大島優子が最後の劇場公演を終え、卒業した。
わしがAKB48で最も夢中になったメンバーだった。
テレビとニコ生の両方を見ていたが、
高橋みなみが「卒業しても親友になってくれ」と言ったら、
優子は「いやです」と答えた。
たかみなの動揺をたっぷり味わってから、
「戦友でいたい」と言った。
なんという上手さ!
優子はメンバーとの会話の予定調和を崩すのが
実に上手い。
優子の次の言葉を聞いて、わしは震撼した。
「普通の女の子を応援してくれてありがとうございます。」
「普通の女の子が夢を見ていいんですよね?」
なんという客観性!
なんという頭の良さ!
優子はAKBでの自分の人気を過信して、
自分自身の等身大を肥大化させ、大物ぶることがない。
実のところ、優子はこれほどの頭の良さがあれば、
女優として、芸能人として、一人でなんとかやっていけると思う。
しかし今までにAKBグループのメンバーで、
自分を「普通の女の子」と表現した子がいただろうか?
AKBの頂点に上り詰めてなお、
「普通の女の子」と自称するからカッコいいのだが。
しかし『ヘビーローテーション』を泣きながら聴くのは
初めてだった。
大島優子ちゃん、卒業おめでとう。
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