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「ズートピア」童貞がデートで失敗しないために映画を検証するブログ

2016/05/13 10:50 投稿

コメント:46

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童貞がデートで失敗しないために映画を検証するブログ






ジュディは田舎に住む女の子。ウサギはにんじんを育てて売っていればそれで幸せなんだよ、という親の教えに疑問を持っています。ズートピアは都会で、何りたいものになれる自由がある町です。大人になって警官になったジュディはズートピアへ配属されます。そこで怪しいキツネと出会います。同時にズートピアでは行方不明事件が多発していました。










ズートピア非常に面白かったです。




デートはこれを観ましょう!




ツイッターでは「ジェンダーがー」「差別がー」と良く出来ている!凄い!と褒められているのをたくさん見ました。

それは、私も感じました。もちろんです。

しかし、そんなこたあああどーでもいいと放り投げてしまいましょう。


ただ本当に凄く「面白い!」のです。


もちろん。性に対して問題意識を持って描いているから面白いと言えます。

例えば、メグライアンとヒュージャックマンの映画「ニューヨークの恋人」があります。
中世の貴族であるヒュージャックマンが現代にタイムスリップしてメグライアンと惹かれう物語です。




このブロマガを読みに来ている全ての童貞たちは関係ないと想うので(いや、私にも関係ないのですが)、ラストだけ書いてしまいます。
キャリアウーマンだったメグライアンは現代を捨てて彼を追って中世の時代で一緒に暮らすことを選択します。

私は先日観たのですが映画自体は面白かったのです。このメグライアンの選択に関しては興味深いなと思いました。



当時はこの選択が面白かった。
女性が自分を削って仕事を続けることに関して社会的に「そうじゃないんじゃないか?」と回答が用意しなければ!と感じたのだと思います。監督や製作人は察知してこの物語を採用したはずです。
時代の先端だったのだと思います。

しかし、女性が仕事を辞めて男性の元にいくというのは、今の時代にやるとなかなか面白くはありません。





時代が求める回答と違っているからだと思います。


例えば「アナと雪の女王」では、これが凄いなと思ったのですが、姉妹の愛で救われるって話です。
ディズニーの築いた物語の黄金律として「王子」が身分の低い女性を好きになる物語が王道です。
アナ雪ではそもそも、男が木こりなんです。王子じゃない一般市民です。




イマドキ、王子なんていねーよ!ってことでしょうか。

そして、ラストです。アナはピンチになってしまいます。本物の愛だけがアナを救う方法だと言われています。
なんと男は彼女のピンチに間に合いません。なんということでしょう。アナのおねえちゃんの愛によってアナは命をとりとめます。
男って必要ねえーってことでしょうか。たしかに、男なんてクズなので、あわわバレてしまったか、という感じです私たちは…チーン。。。



(構図から伝わってくる男の小市民感よ…)


「ニューヨークの恋人」のラストの着地よりも、「アナと雪の女王」の着地の方が面白いと思いました。


そうだよね、これからの女性の生き方ってこっちだよね。という回答をしたからだと思います。


このように性の問題や性差をうまく描かれると面白いと感じるんですね。
古い感覚ではなく、新しい今っぽい感覚を描いているからです。







で、「ズートピア」はそれに関していうとやはり面白かったです。

アナ雪の示した回答のさらに先の回答を描きました。

それは劇中のセリフで暗示されています。
映画が始まって30分ほど経った頃でしょうか。
ジュディは町で起こっている行方不明事件を捜査したいと思っているのですが、上司に「お前は駐車違反をやっとれ」と言われます。
(まさか「逮捕しちゃうぞ」展開になるのか!と想いました。)



納得できないジュディは反論します。すると、上司は言います。


「受け入れろ。ありのままにな」



つまり、「アナと雪の女王」によって「ありのままじゃねえーんだよ!(海外だと「レディゴーじゃねえよ!」)という世界中から買った反感に対して、
大丈夫きみたちの思いも今回はくみ取るからさ、ということです。

