ゴー宣ジャーナリストのナワリヌイの件は、とても考えさせられました。 昔の映画にデビット・ボウイ主演の『ジャスト・ア・ジゴロ』という作品があります。 第一次大戦後のドイツ。何かを為そうとして、何も為せずにジゴロをとなる主人公。ラスト、流れ弾に当たり無意味に死ぬのですが「若き愛国者の犠牲」としてナチスのプロパガンダに利用され、鉤十字の腕章をつけた軍服姿で党葬として送られます。生前の彼が欲していた栄誉の中で…。 真実は別にあっても、死人に口なし、本人を持ち上げているのでウィン・ウィンだろう、というのを否定する気はないのですが、それはやはりプロパガンダであって、ジャーナリズムではないと思います。何と言うか、誠実さに欠ける気がするのです。だからこそ、人生の皮肉としての映画が成り立つ訳ですから。 トッキーさんはナワリヌイの問題点をご存知だったのだから、寸評のところで、そこに触れていたらバランスの取れた記事になったと思うのですが…。 ただ今回の場合は、軟体社長さんの反論、それを受けてのともピーさんの意見等の議論やトッキーさんの意見(これはまだ続くのですね)をつぶさに読めたので、結果として良かったと思います。 ただやはり、判断を下すというのは、難しいですね。
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小林よしのりチャンネル
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ゴー宣ジャーナリストのナワリヌイの件は、とても考えさせられました。
昔の映画にデビット・ボウイ主演の『ジャスト・ア・ジゴロ』という作品があります。
第一次大戦後のドイツ。何かを為そうとして、何も為せずにジゴロをとなる主人公。ラスト、流れ弾に当たり無意味に死ぬのですが「若き愛国者の犠牲」としてナチスのプロパガンダに利用され、鉤十字の腕章をつけた軍服姿で党葬として送られます。生前の彼が欲していた栄誉の中で…。
真実は別にあっても、死人に口なし、本人を持ち上げているのでウィン・ウィンだろう、というのを否定する気はないのですが、それはやはりプロパガンダであって、ジャーナリズムではないと思います。何と言うか、誠実さに欠ける気がするのです。だからこそ、人生の皮肉としての映画が成り立つ訳ですから。
トッキーさんはナワリヌイの問題点をご存知だったのだから、寸評のところで、そこに触れていたらバランスの取れた記事になったと思うのですが…。
ただ今回の場合は、軟体社長さんの反論、それを受けてのともピーさんの意見等の議論やトッキーさんの意見(これはまだ続くのですね)をつぶさに読めたので、結果として良かったと思います。
ただやはり、判断を下すというのは、難しいですね。