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2018年第52回スプリンターズステークス(中山) 予想

2018/09/28 18:00 投稿

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「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 オットー・フォン・ビスマルク

大きな番組変更を行った00年のJRA番組改革。
これにより、暮れに行われていたスプリンターズSは中山秋開催最終週へと移動する事となりました。
番組移動により、どの様な影響がスプリンターズSに与えたのか?まずはその検証から。

90年にG1昇格となったスプリンターズS。
初年度を制したのはバンブーメモリー、そこからダイイチルビー、ニシノフラワーと、道中二桁追走馬による豪快な追い込み勝ちが続きました。
93、94年と連覇したのは歴史的名スプリンター サクラバクシンオー、95年ヒシアケボノ、96年には田原@フラワーパークが初のスプリントG1春秋連覇。
97年にはタイキシャトル、98年はマイネルラヴが海外G1馬二頭を撃破するアップセット、99年はブラックホークが勝ちました。

暮れの開催時期を振り返ると、逃げ馬受難。
90~99年の逃げ馬成績は【0-1-0-9】。
暮れの開催で唯一2着となったのは、田原@フラワーパークとの一騎打ち、長い長いとても長い写真判定となったエイシンワシントンのみでした。

00年、秋開催最終週となってからのスプリンターズSはその傾向が一変。
番組移動初年度を制したのは16頭立て16番人気! 単勝257.5倍のダイタクヤマトが逃げ切り勝ち。
01年も逃げたメジロダーリングが2着に好走、02年は新潟開催でしたが逃げたショウナンカンプが3着。
04年カルストンライトオ、06年豪州の名スプリンター テイクオーバーターゲット、07年アストンマーチャンと、逃げ馬が大活躍。

00年から昨年(17年)までの逃げ馬成績は【5-3-2-9】のハイアベレージ。
過去10年でも【1-2-1-6】、90~99年の暮れの仮柵使用、冬枯れの芝で行われていた時よりも、秋の野芝100%開催によりスピードが生きる形へと傾向が変化。

過去10年で成績は逃げ馬成績は落ちていますが、過去5年(14年は新潟開催)では13年ハクサンムーン(2着)、16年ミッキーアイル(2着)、17年ワンスインナムーン(3着)と、中山開催【0-2-1-1】。
四角先頭まで広げると、過去10年では10年のウルトラファンタジーが制し、11年はパドトロワが2着。

ここ四年、スノードラゴン、ストレイトガール、レッドファルクスの連覇と、ストレッチランナーが勝利していますが、その一方で逃げ馬もかなりしぶとく粘っている事がわかります。


先週の中山千二 セプテンバーS(1600万下)は、ユタカ@モズスーパーフレアが他馬を圧倒。
テンの3Fを33.2、上がり3F33.8。 勝ち時計1.07.0の好時計で逃げ切り勝ち。

先週はCコース替わりもありましたが、内有利、前残り傾向が強い馬場傾向にありました。

今週は大型の台風24号による影響が避けられず、週末は雨降り濃厚。
週中にも纏まった雨が降っており、今週の中山はパンパンの良馬場競馬は見込めず、水分量の多い馬場での開催となりそうです。


00年以降、雨馬場の良馬場を含み、稍重~不良で行われたスプリンターズS(中山のみ)は4回。
00年(稍重)のダイタクヤマト、04年(不良)のカルストンライトオ。
06年(雨・良)で行われたテイクオーバーターゲット、07年(不良)のアストンマーチャン。
渋った馬場でのスプリンターズS(中山)は、全て四角先頭逃げ切り勝ちという歴史があります。


ここで展開に目を向けると、逃げ宣言は昨年逃げて3着となったワンスインナムーン。
内枠を引いたここは当然、ハナを主張するでしょう。

他には前走逃げたのはセイウンコウセイ、ナックビーナス、ラブカンプー。
テンに速いメンツが集まりましたが、このなかでゲート出、二の脚と速いのはワンスインナムーン。
陣営も小細工無しで行くとハナ宣言をし、他陣営を牽制しており、テンから何がなんでもの姿勢で行く構え。
何より、この絶好枠を引いたからには引けません。

元々、本質的に逃げ馬では無いのがセイウンコウセイ、ナックビーナス。
番手からでも競馬が出来るラブカンプーと、テンから競っての共倒れを避けたい意識があるはず。
しかも、馬場が重くなるのであれば更にその意識は高くなります。

逃げ馬が多数集まったものの、蓋を開けてみればハイペースにならずというのは競馬の常でもあるだけに、ここはワンスインナムーンがハナと見ます。

そうなると、逃げ馬活躍の歴史から見て、今年「も」ワンスインナムーンは好走出来るはず。


これを踏まえ、本命はワンスインナムーン。
今年は昨年暮れの香港遠征でマイナス17kgの大幅馬体減。
これでは競馬にならず、香港スプリントのブービー12着は致し方ありません。

