よしりん師範、お体の具合はいかがですか?師範のドーパミンの噴出具合が日本のニヒリズムの突破口の一つだと捉えていますので、どうぞお大事にしてください。木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今週も執筆・編集・配信、ありがとうございます。 今回私は大いに反省せねばならないようです。前号Vol.59のコメント欄において、山本太郎氏の陛下に直接手紙を渡すという行動はその姿をマスコミ報道に晒すことで脱原発という政治目的を有利に運びたいという意味で政治利用だと断じてしまったのです。もちろん返す刀で、山本氏の政治利用の度合いは極めて可愛いものであり、それまで与党が為してきたIOC総会で高円宮妃殿下にスピーチさせて東京への五輪招致を有利にしたり、異例のルール破りで陛下と周近平を会わせたりといった政治利用ほうが遙かに悪質だと斬っておきました。しかし、ブログに紹介された門弟さんの意見や、Vol.59コメント欄での皆さんの意見を伺ううちに私も考えが変わり、山本氏の行動は純粋に後先考えず已むに已まれず起こした吉田松陰のような国士的な行動だったと思い直して後に訂正コメントしました。 訂正コメントではさらに以下のように書きました。 「ただ山本氏は訴えに行った相手である天皇陛下のことをあまり知らなかったことが問題です。恐れ多い存在であり過ぎたことと、訴えた内容ぐらいは既にご存じであった可能性が高いことです。 しかし、それでも行動を起こしたことには意味があったと思います。なぜなら、多くの日本人は原発問題もTPP問題ももう何も変わらないと半ば諦観とニヒリズムに囚われていたからです。ニヒリズムを超える行動を示して見せた山本氏は、やり方に拙さがあったとしてもある種のヒロイズムを身にまとったように感じます」 日本という重層的な共同体社会では、共同体機能が上手くいっている間はお互いが譲り合い、天災という危機に見舞われても各々が日本魂としての諦念(カミ様の怒りだからしようがない)を発揮して共同体を維持していきますが、その共同体を明らかな不正義による人災が襲ったり、長く因襲が支配していたりする場合には突破者やトリックスターが必要になります。突破者が突破したあとは「地道で頭の良い人が引き継いでいかなければならない」わけですが、明らかな不正義(地震大国日本では事故必至なのに原発導入)による人災と日本の原発ムラと米国の原発マフィアの意思による「事故後も原発維持推進」という因習支配の持続は壁として厚すぎるためか、山本太郎氏という一人の突破者の開けた穴が小さすぎると感じたのか、頭の良い人たちはニヒリズムに囚われたまま山本氏の後に続けず逆に足を引っ張っている状態なのでしょう。原発事故もTPPによる惨禍も70年前の都市空襲や原爆も自然のカミの怒りではなく他者(米国)の悪意であるため諦念や日本魂でやり過ごせるものではありません。やり過ごしてしまえば諦念は変質してニヒリズムを積み上げてしまいます。 さて、ここで頭の良い人たちが決断しやすいようにするためにはもっと広範で強力な山本氏への支持を公論として興すしかありませんが、先の参院選において東京選挙区で山本氏を当選させたわけですから既に素地はあると思います。ニヒリズムを超えられるかもしれない政界の突破者・山本太郎氏をニヒリズムに囚われながらも戦い続ける言論界の突破者・よしりん師範が(間違い部分を訂正しながら)側面から援護するのは必然であると思われます。現代日本においては芸能界のAKB48以外では失われたかに見えたマジがここにも残っていたわけですから。ゴー宣道場やライジングも公論の核として期待されるからにはこれを補佐せねばならないように思います。 米国は福をもたらす来訪神ではなく収奪を続ける邪神 na85 「ザ・神様」はいつもながら現代的解釈が面白いです。現代ならやっぱり携帯を見る見ない論争になりますよね。日本初の恐妻になったスセリと日本初の帰宅拒否を起こしたオオクニヌシの今後が非常に気になります。 甲斐性ない 男がやれば 携帯と 同じサバ折り その身に食らう na85
