ここ5年間、年に一度の頻度で夢の中にマーラ様が降臨されます。
真・女神転生Ⅱのご立派な姿で。
別に悪さされるわけでもなく何かを説かれるわけでもない。
しょせんは自分の見る夢なので、気にせずにおこうと思います。
私、つかれてんのかなぁ…?
という、冗談にしたい本当の話。
今回は私のところの草木の友であり、浄化機関としてなくてはならない存在
『バイオフィルム』と『活性汚泥』について簡単に解説したいと思います。
といっても専門家ではないので、私に理解できる範囲で、になりますが。
バイオフィルムというのは、簡単に言えば微生物の集合団地。
生物膜、バイオマットなどとも呼ばれるそうです。
フィルムと呼ばれる通り見た目には薄っぺらに見えますが、中は単純な一枚の膜ではなく、構造的にも生物相もかなり複雑に入り組んでいます。
淡水、海水を問わず、それどころかタールの池や高温の温泉、鉱毒の沼などといった苛酷な環境でも、水があるところであれば、ほとんどの場所で発生します。
ちなみに一番身近な発生場所は、口の中。歯の表面のプラークと呼ばれるものは実はこのバイオフィルムの一つです。
その発生の手順や内部構造などは省略するとして、ここでは生物相と周辺環境との係わりについて少し語りたいと思います。
厚さが1㎜あれば分厚い方というくらいの薄い物体ですが、その中には数十あるいは百を超えるとも言われる種類の微生物が生息しています。
しかもその生物たちは生成物のやり取りを行い、情報伝達し、構造体(スライムまたはねととよばれる)内で互いに助け合いながら生きています。
バイオフィルム自体が山林やサバンナなどのように一つの生態系として機能しているのです。
しかもバイオフィルムは多くの生物の食糧となっていて、川では鮎、干潟ではシギなど大型の生物の餌としてなくてはならないものとなっています。
また地球に大量の酸素をもたらしたストロマトライトもバイオフィルムの一種。
一説には内部で光合成によって大量の酸素が発生するせいで、他の生物は酸素を利用して生活せざるをえなくなり、好気呼吸する生物がたくさん現れるようになって爆発的に進化が進んでいったとか。
進化の母とも呼べる存在です。
私のところにあるバイオフィルムは別にそんな大それたことはせず、空気中から舞い降りてくる埃や植物が根から出す分泌物を餌にして生態系を形成しています。
光合成を行って水中に酸素を供給し、植物自身にとって毒にもなる根の分泌物を無毒化、埃とともに植物が吸収可能な養分に変えてくれています。
ほぼ水だけしかやっていない私の育て方でも沙耶が3年近く生き続けているのは、バイオフィルムの力添えあってこそ。
ほかの器も似たようなものです。
活性汚泥の話もしようと思ったのですが、長くなりすぎてしまいましたね。
それでも簡単に説明すると、小粒のバイオフィルムの集合体。それが活性汚泥です。
水中を漂う埃に微生物が付着、バイオフィルムのように様々な生物が同居して、それが大量に水中に漂うようになる。
それが活性汚泥。
汚泥とはいいますが、泥ではなくて埃とそれにくっついた微生物の塊です。
下水の処理槽などで利用されており、地味ながらも私達の生活を支える非常に重要な存在です
埃に付着と説明しましたが、有機物であれば何でもいいので、例えばバイオフィルムの破片とかでも発生します。
そのせいで、バイオフィルムが経年劣化で崩壊した沙耶の器では、バイオフィルムが完全に埋もれてしまって、表面には分厚い活性汚泥の層ができてしまっています。
しかしながら機能的にはほとんど差がないので、バイオフィルムの代わりに沙耶の生活を支えてもらっています。
長くなりすぎてしまった…
本当はもっと沢山、もう少し詳細を説明したいところなのですが、今回はこの辺で。
最後に沙耶の器、メイサの器、佳奈の器それぞれのバイオフィルムと活性汚泥の写真を掲載して終わりにしようと思います。
ではでは
沙耶の器。
くすんだ緑色をしている活性汚泥。
おそらく底にはまだバイオフィルムがある。
この器のおかげで、バイオフィルムの能力と植物との共生関係を知った。
だから周りに「気持ち悪い」とか「頭おかしい」とか言われてもこのまま観察継続
あと、沙耶の根元でバイオフィルムとコケが湿原を形成しつつある。
それはまた次の機会に紹介。
メイサの器。
こちらはまだ崩壊してないので、バイオフィルムのみ。
遠めには茶色っぽいが、緑色をした部分も少なからず見られる。
ミミズと線虫が中に生息していて、中に水の通り道を作りまくってる。
そのおかげかすごい勢いで光合成を行う。
大きい生物まで含めての生態系は最も良く機能していると思う。
最近コケが上にはびこる様になってきて、そのうち水場がなくなりそう。
佳奈の器。
厚さ2センチにもなる分厚い活性汚泥の堆積物。
右下と水際にちょっとだけバイオフィルムもある。
全体的に茶色。でも光合成もしている。
酸素のついでに硫化水素とメタンも作ってる。
夏の一番暑い時期と冬の一番寒い時期には硫化水素が大量発生。
一度それのせいで気絶しかけた。
真・女神転生Ⅱのご立派な姿で。
別に悪さされるわけでもなく何かを説かれるわけでもない。
しょせんは自分の見る夢なので、気にせずにおこうと思います。
私、つかれてんのかなぁ…?
