
同じように感じたのだろう、窓の向こうのオレはいう。
「お前は嘘つきでも正直者でもないよ。ただ気まぐれなだけだろ」
そして、部屋の中へと踏み込んで言った。
コロッケカレーを円盤投げ @toromikobu 2014-08-16 01:01:05
部屋入った!
パウダス @paudasu 2014-08-16 01:02:13
やっぱ兵士が言ってたやつってピエロのことだったのか
かめ@kameaaa32 @kameaaa32 2014-08-16 01:03:25
なぞなぞを物理で突破するのかw
空つぶ@3D小説bell参加中 @sora39ra 2014-08-16 01:08:38
ピエロ&ドッペル対策ページ。多分まだ編集途中・・・? 次本編更新来たらまた変更はいるかと思われ pic.twitter.com/fWVtMapcgw
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