黒薔薇Pの思ったこと書いていくよブロマガ

MacPro(Mid2010)へQuadro K4000導入 奮闘記(追記あり)

2019/01/12 22:38 投稿

  • タグ:
  • 機材
  • Mac

今回はMMDとは全く関係のない機材ネタです。

タイトル通り所有するMacPro(Mid2010)nvidia Quadro K4000(EFI非対応、Windows用)を導入したのですが、厄介なことが多く(下記追記をご覧下さい)気力消耗。発散の場所が欲しかったので、ここに吐き出します笑




1. MacPro導入の経緯について
せっかくなので経緯からです。
今から2, 3年前、ゆきP最初のPCはWindowsのノート(グラフィックカード非搭載)で、それで楽曲制作をしていました(この時点ではMMDノータッチ)。また今までWindows機しか触れたことがないので、Macというブランドに憧れを抱いていました。
理由としては、楽曲制作やphoto、映像などの様々なジャンルのクリエイターにMacユーザーが多かったこと。そして実際、音楽をやるにはMacの方が優れていると感じることがあったからです(ドライバが不要。Apogee SymphonyやMetric Halo、またplugin自体がMacのみ対応など)。使用しているProToolsとの親和性も、Macの方が高い印象を受けました。


そして2017年11月。ノートの処理能力に限界を感じ、どうせ家でしか使わないのでメインマシンをデスクトップにする決断をします。そこで記の誘惑が襲ってきた訳です。

ですがMac製品を買うにあたっての最大のハードルは、初期投資(普通に高い)
当時はiMacが欲しかったのですが、満足するスペックへCTOすると困惑する値段。そこで...

"高すぎだろ(怒)。もういいッ!
iMacフルスペック凌駕するPC組んだるわ、安くなッ!"

ってことで、自分の好きな組み合わせで構成できる尚且つ、Mac製品と比べ安価に作れる自作PCを選択しました。
この判断は間違っていませんでした。楽曲制作は進み、またWindowsであったためこうしてMMDに触れることができたんですから。


そんな満足がいく日々を過ごしていたある日。ひょんなことから旧MacPro(シルバータワーモデル)の存在を知ります。そしてヤフオク等で安価取引されていることも。

はい、Mac欲再燃しました笑

周辺機器は揃っているので、iMacよりも今の環境に適していたのも拍車をかけました。そしてその時にオークションで流れていたMid 2010 4コアのモデルを購入したのでした。





2. 現代で使えるレベルになるまで、とりあえずカスタム

Mid 2010を買ったのは良いのですが、如何せん8年程前のモデル初期構成ではさすがに現代の処理はキツそう。そこで...

・CPU:2.8GHz x 4コア → 3.46GHz x 6コア(X5690)
・Memory:20GB 1066MHz DDR3 → 48GB(16GB x 3枚) 1333MHz DDR3
・OS起動storage:500GB HDD → Sandisk Ultra 3D 256GB with OWC Accelsior + HDD追加
・Inateck USB3.0カード追加
・OS X Mavericks から macOS Sierraへ

を施し、使うには不満のないスペックへとチェンジ。
グラフィックを変更しなかったのは、EFI対応だと選べるモデルが少ない。そして映像編集はWindowsで済ませているので問題なかったからです。あと高い。

上記で変更のないまま、トラブルもなくしばらく使用していました。





3. Quadroという選択肢

ようやくここまでたどり着きました。最近になってMacでも静止画や簡単な動画編集をするようになり、また資金的な余裕もできてきたのでグラボを変えようか、となりました。ですが現実的なEFI対応ですと

・Quadro K5000 for Mac
・Quadro 4000 for Mac
・Radeon HD 7950 for Mac
・MacVidCard.com
・オクで流れている各種EFI書き換えカード

これぐらいしかありません。
まず安全面から一番下は却下。まず個人取引であること。そして何よりプログラミング知識のある方や業者さんの出品だったらまだ良いのですが、見よう見まねの素人書き換えの出品も紛れている可能性があると思ったからです。

そして消去法で消えるのが、MacVidCard.comとRadeon HD 7950。ゆきPのマシンはあくまでも、今年発表となっているMacPro 2019までの繋ぎとしているので、高額な出費は避けたい(MacVidCardの信頼性は高いですが)。 そしてCUDA処理の速さを体験してみたかったのでRadeonは除外。

そして残ったのがQuadroシリーズ。高いよぉ...。
そこでもう一つの選択肢を検討します。

Windows用カードをそのまま使うことです。

GeForce GTX Titan, 700, 900, 1000番代シリーズが先駆者たちによって動作確認が取れています。現実的な選択肢はGTX 980GTX 1060あたりでしょうか。

ここで問題になってくるのが、EFI非対応のためリンゴが見れないことと、補助電源です。前者はまだ良しとしましょう。必要なら純正カードに挿し直せば良いだけです。問題は後者。Macのデフォルトの補助電源ケーブルは6Pin1本。GTX 980は6Pin2本が必要になります。もう一本買わなければならない。

追記(1月14日):GTX 1070やRadeon RXシリーズ等の8Pin製品の場合、もっと厄介なことになります。6Pin to 8Pinの変換ケーブルが追加で必要であったり、補助電源が1本で補えない程の高消費である場合、6Pinを1本追加 + 2 x 6Pin to 1 x 8Pinの変換も求められます(MacProの6Pin1本で補える電力は75W。PCIで75Wですので、理論上消費電力225Wまでの製品なら対応できるそうです)。

最終的に検討できたのは6Pin x 1GTX 1060 6GBになりました。これをしばらくオクで監視していたのですが...、ここで気付きます。

Quadro K4000が安くなっていることに。

K4000はかなり名の知れたGPUですが、もう過去のお話。ですが...

