「アンネの日記」破損容疑者が逮捕された。
犯行を認め始めているが、支離滅裂なことを言ってるらしい。
30代の無職男だから、元々、精神状態のおかしな奴が、
ネットを見ていたら、ユダヤ人陰謀論に当たり、
「アンネの日記」に対する敵意を育てたのではないか?
ネットを見ていれば、排外主義のサイトに当たって、
ネット右翼になるのが流行しているが、
これはもう覚醒剤を吸引したようなものである。
この事件でまっ先に流布されたのは、「在日」の反日謀略説だった。
韓国政府からの指示が濃厚とか言ってる連中もいた。
そういう見解を公然と主張していたのは、ネット右翼だけではない。
自称保守の極右メディアでも、
韓国人・朝鮮人の陰謀論が平然と語られていた。
中国・韓国の謀略機関だと「確信する」とまで言った馬鹿もいた。
政治家までが、そんなことを言っていた。
日本人に反ユダヤ主義の浸透があるかのように見せて、
日本の国際的なイメージを貶めようとする中国・韓国の
謀略だと言ってる連中が、あまりにも多かった。
勝谷誠彦は、こういうときは誰が一番得するかを考えるべきだと言い、
これは支那人の組織だった犯行だと言っていた。
自称保守の極右連中は、誰もかれもが陰謀論を主張していた。
現在でも、逮捕された者は「容疑者」だから、
まだまだ事実の全貌は断言できない。
だが、公に言ってはいけないことがある。
関東大震災の直後のように、
朝鮮人が井戸に毒を盛ったと言いふらす人間になるか、
そのデマを止める人間になるか、それが問われている。
もう日本の憎韓・反中は病気である。
来月の「ゴー宣道場」では、この病因と治療の方法を考えよう。
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