仕事上、読まねばならない本が膨大にあって、
やっと読み始めたのが田中卓先生の
『愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか』
(幻冬舎新書)である。
いきなり平野国臣が「戀闕第一等の人」と称せられていたことを知り、
その短歌に感動した。
「斯くばかり
悩める君の 御こころを
休めまつれや 四方の国民」
素晴らしい!
涙が出そうだ。
現在の自称保守の中に、
ただの一人もこの感覚を持っている者はいない。
なんということだろう!
吉田松陰の手紙にある文章にも感動した。
「天照大神の神勅に
日嗣(ひつぎ)の天壌と与(とも)に窮(きはまり)無しと
これ有り候処、
神勅の相違なければ日本は未だ亡びず、
日本未だ亡びざれば正気重(かさね)て
発生の時は必ずある也、
只今の時勢に頓着するは、
神勅を疑うの罪、軽かざる也」
この一文には励まされた。
さすが松陰の尊皇心は恐るべしである。
長州出身のネトウヨ首相には、
この心が分かる日が来るのだろうか?
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