今年は初戦の京都牝馬Sからあまり調子が戻らず、5、8、13着と尻すぼみの悪循環。
中身がなかなか戻らない厳しい状態が続きました。
そんななかでも京都牝馬S、函館SSは勝ち馬と0.4差、CBC賞は0.7差と踏ん張ってはいました。

前走の朱鷺Sで漸くこの馬らしい競馬を見る事に。
テンから飛ばし前半の3F33.5、上がり34.8で纏め、勝ち時計は1.19.7(稍重)。
昨年、朱鷺Sを勝った時計が1.20.7(良)と、馬場もありますが1.0秒も時計を縮めるのは相当なこと。
漸く本来の調子を戻し、昨年よりも更に充実してきた様子が窺えます。


昨年、このレース直前も出来が相当に良く、稽古の動きも相当でしたが、今年は更に上を行く動き。
今年の一週間前はコースで追走、内からあっという間に抜け出して大差先着。
そして、今週は坂路での併せ馬でしたが、軽く仕掛けただけで大差先着。
51.5-37.6-24.4-12.2と、終いの伸び脚は圧巻です。

昨年は二週続けてコースでの併せ馬でしたが、今年はコース、坂路と併用。
お釣無しでの全力投球、昨年も陣営は意欲的でしたが、今年も更にと言う処です。


昨年、香港スプリントで馬体を減らしたのはスプリンターズS3着での激闘から。
昨年の高松宮記念でも押せ押せで臨んで馬体を減らした過去があり、萎みやすくそこから立て直しに時間が掛かる馬。
それが前走朱鷺Sの448kgから今回の調教後の馬体重は460kgとプラス12kg。
昨年の調教後の馬体重は458kg、ハードな稽古にも関わらず馬体が増えた今の出来は昨年以上。
馬体に実が入った今の出来はここがメイチのキャリアハイピーク。
この時期に来て、出来を取り戻したのであれば、昨年の内容からも勝機十分!
ここは頭で勝負です!


相手はファインニードル。
前走セントウルSは大外枠の重馬場、別定58kgの三重苦。
ラブカンプーとハナ差だったとはいえ、使い詰めの相手と違い、こちらは休み明けで出来は雲泥の差。
斤量差6kgの叩き合いを制し、最後にグイッと捩じ伏せた内容は、流石G1馬の迫力でした。

国内無敗でここへ臨む立場。
叩かれたここは当然、本命視されて当然の存在です。

前走苦手とされた重馬場を制したのは、やはり重の鬼 アドマイヤムーン産駒の血か。
荒れ馬場濃厚となりますが、前走内容ならば問題はありません。

内枠の極端な枠を引くことなく、真ん中からとなれば内外見ながら競馬が出来る枠。
先行力もあるだけに、スムースな競馬が出来れば当然、勝ち負け。
人気でも消せない馬です。


三番手にはセイウンコウセイ。
前走、チークを着用した函館SSは最内枠から主張しての逃げ切り勝ち。
揉まれ弱い面があるだけに、最内枠から主張したのが奏効。
17年高松宮記念1着以来の重賞勝ちとなりました。

昨年のこのレースは内枠2枠3番から揉まれ通しとなり、競馬にならず惨敗。
揉まれない競馬が出来れば、実績、能力は当然のG1馬。
今回の外枠は間違いなく良いでしょう。

こちらも重の鬼 アドマイヤムーン産駒。
稍重の高松宮記念を制した様に、時計の掛かる馬場も得意。
先行力も当然あるだけに、前々から流れに乗れれば、勝ち負けは可能でしょう。


モレイラ騎乗のナックビーナス。
前走、キーンランドCは強い内容での勝利。
中山巧者だけに、鞍上の魅力も含めて人気になるのはわかります。
しかし、気になるのは中間の内容。
一週間前、今週と、あまりトーンが上がって来ません。

前回のキーンランドCの動きは唸る様な素晴らしい内容ですが、一週間前は三頭併せで遅れ、今週は馬場の最内を通る内容で併入がやっとの内容。
これはピークが過ぎた印象。

本来ならば、函館SSで賞金を稼いで本番のスプリンターズSにの青写真。
しかし、函館SSで3着となり、キーンランドCも使う事になってしまいました。

前走が素晴らしい出来だっただけに、ピークを保つ事は難しかったのかと。
ハードな馬場でのレースだった事もあり、そこからの疲れも抜けきれないか。
ここは出来に疑問ありと見て、消しです。


三連覇を狙うレッドファルクス。
今年はパンパンの馬場での競馬が望めないだけに、荒れた馬場で何処まで追い込めるかとなります。

ただ、今年一連の内容はテンに置かれる競馬ばかり。
流石に年齢を感じされる競馬となっており、前走安田記念(1.32.1)も昨年の時計(1.31.6)程走れませんでした。

大外枠を引いた点もマイナスで、今回予想される馬場では持ち前の瞬発力を生かせないと見て、消しです。


昨年2着のレッツゴードンキも同様。
末脚勝負型だけに、荒れた馬場では追い込めない可能性が大と見ます。




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