おもに動画を紹介するブログ

ケムリクサ12話を観て

2019/05/07 15:07 投稿

  • タグ:
  • アニメ感想
  • ケムリクサ
  • 雑記
  • アニメ
  • レビューをレビュー
  • たつき
ケムリクサ12話を観た。

公開直後すぐ観たのだが、先日ポイント一括購入でニコニコのコメント付きの全話を再視聴した。

自分は『けものフレンズ』もニコ動で観たくちなので、やはりコメ付きでこの作品を観たかったからだ。

ケムリクサの感想が書かれているブログなどを周回してみると――

「好きなものを見つけるんだ」
「誰かを(何かを)好きだという気持ちを大切にするんだ」

――というメッセージはやはり多くの人間の心に刺さったようだ。
私もそうだった。

三幕構成のけもフレ考察班の人が「人はいい刺激を受けると新しいことを始める人が多い」って言ってたけど、
見る専だった自分が今年になって動画を作ろうなんて思ったのもケムリクサの影響が強い。


さて、この記事ではケムリクサに対するネットでの反応、評価を読んで、ちょっと色々なことを考えていきたい。(ネタバレ含みます)
おもにはアマゾンでの上位の肯定的レビューと否定的レビューを読んで思ったことをだ。

DVDの売上も好調でヒットしたという印象が強いがケムリクサは賛否両論のレビューが渦巻いている。
ネット上では圧倒的に高評価のレビューが多いが、
「よくわからなかった」「こんなのを認めるわけにはいかない(使命感)」
なんて思いを抱いている人も相当数いるように思われる。
で、否定的レビューをしている人もやっぱりいて、熱烈なファンがその否定的レビューを吊るし上げ状態にしているという状態だ。
(詳しくはアマゾンプライムのケムリクサの☆マークのとこクリックすればわかるよ)

・・・・・・まあ、ね。
けもフレ一期を観て、ケムリクサも好きになった人間からすれば、
たつき監督が手がけた作品は、
↑こんな気持ちになるのは分かる。自分もそうだし。
なんでこんな気持ちになるのか。一つの理由として一連の騒動から現在までのたつき監督が歩んできた道そのものが一つの物語みたいになってて、そこに感情移入しているから、「好きな作品を否定されると憤りを感じる」以上の過剰反応が出てしまうんだと思う。
(ネットで取りざたされた部分、明るみになった部分で作り上げられた物語だけど)

ただ、ケムリクサは監督自身が「ニッチな作品」と言っている代物だ。
作品のバランスやわかりやすさの優先順位は低く、制作サイドのやりたいことや情熱が煮えたぎってるような作品だ。そこには負の感情すら感じる。
しかしその負の感情やダークサイドを、光や夢や希望に昇華しているように感じるわけですがね。OP『ケムリクサ』の歌詞がまさにそれをダイレクトに表現しているのが面白い。

↓このアレンジ好き


投稿者:ふさ さん


そして、やりたいことや挑戦したいことをつき詰めることで、
アニメーション制作や脚本執筆するうえでの「こういうことはしちゃいけませんよ」とクリエーター学校やらレクチャー本で教えられている作法・お約束。
あるいはプロのアニメ作家や脚本家の本や講演・講義などでよく耳にする創作をするにあたってのタブーやいろは・・・・・・。
こういったものを無視し、ブレイクスルーしている作品でもあると思う。

たとえば独り言、説明台詞の多さ。
他にもやっちゃいけないと言われてることを思いっきりやってる。

作中専門ワードの多さ。今はいない人間に関する言及が多く、またその人物の思い出話など、頭に入ってこない人もいるだろう事は大いに想像できる。

またディテールに凝ってはいるが、その反対に実はメチャクチャおざなりになっていたり未完成の部分があることも確かだ。
・・・・・・個人的にはケムリクサにケチを付けるとすればただ一つ。表情や仕草、足や腰回りの描写に比べ、「手」はもうちょっとなんとかならないのかなと思った。けもフレ一期もそうだったけど手の形がなんか好きになれない。(あとは気にならん気にしないw)

キャラクターに関しても、あんな絶望的な世界観と状況で、なぜあんなに明るく前向きなのか理解に苦しむ人もいるだろう。
登場人物は皆普通の人間でない・・・・・・パッと生み落とされた(まさにプリントアウトされた)存在で、人間とは似て非なる者だ。
そんな彼・彼女たちの精神構造を推し量るのはある種の想像力と辛抱強さと考察が必要なのは事実だ。性格やキャラ付けにも理由があったと分かるのは終盤だしね。

だから作品に没入できなかった、肌に合わなかった人にはとことん異質で何で評価されているのか不可解に思える作品になるだろう。
そりゃあれこれ理論武装してこき下ろしたくなるわな。

だが、そんな批判や不満が噴出するであろうことも、おそらく覚悟した上での、斬新なストーリー構成、演出、セリフ、キャラ設定、アイデアが素晴らしい。
擬似的とはいえ今のご時世で煙草吸うシーンや地震のシーン(わざわざ「地震」って台詞で言ってる)入れてるのもびっくりだ。アマプラ主導のアニメでないと無理だったんじゃないかな。

そして、けもフレ一期以上に過酷でポストアポカリプス的な世界で構築される死と隣り合わせなのに優しいという世界。
それは実に綱渡り的な話運びで「あそこをつっつけば」「ここがああだったら」簡単にバッドエンドになるストーリー構造をしている。
それが目についていじりたくなる人やツッコみたくなる人も中にはいるのかもしれないね。
「壊してやりたくなるんだよ」(某MAD動画より)
↓上記の台詞が聞けるプレイ動画

投稿者:牛沢さん

自分としてはハマったとか大好きというよりもケムリクサは「すごい」という感想に行き着く。
最後の最後に物語の舞台はじつは狭い世界でのお話で、外の世界は再生(いや船が地球に降りたのかな?)されてました・・・・・・みたいな救いがあって終わるとか・・・・・・。

FF3の浮遊大陸出た直後の時の感動をなぜか思い出した。

しかもクローンやコピー人間・・・・・さらにはデータ化された知的生命を複数の個体に分化・派生させて再出力といったSF題材を扱っていながら、複製されたり派生した存在の物語がここまでキレイに終わるのってのもすごすぎる。

だがこんなオリジナルアニメが、ヒットしたのは熱烈なファンとたつき&制作チームの間にある種の信頼関係(共犯関係といったらいいすぎかw)があったればこそだと思う。

いったい次はどんな作品を見せてくれるのか・・・・・・期待は高まるばかりだ。


投稿者:matu さん

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事