メッコ のコメント

タイムシフトで「歌謡曲を通して日本を語る」拝見しました。
黒の舟歌からカサブランカダンディにかけて喉の調子がぐっと走ってきましたね。
カサブランカダンディの「パントマイムを演じる」「つらい芝居を続ける」のキーワードは男女論に限らずとても重要だと思いました。
役割を選んで演じる、物語の中で生きる、という事を解体してしまったら強者も弱者も結局ニヒリズムに耐えられず人々は「ジョーカー」になるしかなくなるだろうと思うからです。
本音も建前も取っ払ったケダモノ・狂人の増加はインターネットのおかげでたくさん見ることができるようになりました。
そうならないようために豊穣かつ多層的な文化というものが人間には必要なのでしょう。

浜省の『丘の上の愛』
これは誰の視点に立った歌なのだろうと思いましたが、3人の登場人物の誰でもない。神の視点で誰かが見ている感じですが……ウーン。狂気と言われれば、ちょっと穿ち過ぎかもわかりませんが、女性を狂気へと解き放つ歌なのかなあと。富裕だけど気だるい日常生活に倦んでいる女性を「純愛」に目覚めさせ、破滅的な愛、どとーの愛(!)に導こうとしているようにも聴こえます。もしくはそんな自分の状況を慰撫して鼓舞しようと造り上げた視点なのかも。とんでもなく不幸になる可能性は高いですが。まあそれじゃ神の視点じゃなくて悪魔の視点かもしれませんね笑

No.171 6ヶ月前

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