ジュノーム のコメント

ジュノーム
No.1 (2014/06/12 15:49)
現実政治の側面を強調しているようですが、法律的な議論を軽視すると、やがて現実政治の方にも跳ね返ってきますよ。

日本国憲法との関係で言えば、安倍首相が言っておられる事例などは政策的な話なので、まずはその前に憲法第9条の文言や政府解釈と集団的自衛権の照らし合わせ、つまり法律論をやっていただかなければ、賛成も反対も出来ません。最近の国会質疑は政策的な議論しかなく、議論の次元が外れているので、国民の側としては判断する材料に乏しいんですね。

国際法の問題では、集団的自衛権の行使要件は国際法上極めて厳しいので、大国は事実上この概念を無視して行動しています。米国は裁判(ニカラグア事件判決)を途中でフケましたね。日本もせっかく行使可能になっても、実際に行使するためには国際法を破らなければ、自衛隊を実効的に動かすのは難しいでしょう。捕鯨判決で負けた手前で何ですが、「国際法を破ることになるでしょうが他国と一緒に戦争していいですか」と正面から本音を言うべきです。

ちなみに、在外邦人が攻撃を受けた場合は「外交的保護権」の問題になり、集団的自衛権の問題にはなりません。日本の国旗を掲げる公船が攻撃された場合は個別的自衛権の問題になります。集団的自衛権に焦点が当たっていますが、その他の法制度を失念してこの問題を論じるのは賢明とは言えません。

現実政治の話は言い尽くされているのでひとつだけ。イラク戦争には英国と、特にスペインが積極的な役割を果たしました。その後、両国の首都で何があったかを覚えておられると思います。安倍首相の政策で日本国内に多くの外国人を受け入れることになりますが、さてどうなるでしょうか。

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