このセリフをジョークではなく真剣な場面で真剣に入れているということは、アナ雪のさらに先の回答をしますよ、という宣言です。

ディズニーこんなキレッキレだったっけか。と想うほどです。






このように性の問題や差別のこともテーマとしてぶち込んでるし、面白いです。



とはいえ、私が面白かったのはそこよりも、シナリオが真っ当にすんげええええ面白いなと思ったことです。

幼いジュディは親から「この街でニンジンを作っていれば、幸せだぞ」と言われています。
ジュディはそんなのは嫌なので、都会のズートピアに行けば自分の人生が開けるものと考えます。




しかし、来てみれば、孤独でした。友達も知り合いもいないし。仕事はなんかやりたいことやれないし。部屋は壁の薄いアパートだし。
ジュディはそっとスマホを眺めます。すると、親から電話がかかってきます。
「ジュディ元気ー??」
うんー!!元気だよー!!最高!みんな親切だし。もう友達できちゃった!

なんて言ってしまうのです。。。おお…ジュディ…。

こういう事って世界共通なんですね…。




もう一点。

皮肉屋のキツネと出会ったジュディは仲悪いながらも一緒に行方不明事件を捜査していきます。
その展開が、アツイ!と想いました。




例えば、事件のあるヒミツを突き止めます。
ジュディは警察を呼びます。警察の中での汚名を返上させようとします。
証拠現場へ連れて行くと証拠がなくなっているのです。

上司は怒ります。
警察のバッジを返せ!と言われます。




ジュディにとってズートピアは幼い頃から憧れた町で、
何かが手に入ると思って来たのに、すべてを失ってしまいます。


ズートピアで落ちこぼれてしまったジュディとキツネ。


この2人の怒涛の巻き返しよ!


ワクワクするとはこのことか!と。
ズートピアの王道展開を今ハリウッド実写ですらもうやっていないんじゃないか?(使いすぎたのかも)。非常に面白かったです。




大人も子供も若者も全員がこんな高いレベルで満足できる普遍性あるシナリオってあるんだ!作れるんだ!?
ディズニー凄いなと思いました。

ピクサーのジョンラセターが入ってからのディズニーの無敵感は凄いものがあるとは思っていました。
今回の「ズートピア」はピクサーの先を行ったと思いました。



デートでぜったいに外しません!


非常に面白かったです。


コメント

おいなりちゃん (著者)
No.46 (2016/05/20 15:05)
>>15
>結論:男なんていらねぇ って物語が増えてるってのは確かに感じる。マレフィセントとかもそうだし。時代の求めに応えてるってやつなんですかね。

マレフィセントはまだ観ていないのですがそうなのですか。
ハリウッド映画が同時多発的に男女の対等な協力体制を描いてる気がします。例えば、マッドマックス怒りのデスロードもスターウォーズも若い男女が協力して襲い来る敵に立ち向かっています。大きなタイトルシリーズがそれをやることには大きな意味を感じます。(ターミネーター新作もそういう感じでした。これを含めていいかわかりませんが)
Nephilim
No.47 (2016/05/20 16:56)
>>44
 日本の中でもそれだけの問題があるのに、アメリカの国土は日本の何倍? アメリカの人口は日本の何倍?

 分母がデカけりゃ分子もデカい。
 何にせよ、東洋のちっぽけな国土に逼塞している俺たちと比べて、問題の大きさも、それを是正しようとする運動も、何もかもがスケールが違う。

 このズートピアだって宮崎駿先生クラスのクリエイターがチーム組んで作り上げてるんだから。
 で、大人の鑑賞にも耐えられる骨太のストーリーや、映画ファンならクスリと笑う小ネタが、二足歩行アニマルズによって華麗に表現されてる。
 良くも悪くも、アメリカは大国よ。
おいなりちゃん (著者)
No.48 (2016/05/20 18:33)
>>47
ご指摘通り私は映画を観始めてアメリカの世界を捉えているスケールに驚きました。
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