キャンセルカルチャーって「我が時代こそ歴史の正解なり」という傲慢の極みのような思考ですね
人間はどうしても自分の時代しか知ることができないという宿命を考えれば、そこまでならまだやむを得ないものして許せるのですが、そこから遡って過去まで裁くというのは極みの中の極みでしょう

「ゴミは電車の座席の下に収める」という昭和のマナーを「マナーの無い時代」として切り捨てるなら、
「ゴミを入れる箱を町中に設置して長時間放置していた、衛星概念の無い時代」として将来切り捨てられることを覚悟しなければならないはず
それと同じことをするのか？否定する者を否定する者を否定するような永遠の繰り返しを続けるのか？

良し悪しを語るなら「そういう時代だったんだよ」とまずはいったん認めること。その上で「本当にその一言で済ませていいのか？」「ではこれからはどうするべきか？」を考えなければ「無くせる悪は無くしていくべき」という人類として当然の「底上げ」もできようはずもなかろうに