という、冗談にしたい本当の話。
今回は私のところの草木の友であり、浄化機関としてなくてはならない存在
『バイオフィルム』と『活性汚泥』について簡単に解説したいと思います。
といっても専門家ではないので、私に理解できる範囲で、になりますが。
バイオフィルムというのは、簡単に言えば微生物の集合団地。
生物膜、バイオマットなどとも呼ばれるそうです。
フィルムと呼ばれる通り見た目には薄っぺらに見えますが、中は単純な一枚の膜ではなく、構造的にも生物相もかなり複雑に入り組んでいます。
淡水、海水を問わず、それどころかタールの池や高温の温泉、鉱毒の沼などといった苛酷な環境でも、水があるところであれば、ほとんどの場所で発生します。
ちなみに一番身近な発生場所は、口の中。歯の表面のプラークと呼ばれるものは実はこのバイオフィルムの一つです。
その発生の手順や内部構造などは省略するとして、ここでは生物相と周辺環境との係わりについて少し語りたいと思います。
厚さが1㎜あれば分厚い方というくらいの薄い物体ですが、その中には数十あるいは百を超えるとも言われる種類の微生物が生息しています。
しかもその生物たちは生成物のやり取りを行い、情報伝達し、構造体(スライムまたはねととよばれる)内で互いに助け合いながら生きています。
バイオフィルム自体が山林やサバンナなどのように一つの生態系として機能しているのです。
しかもバイオフィルムは多くの生物の食糧となっていて、川では鮎、干潟ではシギなど大型の生物の餌としてなくてはならないものとなっています。
また地球に大量の酸素をもたらしたストロマトライトもバイオフィルムの一種。
一説には内部で光合成によって大量の酸素が発生するせいで、他の生物は酸素を利用して生活せざるをえなくなり、好気呼吸する生物がたくさん現れるようになって爆発的に進化が進んでいったとか。
進化の母とも呼べる存在です。
私のところにあるバイオフィルムは別にそんな大それたことはせず、空気中から舞い降りてくる埃や植物が根から出す分泌物を餌にして生態系を形成しています。
光合成を行って水中に酸素を供給し、植物自身にとって毒にもなる根の分泌物を無毒化、埃とともに植物が吸収可能な養分に変えてくれています。
ほぼ水だけしかやっていない私の育て方でも沙耶が3年近く生き続けているのは、バイオフィルムの力添えあってこそ。
ほかの器も似たようなものです。
活性汚泥の話もしようと思ったのですが、長くなりすぎてしまいましたね。
それでも簡単に説明すると、小粒のバイオフィルムの集合体。それが活性汚泥です。
水中を漂う埃に微生物が付着、バイオフィルムのように様々な生物が同居して、それが大量に水中に漂うようになる。
それが活性汚泥。
汚泥とはいいますが、泥ではなくて埃とそれにくっついた微生物の塊です。
下水の処理槽などで利用されており、地味ながらも私達の生活を支える非常に重要な存在です
埃に付着と説明しましたが、有機物であれば何でもいいので、例えばバイオフィルムの破片とかでも発生します。
そのせいで、バイオフィルムが経年劣化で崩壊した沙耶の器では、バイオフィルムが完全に埋もれてしまって、表面には分厚い活性汚泥の層ができてしまっています。
しかしながら機能的にはほとんど差がないので、バイオフィルムの代わりに沙耶の生活を支えてもらっています。
長くなりすぎてしまった…
本当はもっと沢山、もう少し詳細を説明したいところなのですが、今回はこの辺で。
最後に沙耶の器、メイサの器、佳奈の器それぞれのバイオフィルムと活性汚泥の写真を掲載して終わりにしようと思います。
ではでは
くすんだ緑色をしている活性汚泥。
おそらく底にはまだバイオフィルムがある。
この器のおかげで、バイオフィルムの能力と植物との共生関係を知った。