Quadroは腐ってもQuadroです。

10bitカラーや3D描写の強さはもちろん、何より省電力。MacProの年齢を考えれば嬉しいポイントです。


悩みました、かなり悩みました。結果...、K4000を買いました。





4. nvidia導入までにしておくべき準備

ゆきPはSierra 10.12.6ですが、導入方法に不安があったのでテスト用で入れてあるHigh Sierra 10.13.6で試すことにします。
Macでnvidia製品を使用するには、nvidia web driver(Kepler以降は恐らく必須?)CUDA driver(導入後でも可)が必要です。そこでそれぞれ収集しに行くことに。


これが入り口でした(もうすでにnvidiaにした時点で始まっていたのかもしれませんが)


CUDAは簡単にdownloadできました。一種類しかないので。
問題は、nvidia web driver。macOSビルトに合致したものをdownloadしなければならないのでサブのを確認します。"17G66"だったので、それを探しました。


...ない。


試しに近い"17G65"をdownloadし展開するも、"OSバージョンが違うからダメだよ"的な警告が出て開けない...。不安を感じAppleサイトでOSのビルトを見てみる。

..."17G66"ない。

"High Sierra 10.13.6 → 17G65"という表記のみ。
それに"High Sierra 17G66"で検索してもGoogle先生のヒットは、日本語圏なし18件のみ。


終わったと思いました。完全にゆきPはパニックに。
メインのSierraは極力弄りたくないし、何としてでもHigh Sierra環境じゃないとダメ。しかし今からdownloadできるのがよくわからないビルトのみ...。

ですがここで思い出します。

OS X El Capitanを後から入れようとしたら、以前のバージョンはインストールできないとダメだった時のことを。そして気付きます。

逆をすれば良いんだ。





5. High Sierra 10.13.2のインストーラーを探す

10.13.2のインストーラーを公開してくれているサイトを探しましたが、日本語圏では全く有益なヒットはなし...。仕方なく海外のフォーラムを渡り歩くことに。

そして探し始めて1時間弱。ようやく発見ッ!(なぜかAvidフォーラムに転がってました)
早速10.13.6が入っているHDDをフォーマットし、10.13.2をインストールする。それから恐る恐る持ってきたビルト合致のdriverを展開。うまくいってくれた様でインストールに成功ッ!

追記(1月16日):先ほどSierra 10.12.6起動時に"nvidia driver manager"を開いたところ、"nvidia web driver"ではなく、"OS X Default Graphics Driver"で動いていることが判明。
試しにK4000を挿しっぱなしで、この記事で入れた"nvidia web driver"をアンインストール・再起動したところ、問題なくK4000から映像が出ています。
K4000のKはKepler。つまりKepler世代は、Sierra 10.12.6のOS標準driverで動くため、"nvidia web driver"は必要なしということですね(サブのHigh SierraやMojaveでも確認してきました。動きます)
ということは今後、OSアップグレードの度に、カードを入れ替える必要もないということ。
楽だと分かった一方で、時間を無駄にしてしまった...
無知だった自分を呪いたい。

そして...




やったぜ...。

確認が取れたのでメインのSierraに戻り、同様にインストールして...



やったぜええええええぇぇぇぇぇッ!!!

概ね今の所は安定動作しています。youtubeで1080p 60fpsをフルディスプレイで再生するとHD5770の時はカクついてたのが、K4000では問題なし。ProTools側でのビデオ再生も問題ありませんでした。
追記(1月16日):ベンチマーク等を上げる予定はありません。あくまで個人の使用で性能向上を体験できればそれで良いので(快適に作業できるスペックであれば、ゆきPはそれで満足)
そういう意味ではGTX 1060 6GB以降を選択された方が、圧倒的に性能も良いはずです。

ストレス発散できました。ありがとうございます笑
ネット上でK4000の動作報告は見つけられなかったので、それの報告も合わせてでした。
ちなみにEFI情報を取得できないからか、PCIのファンが高回転で回るのでMacs Fan Controlでマニュアル制御しています(酷使しているわけでもなく、ただうるさいだけなので)。

以上ですッ! ではッ!(疲れました)



追記1(1月14日) : OSビルトが公式サイトに載っていないバージョンが、インストールされた謎が解けません。Appleの記載漏れだと思いたいのですが...。
再downloadしてインストールしても、ビルトが"17G65"に変わるとは思えなかったので、実行はしていません。
詳しい方がいれば教えていただけるとありがたいです。


追記2(3月25日) : macOS Mojave 10.14.2でも認識することを確認しました。ですがMojaveではnvidiaのドライバーが配布されていません(Appleが配布を認可しない模様)
ですので安定動作は保証できません。パフォーマンス低下も考えられます。
macでnvidia製品を使用する場合は、macOS High Sierraで止めるのが無難でしょう。
まぁ今のAppleの戦略と言いますか、流れに背いてる形なので致し方ないですね。






コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事