『大東亜論』の2巻を締めくくりたいが、そのためには
3巻の筋立てのおおよそを見当つけておかねばならない。
そこで現在4冊の本を同時並行で読んでいるが、
3巻で登場させる植木枝盛は、明文化された憲法の必要性
を説いたのだから、ルソーと全く同じ思想ではないと
分かってますます好きになった。
「自由の精神なく独立の気象なく政府に依頼し政府を
恐怖し政府の命令とあれば是となく非もなくへーへー
はいはいひたすらこれに従って言うべき事も言いもせず
論ずべき事も論じもせず怒るに怒らず怨むに怨まず
卑屈の奴隷に甘んじてここに満足する人民等はこれは
国家の良民ではない、ほんに国家の死民でござる」
これで22歳なんだから、明治初期の言論人のレベルは
今よりかなり高い。
今のメディア関係者はまさに「死民」!
自称保守言論人も、リベラル言論人も「死民」!
「死民」だらけだな。
福沢諭吉も中江兆民も勉強せねばならないから、
もっと読書する時間を作らねばならない。
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