AKB48紅白終了後、大島優子とじっくり話した。
あらためて思ったのは、すっごく小さい
こんなに小さかったかなと思うほどちっちゃくて、
小顔の中から大きな目がこぼれそうな感じだった。
この小柄な身体で、なぜステージでもドラマでも、
あれほどの存在感が出せるのか、不思議だった。
優子は以前ほど弾けてなくて、少し憂いを含んで、迷っているようでもあり、
そこがまたわしの心をときめかせる。
『AKB48論』でわしが卒業して女優に絞るべきではと書いてたのを
気にしてたようだから、
その後の女優活動を見てわしも考えが変わったと伝えた。
優子は演劇などのライブ活動が好きらしい。
観客のナマの反応が返ってくることが好きなら、
AKBでのパフォーマンスも意義があるし、
なにより優子が辞めるとわしのモチベーションが相当下がる。
『SPEC』や『安堂ロイド』の役について、感想を伝えた。
両方ともこの手のSFは最後まで見ると理屈だらけになって
ストーリーが破綻する。
だがそれだけに観客を見続けさせるには、「ヒキ」が必要だ。
『SPEC』でも『安堂ロイド』でも、
その「ヒキ」の役割を大島優子が見事に果たしていた。
優子は作品の中に「ざらつき」を作る。「不協和音」を奏でる。
これは作品にとって重要で、
性格俳優を目指す存在感を持っているということだ。
来年も何か企画があるようなので、優子から目が離せない。
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