安倍首相がバンドン会議で、日本の侵略行為に対し、
「深く反省」していると表明したが、「おわび」の
言葉はなかったそうだ。
政治的にはそれでいいと思う。
「反省」だけでは足りない、「謝罪」もしろというのは、
執拗すぎる。
平和条約を結んだあとなのに、永久に「謝罪」しろと
言われるのは正直うんざりするし、全然、建設的ではない。
政治の世界では、「反省」を口にしただけでも謙虚すぎる
くらいで、一国民であるわしは反省すらしない。
帝国主義の時代には、侵略も植民地支配も
善悪の基準では行われていない。
イギリスは清国にアヘンを売って、人民を退廃させ、
銀を吸い上げた。
これが原因でアヘン戦争が起こったが、イギリスは
清国を打ち負かし、香港島を占領した。
まったく無茶苦茶である。
イギリスは毎年、中国に対して「反省」と「謝罪」を
繰り返してはいないし、中国もイギリスには
「反省」も「謝罪」も要求してはいない。
中韓が日本にだけ「謝罪」を要求するのは、
「中華思想」の影響だろう。
アヘン戦争の結果を見た日本の幕末の志士たちは、
日本の近代化が必要だと悟り、明治維新を起こした。
ペリー来襲から大東亜戦争までは日本の運命である。
安倍首相のように「深く反省」していたら、靖国神社の
英霊を「顕彰」することが出来ない。
どういう意図で真榊を奉じたのかわからない。
だが、大東亜戦争に負けたことについて、わしは当時を
生きた国民ではないにしても、「反省」をしている。
朝鮮併合の道義的側面も、支那事変の泥沼化も
「反省」している。
これは戦前からの連続性を持った国民として、
日本が失敗したことについての「反省」である。
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