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海月くらげのオススメ! 第3回 「アクメツ」

2013/02/04 01:10 投稿

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 さぁ、いつの間にやら2月に入っておりました。
 漫画喫茶974のオーナー、海月くらげでございます。

 学生さんたちは、進級・進学・就職などの新生活への準備のラストスパートの時期でしょうか。
 社会人さんたちは、新年度前の繁忙期に突入し始める頃でしょう。
 みなさん、どうか「選択」は後悔の無いようになさってくださいまし。

 さて、今回は第3回。
 紹介させていただく作品は、「アクメツ」です。

アクメツ/田畑由秋・余湖裕輝/秋田書店/少年チャンピオンコミックス

 2013年2月現在、こちらの作品はすでに完結しております。
 私がこの作品に出会った当時にまず思ったことは、
「これは必ず途中で打ち切られる。間違いない」
 でした。

 なぜそう思ったか、理由は単純です。
 内容が非常に「ヨロシクナイ」からです。
 その「ヨロシクナイ」ストーリーですが……みなさまもご存じのとおり、今の世の中では、いかなる理由があっても「人が人を殺めること」は最大の禁忌です。
 しかしこの作品では、主人公が「アクメツ」と名乗り、「悪を滅する」という名目で次から次へと政治家たちを惨殺していくというバイオレンスなもの。
 作品の作画クオリティが高く、殺される対象も実在しそうなキャラクターデザインだったりと、描写が生々しく「少年誌」で連載するにはハードルが高いと感じました。

 ところが私の予想に反して、全162話、全18巻でこの作品は完走しました。
 もう見事としかいいようがありません。
 3大週刊少年誌ではおそらく連載すらできなかったでしょう。

↑ソク読みサイト(http://sokuyomi.jp/)で「アクメツ」で検索すると試し読みができますよ!

 通常、「悪」の定義とは様々な観点により異なるものですが、アクメツの示す悪とは、あくまで「アクメツが悪と認定したもの」という、まさに独断と偏見。
 アクメツは特殊能力のひとつである「同時に様々な場所に存在できる能力」で、裏付けを取った悪事をネタに、次から次へと政治家たちを滅していく。
 そして、今の世の中に不満を持っている人々が、徐々にアクメツの行動を支持するようになっていく……と、現代社会における人心の動向など、妙にリアルで怖いです。

 政治家の方には、恐怖を覚えていただく意味でも一度読んでいただきたいですね。
 政治評論家や、コメンテータの方にも読んで欲しいです。
 逆に物事を多角的に考えることができない、ちょっと危険な若い方にはオススメできない作品でもありますね。

 決して、アクメツの真似をしてはいけません。
 全てを投げ打って、全ての責を負うつもりで真似をしても、今の世の中ではそれが悪でしかないのですから。


次回、第4回は「大東京トイボックス」をご紹介いたします。



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