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よしりん師範、お体の具合はいかがですか?師範のドーパミンの噴出具合が日本のニヒリズムの突破口の一つだと捉えていますので、どうぞお大事にしてください。木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今週も執筆・編集・配信、ありがとうございます。
今回私は大いに反省せねばならないようです。前号Vol.59のコメント欄において、山本太郎氏の陛下に直接手紙を渡すという行動はその姿をマスコミ報道に晒すことで脱原発という政治目的を有利に運びたいという意味で政治利用だと断じてしまったのです。もちろん返す刀で、山本氏の政治利用の度合いは極めて可愛いものであり、それまで与党が為してきたIOC総会で高円宮妃殿下にスピーチさせて東京への五輪招致を有利にしたり、異例のルール破りで陛下と周近平を会わせたりといった政治利用ほうが遙かに悪質だと斬っておきました。しかし、ブログに紹介された門弟さんの意見や、Vol.59コメント欄での皆さんの意見を伺ううちに私も考えが変わり、山本氏の行動は純粋に後先考えず已むに已まれず起こした吉田松陰のような国士的な行動だったと思い直して後に訂正コメントしました。
訂正コメントではさらに以下のように書きました。
「ただ山本氏は訴えに行った相手である天皇陛下のことをあまり知らなかったことが問題です。恐れ多い存在であり過ぎたことと、訴えた内容ぐらいは既にご存じであった可能性が高いことです。
しかし、それでも行動を起こしたことには意味があったと思います。なぜなら、多くの日本人は原発問題もTPP問題ももう何も変わらないと半ば諦観とニヒリズムに囚われていたからです。ニヒリズムを超える行動を示して見せた山本氏は、やり方に拙さがあったとしてもある種のヒロイズムを身にまとったように感じます」
日本という重層的な共同体社会では、共同体機能が上手くいっている間はお互いが譲り合い、天災という危機に見舞われても各々が日本魂としての諦念(カミ様の怒りだからしようがない)を発揮して共同体を維持していきますが、その共同体を明らかな不正義による人災が襲ったり、長く因襲が支配していたりする場合には突破者やトリックスターが必要になります。突破者が突破したあとは「地道で頭の良い人が引き継いでいかなければならない」わけですが、明らかな不正義(地震大国日本では事故必至なのに原発導入)による人災と日本の原発ムラと米国の原発マフィアの意思による「事故後も原発維持推進」という因習支配の持続は壁として厚すぎるためか、山本太郎氏という一人の突破者の開けた穴が小さすぎると感じたのか、頭の良い人たちはニヒリズムに囚われたまま山本氏の後に続けず逆に足を引っ張っている状態なのでしょう。原発事故もTPPによる惨禍も70年前の都市空襲や原爆も自然のカミの怒りではなく他者(米国)の悪意であるため諦念や日本魂でやり過ごせるものではありません。やり過ごしてしまえば諦念は変質してニヒリズムを積み上げてしまいます。
さて、ここで頭の良い人たちが決断しやすいようにするためにはもっと広範で強力な山本氏への支持を公論として興すしかありませんが、先の参院選において東京選挙区で山本氏を当選させたわけですから既に素地はあると思います。ニヒリズムを超えられるかもしれない政界の突破者・山本太郎氏をニヒリズムに囚われながらも戦い続ける言論界の突破者・よしりん師範が(間違い部分を訂正しながら)側面から援護するのは必然であると思われます。現代日本においては芸能界のAKB48以外では失われたかに見えたマジがここにも残っていたわけですから。ゴー宣道場やライジングも公論の核として期待されるからにはこれを補佐せねばならないように思います。
米国は福をもたらす来訪神ではなく収奪を続ける邪神 na85
「ザ・神様」はいつもながら現代的解釈が面白いです。現代ならやっぱり携帯を見る見ない論争になりますよね。日本初の恐妻になったスセリと日本初の帰宅拒否を起こしたオオクニヌシの今後が非常に気になります。
甲斐性ない 男がやれば 携帯と 同じサバ折り その身に食らう na85