私は、昭和40年10月、広島県福山市に生まれた。
父はサラリーマン、母は専業主婦。
5歳上の姉は、私の小学校入学式の式典で、生徒会長の挨拶を壇上からし、姉から優等生という印象を受けた。
そんな4人家族で育った。
先日、その広島県福山市に実に36年ぶりに、仕事で呼んでいただき、伺った。
東京からのぞみ新幹線で約3時間半、岡山駅の次が福山駅である。
1分の狂いもなく新幹線は福山駅に着くと、その北口にはすぐ福山城がある。
以前、小学校の時に、ナップザックを背負って、遠足で来た覚えがある。皆のナップザックは紺色で少しだけ格好良かったが、私のナップザックは旧バージョンで、色もあせ、姉の名前の部分のマジックで書かれた背面も、縦に2本の線を引いただけで、その横に“力”と安易に書かれていたナップザックは、小さいながらもとても恥ずかしい気持ちでいっぱいであった。
他の人と違うこと、違う
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