あの人と恋人になる優しい方法 プチ占星術

甲本ヒロト「僕、一人は好きだよ。寂しいのはイヤだけど。一人は寂しくないもん。寂しいっていうのは、人と人との関係の中で起きることだから。一人ぼっちってよく言うけど、一人っていうのはちっとも寂しいことじゃないんだ」

2013/07/02 00:51 投稿

コメント:92

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 音楽と人 2008年 11月号




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◆【今週のコンテンツ】甲本ヒロト (ザ・クロマニヨンズ)
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クソ底辺y死です。


甲本ヒロトとマーシーのインタビューは名発言が連発することでファンの間ではとても有名。
(「曲を聴いてキミが感じたそれでいいんだよ」としか語らないのでインタビュアー泣かせとしても有名)

先日本屋さんで甲本ヒロトの発言をまとめた本をみました。
名言とともに解説が書いてあったのですが邪魔でした。彼らのファンは他人に編集されカテゴライズされるのを嫌う傾向にあるような気がします。


この号は良いインタビューでした。


時の流れはすべてのひとを必ず殺すから、きっと世界の最終兵器。



それではハイライトからどうぞ。



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「なんとなく楽しければいいじゃない?結果としていろいろあるかもしれないよ。あの人はあんなことやった、って、人の記憶に残ったりするかもしんないけど、そんなことはどうでもいいじゃない。そんなのは人でしょ。自分には関係ない。自分が気分良けりゃいいんだよ






――ぬるま湯につかっていたいですよ。そのためにやんなきゃいけないことってありませんか?
「そうだよ、もちろん。だから目的はそこじゃん。なんとなく楽しくいたい。それが最高のゴールでしょ?そこのゴールを目指していくために、いろいろやらなきゃいけないことがあってさ。その為には寝ないで頑張ることもあってさ。血ヘド吐くくらい頑張ることもある。それはいいことじゃん。だって目的に向かってがんばる手段、途中の経過として〈金も必要か、じゃ働くか〉とかさ。当たり前じゃん」





「成り行きですよ。だって、どうなったっていいんだもん(笑)どうなりたいなんてさ、自分の人生が。そんなのどうだったっていいじゃん。棒にふっちまえば
――棒にふりたくないって思いませんか?
「えええええ!この世界にそんな大したことなんかないよ。棒にふるのがもったいないなんてさ。何か変な本読んだり、デタラメ言ってる人を気にしてるんじゃない?自分で気付いたこと以外はどうでもいいじゃん」





「人に教わることなんかないよ、生きてて。だって大した差はねえもん。同じじゃん。アリがアリに何か教えてるって変じゃん。お前が知ってることなら俺も知ってるよ、ぐらいでしょ。些細なことじゃん。人なんて、人だよ、みんな。僕は誰かに何かを教えようとは思わないし。教えられるとはぜったいに思わない。ただ、お互いに気付くことはあるよね」
――気付かないままのときもありますよ
「それはそれでいいじゃないか。気づかなきゃいけないことなんかない。そうなんだよ。〈こうじゃなきゃいけない〉ってことがあるという幻想を抱いているんだよね、多くの人が」
――なぜ、そうなんですかね
「楽だからじゃない?そういうほうが。みんなが共通で思うと楽じゃん」
――高校卒業、大学、会社入ってっていう暗黙のルールみたいな?
「そうそう。でもそれはそれでいいじゃん、楽をとれば。その代り楽しみが減るぜって思うけどさ」
――そこに乗っちゃえばね
「勉強して東大に行くのなんか楽じゃん。東大に行って、官僚になってさ、楽だなと思うよ。でもあんまり楽しそうじゃないんだよ。フリーターの方が楽しそうだ(笑)そのほうが目的に達成してる感じがするよ。〈毎日なんだか楽しいっす〉みたいな。おぉぉ!目的達成したじゃん!お前の夢叶ったじゃん!(笑)」





――フリーターみたいな生き方はイカン!とよく言われますけど。
「そう言うヤツはさ、自分に何かを与えてくれないからそう言うんだよ。そういう若者が奉仕してくれないから」
――税金納めない、とかね
「うん、だから怒るんだ。もっと、おれのために何かしろ、って思ってるんだ、きっと。だって本気でフリーターたちの人生考えて心配してる言葉じゃないじゃん。愛して言ってる言葉じゃない。『けしからん。俺のためにもっと働け!』って言ってるようにしか聞こえないよ」





「僕、一人は好きだよ。寂しいのはイヤだけど。一人は寂しくないもん。寂しいっていうのは、人と人との関係の中で起きることだから。一人ぼっちってよく言うけど、一人っていうのはちっとも寂しいことじゃないんだ」
――そういう場所がなかったら?
「一人でいるんじゃない?(笑)一人が嫌だからって、好きでもない人と無理矢理あったりはしないってことだよ」







