あまりに、目の前の出来事が非現実的だからだろうか?
いつの間にか、恐怖が少しだけ薄らいでいた。
私はともかく、目についたコメントに応える。
――佐倉さん 時限装置なのですが、赤と青のコード以外になにか目に付くものはありませんか?
わからない。時限爆弾なんて、みたことない。私には普通の時限爆弾にみえる。
――周囲の物や状況について教えてください。
ここにあるのはノートPCと、時限爆弾だけだ。――いや、違う。そのふたつに気をとられてよくみていなかったけれど、右手の壁に、5つのロッカーが並んでいる。
そう書き込むと、反応があった。
――ありがとう、ロッカーに不審なものとかあるかな?
そうだ。調べよう。ひとつずつ。
私はロッカーの前に立つ。右端にあるドアを開いた。
がらんとしたロッカーだか、底の部分になにかが落ちている。
――ペンチ?
私はそれを拾い上げてみる。やはりペンチだ。ペンチなんて手にしたこと、人生で数度しかない。見た目よりも重いような気がした。
――これで、あの線を切れっていうの?
赤と青、ふたつの線。
悪趣味だ。
2分の1の確率に、命をかけたくはなかった。でも私はそのペンチを、とりあえずポケットにいれる。
2つ目、3つ目とロッカーを開くが、なにも入っていなかった。
あまり期待もせず、4つ目を開く。
軽く驚く。そこには、黒いトートバッグが入っていた。
テイル@おねがいマイメロディ @Tailchaser
黒いトートの中身は・・・
謂名真枝。 @iinamaeda
基本的にニコニコで特定のワードを書き込むと、シナリオが更新されるようなので気になる部分はどんどん突っ込んじゃっていい気がする。
桃燈 @telnarn
佐倉ちゃん「ソルたちは報告する前から自分の行動を把握してる、怖い……」
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