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【趣味の再生園芸】カリフラワーは実は謎が多い植物なのかもしれない【ロマネスコ後輩組】

2014/03/06 01:23 投稿

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  • 園芸
  • ロマネスコ
花作りに日夜勤しむロマネスコたちを見ていると、色々と考える事があります。
カリフラワーの仲間であるロマネスコは、当然カリフラワーに発生する生長障害を同じように発症します。
そのうち私が最も注目するのはさし葉あるいはリーフィーと呼ばれる現象。
簡単に言うと、花蕾のドリルの隙間から小さな葉っぱ、小葉片などと呼ばれますが、これが発生する現象。
見た目が悪くなり、味も雑味が出てしまうため商品価値が著しく低下してしまいます。
写真で見るとこんな感じ。


このちょろっと出てきている緑色の破片のようなものがさし葉。
これがどういうものなのかと調べてみると、タキイ種苗という会社による説明では
「花芽分化時に低温感応が不十分だったり、花芽分化後に高温に遭遇し、生殖生長(※1)のあとに栄養生長(※2)が助長されて、花蕾の中で小葉片が発育して起こるといわれている。また、チッソ過多によっても助長される。」※については一番下に簡単に説明。
と記載されています。
これはタキイ種苗さんのみならず、ほか複数でも同様の記載を確認できました。
ということはカリフラワー栽培においてはこの知識が常識なのかもしれませんが、
正直私はその論説に一抹の疑問を抱かずにはおれません。
というか、私の理解が間違っているような気がします。
続いてもう一枚写真をご覧ください。


前に紹介した急成長中の花蕾とその花柄。
何枚か葉っぱが見えますね。これ全部さし葉。
一枚目の写真のように花蕾の隙間から出ていると破片のようにも見えますが、花柄が伸びると随分と印象が変わります。
大きさはだいぶ違いますが、やや遠い親戚であるアブラナの茎のような見た目をしています。

私の知識が間違っているかもしれない、というのが、このさし葉をもつ花柄について。
この花柄の生長が栄養生長に含まれるのか、生殖生長に含まれるのかよく分からない、というのが私の中の疑問で、その疑問のせいでいまいち何かがしっくり来ないのです。
頭の中では、花の分化ではなく茎の生長の延長なのだから、これは栄養生長に含まれるのだと考えています。
しかし心の中では、花を作る過程での生長だから生殖生長の範疇なのではないかという考えが浮かんでいます。

また色々調べると、栄養生長生殖生長という二つの生長パターンに分けるから面倒になるのであって、栄養生長期生殖生長期という二つの時期で分けて考えるがよろしい、という説も転がっていたりして、またまた思考が面倒くさくなってしまいました。


話は変わってさし葉とそれ以外の葉っぱの話。
ブロッコリーやカリフラワーの仲間は三種類の葉っぱを持ちます。
一つ目は茎から生える葉
これは葉柄、茎と葉っぱの平たい部分とを繋ぐ細長い枝のような部分があるのが特徴。
二つ目は花軸から生える葉
これは茎から生えるものと違って葉柄がないのが特徴。
そして三つ目がさし葉
これは二つ目の延長にあるもので、花軸ではなくその先の花柄につく葉っぱ。なので野菜として見ると見た目と味の都合、悪しき存在と見なされますが、植物としてはごく普通の何の問題もない、普通の葉っぱです。

二つ目と三つ目は着く場所が基部か延長部かという違いだけで大差ないのですが、一応構造にちょっとした違いがあります。
まずは二つ目の葉の写真。



真ん中に太い軸、中肋があり、そこから毛細血管のように葉脈が伸びています。
また縁がギザギザ波打っていて、その尖った部分は瘤のように粒があります。
葉脈の先端はこの瘤に向かって走っています。

続いてさし葉の方の特徴。



中肋がある点では同じですが、縁がギザギザしていなかったり、していても瘤がないのが特徴
また葉脈も単純なことが多く、中肋しかなかったり葉脈が出ていても枝分かれしないのがほとんどです。
といっても例外もあり、かなりしっかり複雑な紋様の葉脈が現れることもたまにあります。
しかし例外を除けば、大きさの差があっても同様の特徴を持って発生します。
また形も不揃いで、基本は平べったい寸胴で先端近くで急に細くパターン基部から先端に向かって細くなっていくパターンの二種類ですが、下の写真のように左右に大きく湾曲した形になるものもありますし、針の様に細くなることもあります
大きさも付着した埃と間違えるほど小さいものから株本体よりも大きくものまで、多様。
どうも気温や日照、花蕾からの圧迫など様々なストレスで大きさや形状に色々なバリエーションが発生するようです。

その条件なんてわかりっこないので、毎日観察しながら変な葉っぱが発生して周囲に悪影響を与えていないか見守らなければなりません。
これが結構面倒くさい。支えにしている枠を切り離さなければならない場合もあり、そのときには根を傷つけないよう細心の注意を払いながら慎重に鋏を入れなければいけないのです。
その結果前よりものびのび葉っぱ出すようになる様を見ると、苦労の甲斐があったと嬉しくなるのですが。

またなんか長くなりましたが、今回はここいらで。
表題はカリフラワーの謎がどうのこうの、というわけではなく、単に私自身が不勉強ゆえにわからないことが多すぎて何がなにやら、という話。
何か良い参考書があればいいんですけどね。

最後の最後にちょっとだけ。


白いもじゃもじゃ、根毛。
一見カビに見えるほどたくさん生えています。
水をたくさん吸おうという意思の現われ。
言い換えるなら、元気に目一杯大きくなりたいという意思表示。
ムスメが元気で心が躍る。

というところで今回はこの辺で。
ではでは。

※1 生殖生長…花を作り、実を結び、種を熟す生長。
※2 栄養生長…茎が伸び、葉が出る生長。

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