希蝶 のコメント

 先日の「オドレら正気か」で、またまたあさっての方向の話をしますが、

 昔、「戦国魔神ゴーショーグン」というロボットアニメがあったのですが、敵側のドクーガの存在を全世界に知らしめるため、グッドサンダー側を取材し、何とか報道に成功した、女性ジャーナリストの話があったのですが…。

 その後、ドクーガ側が、「あなたたちの隣人や、企業や、商品の中にもドクーガ協賛のものがありますよ」という放送を、同じく世界に放映する、という場面がありまして(以前、総集篇としてまとめてやった映画の中にもある場面ですが)…。

 有田さんやよしりん先生の話で、私はそのようなものを想像しました。今のアニメーションなども、「制作委員会」方式という形で、いろいろなスポンサーが入り込んで、ビデオ販売を目的につくられたりするのですが、その最たるものなのかな?
 (いきなりスケールダウンしますが)日本初の営業を目的とした地下鉄は、銀座線の元となった上野-浅草間の地下鉄ですが、その地下鉄にしても、資金調達の目的で「路面電車」を経営していた、という話を聞いたことがあります。つまり、金儲けのためならば、組織とか企業とか集団といったものは何でもするわけで、宗教法人(といっていいのかな?)ともなると、思想の植え付けのために、もっとあくどいことをするのでしょう。先日の三河一揆の「どうする家康」でも、一向宗の寺院内の治外法権のようなものが描かれていましたし、今でも、ローマ市には、十字軍以来の生き残り組織である「マルタ騎士団」というのも存在し(かつては名前の通り、地中海のマルタ島、それ以前はロードス島とかイェルサレムを治めていました)、国連のオブザーヴァーなのだそうです。

 もうちょっと、現代日本人が企業とか宗教とかが国家を形成するとか、乘っ取るとかいうことに、強い意識をもって欲しいものだな、といった感じです。

 以上、何となくつれづれなるままに。

No.121 14ヶ月前

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