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【趣味の再生園芸】再生栽培の心髄

2014/02/17 20:59 投稿

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一昨日の土曜日からロマネスコ達に大きな変化がありました。
本当は一昨日のうちに写真に収めたかったのですが、手が震えて至近の撮影が出来なかった為今日までお預けでした。

先に簡単に説明すると、髄が発達して維管束を覆うくらいにまでなると、カルスというものが発生します。
髄とカルスの間には特に相関関係があるわけではなく、単純に時期がちょうど重なるだけなんじゃないかと思います。
髄の養分貯蓄と水分保持の機能が何らかの影響を与える可能性も考えられない事もないですが
直接的には植物ホルモンがカルス形成を促しているらしいので、あったとしても間接的に少し影響を与えるだけでしょう。
その植物ホルモン生成が髄であったなら話は別ですが。

カルスというのは未分化細胞の塊
未分化細胞というのはまだ何になるかも決まっていない細胞。
何にでもなれるし、やりようによっては別種の植物同士を融合させることも可能です。
私のところでは、位置とカルスを包む環境から根が出るようにされていますが、植物ホルモンによって誘導すれば根だけでなく茎や葉が発生する事もあります。
沙耶やメイサの枝ではない茎はほぼ根作成専用だったカルスに、植物自身が誘導して作らせたものです。手違いの偶然なのか、必要を感じての意図的なものなのかは不明ですが。

カリフラワーやロマネスコ、そしてブロッコリーの再生栽培において最も重要なのが、
このカルスの形成
本体から切り離された時、根は切断面から直接生えるのではなく、維管束がカルスを形成、
植物ホルモンがこれを誘導することで根を獲得します。
この手順を踏まないと根は生じず、根がなければ生長は続きません。
前のカリフラワーの時もこのカルス形成に失敗した為に、根が出ず夭折してしまったのです。


簡単といいながらも長くなりましたが、こんな感じ。
ではこの話を踏まえて発生から二日経ったカルスを見ていきましょう。
本当は土曜日に撮った写真もあったはずなのですが、うっかり消してしまったようなので今日撮った分だけ。


まずはこれ。
完全に根が出ていますね。
切断面が見える位置から見るとこんな感じ。


光が強くてちょっと見にくいですが、根の付け根に根ではない白い塊が維管束の上に円を描くように並んでいることがわかるでしょうか。
その白い塊がカルス。
こいつはもう大丈夫。水さえ枯らさなければどんどん生長してくれるはずです。


こちらは双子花蕾のロマネスコ。
一見すると髄が黒っぽく変色しているだけで、根もカルスもないように見えます。
しかし違う角度で見てみると……


上の写真では下側にあった面にカルスと生まれたばかりの根があります。
見た感じだと葉がついている側から優先的にカルスが作られているのでしょうか。
形成に必要な植物ホルモンが葉で作られているのかもしれませんね。

ちなみに小さい株でも根が作られています。

この写真で右手前の頭が欠けた、周りよりも明らかに小さな株。


取り出してみるとこんな風にちゃんと根が出ています。
ぱっと見、他よりも立派なように見えますが、株が小さいせいで相対的にそう見えるだけ。
発生する根の大きさは株の大きさとは無関係なんですね。


さらに小さい、切り離し作業の際に花蕾から外れた末端部分、小花蕾というのですが、
こちらはさすがにまだでした。
まだというか、発生するかどうかも現段階では判断できません。
花蕾が根を出すというのは確実なのですが、その一部位でしかない小花蕾までもが同じ機能を有しているかまではわからないためです。
それを確認するためにこうして挿しているのですけどね。
どうなるでしょうか。
一応葉っぱ、これはさし葉というのですが、それが発生しているので希望がないわけでもないんじゃないかなぁ、くらいには期待しています。

これらは比較的早い株。
ようやくカルスが出来たという株もありますし、この間切断面の表面を削った株はこれから髄の発達が始まるという段階なので、カルス形成は当分先です。

さて、たくさんの株が根を出してくれるのは本当に嬉しいのですが、半分くらいは根が出る前に死ぬと思っていたので、これから先のことを考えていませんでした。
どうしよう。
ちょっと扱う株が多すぎて今後の置き場に困る。
実はロマネスコたち、地味に縦にも横にも大きくなっていて、茎が枠にがっちり食い込んできたりバランスを崩して隣の株にぶつかったりと問題がちょろちょろ発生してきています。
根が十分発達したら今の枠から外して新しい器に移動させてやらなければならないのですが…
場所も物もない。
どうしよう。
これを嬉しい誤算というのだろうか。何か違う気がする。

あ、ちなみに育て始めたのは今月の3日(2014.2/3)。
ちょうど二週間での発根ですね。
育て直してだいたい二週間が発根の目安と考えてよさそうです。

というところで今回はこの辺で。
ではでは。
植物ホルモン次第で

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