だから周りに「気持ち悪い」とか「頭おかしい」とか言われてもこのまま観察継続
あと、沙耶の根元でバイオフィルムとコケが湿原を形成しつつある。
それはまた次の機会に紹介。
こちらはまだ崩壊してないので、バイオフィルムのみ。
遠めには茶色っぽいが、緑色をした部分も少なからず見られる。
ミミズと線虫が中に生息していて、中に水の通り道を作りまくってる。
そのおかげかすごい勢いで光合成を行う。
大きい生物まで含めての生態系は最も良く機能していると思う。
最近コケが上にはびこる様になってきて、そのうち水場がなくなりそう。
厚さ2センチにもなる分厚い活性汚泥の堆積物。
右下と水際にちょっとだけバイオフィルムもある。
全体的に茶色。でも光合成もしている。
酸素のついでに硫化水素とメタンも作ってる。
夏の一番暑い時期と冬の一番寒い時期には硫化水素が大量発生。
一度それのせいで気絶しかけた。
コメント

No.1
(2014/01/11 01:03)

No.2
(2014/01/11 08:22)
hinokami さん、コメントありがとうございます。楽しんでいただけているというそのお言葉、すごく嬉しいです。
草花を水で育てる時には、基本的には水の入れ替えは必須なんです。
水は通常状態である程度酸素を含んでいるのですが、時間が経つと減少してしまって植物が酸欠になってしまうんです。
また同じ水を使い続けると雑菌が湧きますが、多くの種類が植物を弱らせて餌にしようという連中で、これを取り除く意味でも水の入れ替えはすごく重要です。
私のところでも、バイオフィルムが形成されるまではほぼ毎日水の入れ替えしてます。
逆にバイオフィルムが形成されたら、継ぎ足し継ぎ足しで微生物を育てるようになるのですが。
バイオフィルムという本当の保護者が現れるまでの代理を私が務めているようなものですね。
しかし、私のほかにも極CHAOSの猛者が現れようとは……ww
草花を水で育てる時には、基本的には水の入れ替えは必須なんです。
水は通常状態である程度酸素を含んでいるのですが、時間が経つと減少してしまって植物が酸欠になってしまうんです。
また同じ水を使い続けると雑菌が湧きますが、多くの種類が植物を弱らせて餌にしようという連中で、これを取り除く意味でも水の入れ替えはすごく重要です。
私のところでも、バイオフィルムが形成されるまではほぼ毎日水の入れ替えしてます。
逆にバイオフィルムが形成されたら、継ぎ足し継ぎ足しで微生物を育てるようになるのですが。
バイオフィルムという本当の保護者が現れるまでの代理を私が務めているようなものですね。
しかし、私のほかにも極CHAOSの猛者が現れようとは……ww
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微生物の集合体で、植物は生きていけるんですね…スゴイ!
器の中に、とんでもない数の微生物やバイオフィルムが入り交じり、その中で独自の環境が保たれているかと思うと、”カオス”な感じがしてワクワクします。
…記事を読んでいて何となく思ったんですが、植物を育てる時”小まめに水を替えている人”って、”ロウ”サイドな感じがします。ちょっとずつ変わっていくものを、小まめに再秩序化しているような感じ…
一方、主様の育て方が”カオス”サイドっぽいような気がしました。自分の力ではない、自然由来の微生物たちの力に任せている感じ…(混沌としてて、自然の力強さがあって、ある意味自由で…メガテンでいつも極カオスな私にとって、ニヤニヤが止まりません)
…そう思うと、主様の夢に”カオスの重鎮(マーラ様)”が訪れたというお話も、ただの偶然でなく、主様のカオスな一面を暗示する出来事なのかも…などと、勝手に思ったりしました。
思ったことを書いていたら長くなってしまいました…長文乱文失礼致しましたm(_ _)m