「僕はアナーキーが一番だと思うよ。でも、アナーキーには一つだけ条件があるの。それはね〈いい人であろう〉とすること。すごく漠然とだよ。漠然と〈いい人であろう〉という意志。漠然と〈優しくしよう〉っていう意志。その人の実力とか、その日の気分とかで出来ない時もあるけど、〈いい人でいたいなぁ〉〈優しくしたいなぁ〉と思う気持ち。それだけは持っておくことなんだ。〈人に迷惑をかけないようにしよう〉とかさ。それさえあればさ、あとはアナーキーでいいと思うの。自由でいいの」






――そのアナーキーの条件をもってない人とはアナーキーなことできませんよね
「うん。そういう人とはバンドやらないほうがいいね(笑)」

「学校なんてさ、算数とか社会科を覚える場所じゃなくて、嫌いなヤツとケンカしないでケンカしないで暮らすやり方を覚える場所じゃん。いざこざを起こさないで。そういう意味では役に立ったぜ。そういったいろんな経験して大人になるとさ、自分と仲良しとうまいこと集まって、楽しい場所を作っていけるんだ。子供の頃は一つの教室に収められたけど、大人になったらその場を自分で作れる。それが大人だと思うよ。大きくなってもそうやって、収められたところにいたっていいけどさ、いつまで子供でいるんだよ。楽しいか?って」





「自分で感じる〈普通〉でいいんだよ。べつに人に合わせなくても。〈俺、普通じゃん〉って思えることが、ともすれば傲慢である時もあるんだよ?これが〈俺の普通だ〉ってことで、やっちまう傲慢さを感じないこともない。だから気を使うじゃん。人に迷惑かけないように。俺は普通だと思うよ。だから俺やるよ。でも気付いたらそれは迷惑かけてるかもしれないってことは時々気にする。そういうしょぼくれたところもあるよ、ちゃんと」




「ステージ上であったり、演奏してる瞬間は、気を使う場所じゃないじゃん?そこは完全に自分を許していい瞬間なんだよ。まず、自分が自分を許せるよね、そういう場所があるじゃないか。それは僕らにとっては演奏してる時だよ。たとえばさ、山の手線乗ってたらさ、やっぱり気を使うじゃない」


――お互いが許せる場所をどこかに持ってると
「これも幻想かもしれないよ。でもね、僕は幸せな気持ちになれるんだ。そしてそんな場所は、みんな同じように持ってるんだよ」












真島昌利

「理屈で考えても、いろんなことがつまらなくなるじゃない?理屈で考えて面白いこともあるんだけどさ。楽しければなんかあやふやで、もやもやっとしてていいんだよ。〈今、俺はなんで楽しいんだろう?〉そんなふうに突き詰めて考えたってどんどん楽しくなくなっていくよ」








コメント

stereo
No.97 (2018/08/01 10:04)
ロックンロールをお茶の間に届けることができたのは、ヒロト、いやブルーハーツの功績だと思います。
(ヒロトだけでは世間受けは難しかった。そういう意味では、「ロックの神様に感謝」というよりも「マーシーに感謝」なんですよね。)

よい議論(会話)ができて、本当に良かったです。
ありがとうございます。

この記事を、多くの人、それもブルーハーツが好きな人に読んでもらいたいです。
なぜなら、「ヒロトって、歌詞のイメージとは、どうやら違うらしいぞ」って気が付く人が増えれば、ヒロト氏がペテン師であり続ける必要が無くなるからです。
「あなたがペテン師だってこと、もう俺達昔から知ってるんだぜ!」っていう状態になれば、今まで誰にも見せた事が無い、ヒロトに出会える可能性が出てくるからです。

一般大衆が「外的価値観の奴隷」であれば、ヒロトは「内的価値観(ロック)の奴隷」です。
本人も「夢に見張られている」と言っています。

ペテン師である必要が無くなり、ロックンロールからも自由なヒロトを見てみたい。(おこがましいかもしれませんが)
そのとき氏が、何を語るのか、興味に尽きません。
キミタケ
No.98 (2018/08/27 05:33)
僕も甲本ヒロトの大ファンです。個人的にこのようなブログのまとめ方はよろしくないと思います。原文ではもっと軽いトーンでインタビューが進んでいると感じたからです。このブログのまとめ方は、ヒロトのインタビューの核となっている箇所を抜き出すことに成功しているとは思いますが、インタビューの雰囲気やトーンは完全に捨象されてしまっています。
おいなりちゃん (著者)
No.99 (2018/08/29 20:53)
>>98
>>98
はい。もちろんその通りです。雰囲気やトーンは原文を読むのがいちばんです。そのうえで、このカタチになっています。というのも、雑誌に掲載されている原文をそのまま載せることはできないからです。
提案としてもう一つの方法としては、ニュアンスができるだけ伝わるように前後の文章も書く、といったことになると思います。すると文量が増えます。
私はこれらの言葉を甲本ヒロトを知らない人たちにこそ知って欲しいと思いました。ファンの界隈だけが知っているのには惜しく、とくにロックに興味がない少年少女にも届く普遍的な話だと思ったからです。ニコニコのプラットフォーム... 全文表示
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