ジーツーという雑誌で『マンガ嫌韓流』の山野車輪と
安田浩一の対談を読んだ。
「在日特権があるかないか」という話になれば、
安田浩一に敵う者はいまい。
山野車輪は徹底的に論破されている。
在日特権はあるということにしておかねば、
山野車輪があの漫画を描いた意味もなくなるし、
在特会が運動する意味もなくなってしまう。
だから安田浩一氏の「在日特権などない」という主張は、
できるだけ普及させた方がいい。
この『嫌韓流』が出たとき、『戦争論』に似ていると
言われて不愉快でしょうがなかった。
似ているのはナショナリズム肯定だけで、
テーマの複雑さや意義はまったく違う。
ネットの中の嫌韓カルト言説を集めて漫画にするって、
作家性はどうなるんだ?
当時、わしは「週刊金曜日」のインタビューに応えて、
『嫌韓流』を批判した。
だが山野自身がわしの影響を受けたと言っている。
それなら言うが、『差別論』は読んだのだろうか?
影響を受けなかったのだろうか?
さらに『戦争論』のテーマは「個と公」であることが
読解できたのだろうか?
「戦争論」執筆時はまだ説明が未熟だが、342pに
「国のために部落差別なんてあっちゃいけない」と
書いている。
わしは『差別論』の著者だから、在日差別だって
あっちゃいけないと考えるのは当然だ。
さて、明日の「ゴー宣道場」は、どんな展開になるだろうか?
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