昨日の「ゴー宣道場」は主に宮台真司・東浩紀両氏の
人柄の面白さで楽しめた回だった。
最近はキャラが立つという言い方をするが、人柄は重要である。
『大東亜論』でも頭山満と同時代の思想家・論客は、
主張が完全に同一になっていたわけではない。
人柄で繋がっていたのだ。
考え方の同調圧力に屈せずに、人柄で繋がって、
相手から学ぶというやり方が出来るかどうか、そこが試される。
わしと宮台氏、東氏の考え方がどこで齟齬が出るかは、
もうわかっている。
そこは何度でも論争を繰り返しながら、どちらかが悟るのを
待つしかない。
わしは彼らとの考えの違いをどこまで縮められるかを
模索して思想するから、高森氏が原理的に
踏みとどまってくれるのは助かる。
これも想定内の役割分担で、高森氏もわしとの関係性で、
ずいぶん思考が柔軟になったと思う。
つまり高森氏はネトウヨ的原理主義者ではない。
原理主義では思想は出来ない。
と言っても、妥協に次ぐ妥協で、真実から遠のくようでは
話にならない。
見たいことしか見ない、見たくないものは見ないという
『新戦争論1』に描いた「日系ブラジル人『勝ち組』が
信じたい情報」のような悲劇は避けよう。
あくまでも真実を直視する勇気は持っていたい。
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