くぁん のコメント

今朝の朝日新聞朝刊「耕論」に、伊藤詩織さんのジャニーズ問題に関するインタビュー記事が載っていました。

あのBBCの番組制作にも協力したそうですが、伊藤さんが問題にしてるのは、被害を受けても声を上げるのが難しい日本特有の社会と空気。そして、権力監視の為に、証拠を集めて裏をとる…そのための"リスク回避"ではなく、面倒を避けるための"リスク回避"しか行わないメディアに対して向けられています。

問題提起として、事が起こった時に被害者が声を上げやすい環境をどう作るか?であり、それは、被害者の声に頼らないことではないか?と訴えています。
不同意性交罪が成立したとはいえ、被害者が被害を証明しなくてはならないハードルは残っている。ジャニーズ問題も当事者の手で問題が可視化された。そうではなく、社会の側が、自分達の問題として受け止め、システムを変える必要があると。

これって、当事者(今回の場合の自称被害者達)擁護に聞こえるけど、"性犯罪の証明を実質的に被害者に負わせる法制度ではなく、切り込んだ報道や行政の調査、捜査があれば、私は今こうしてお話ししてないでしょう"と言ってる通りで、要は加害者だろうと被害者だろうと、事件の本質、真相、全体像を明らかにするのには徹底した調査、捜査、裏どりは大事でしょ?と訴えているように思えます。

そして「私等はもっと身の回りで起きていることに敏感になるべき」と〆ています。やはり聡明な人だと思いました♪

No.62 8ヶ月前

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