『大東亜論』の取材から戻った。
頭山満・来島恒喜・高場乱を筆頭とする
玄洋社の墓はデカかった。
幕末から明治の歴史を探る取材も大きな成果があった。
偶然出会った郷土史の研究家はわしと同年齢で、大学の同期卒、
しかもわしが学生運動まがいの行動をしてたときに、
学生会館の上から見張ってる体育会系の一人だったらしい。
上から見てたら、わしが逮捕されて行ったと言ってたが、
それは勘違いだ。
夫婦で幕末・明治の郷土史を研究し、膨大な知識を持つ人物で、
見事な書籍を発行しておられたので、購入してきた。
天神の書店で資料を探している最中にも、
声をかけてきた30代の男性がいた。
なんと、玄洋社研究の会を開催していているという。
思わず「右翼団体じゃないか?」と聞いてしまったが、
福岡で働く普通の人たちということで、
全員『大東亜論』を買っているという。
たった3日の取材を通じて、不思議な縁が出来ていく。
やるべき仕事をしているときは、天の采配があるのかもしれない。
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